JAZZ、FUSION系を中心に手持ちCD・DVDのレビューを書き綴っています。

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「ビバ!カルロス」~哀愁のギター・トリビュート

トーンセンター・レーベルのこのギター・トリビュート・シリーズ、なぜか買ってしまう。
参加ギタリストの多彩さに加え、今回はドラムがデイヴ・ウェックル。サンタナのトリビュートだからラテン色の強いものであることは想像出来る。ウェックルのラテン・ドラミングを聴きたくて買った完全なウエックル買い。
前回のスティーリー・ダン・トリビュートはこのブログでも取り上げた(記念すべき第1号記事)が、ドナルド・フェイゲンのヴォーカルパートをギターでなぞることの違和感を強く覚えた作品だった。
自分の中で、このシリーズのイメージは、レストランでBGMとして流して聴くことを想定したような曲づくり。耳ざわりは確かに良いが、どこか中途半端な印象を受ける。ライナーからもわかるように、最初に作ってあるベーシックなバンドのパートに後から別のスタジオでギターをオーバーダブしている。何だか取って付けたような印象を受ける部分はそのせいか。しかし、コルトレーン→マイルス→スティーリー・ダン、そして今回のサンタナと、このギタートリビュートシリーズはまだまだ続きそうな勢い。それだけ“売れている”ということなんでしょう。
ただ今回のサンタナ版、前回のスティーリー・ダンと比べてとても自然な感じ。初めて聴くギタリストも多く新鮮だったこともあり、とても楽しめました。スティーリー・ダン・トリビュートは曲に縛られてる感じがあったが今回のはそれが無い。やはり同じギタリストへのトリビュートということが大きいのかも。

ベーシックなバンドのメンバーは、

Percussion - Luis Conte
Bass - Abe Laboriel
Rhythm Guitar - Jeff Richman
Drums - Dave Weckl
Keyboads - Peter Wolf

カリウタ&ハスリップ組から交代したリズム陣、ラボリエル&ウエックルは珍しい組み合わせ。
ラボリエルはベーシックなプレイに徹し、ウエックルは2曲でドラムソロを叩いています(手数は少し抑え気味)。
主役のギタリスト陣の中で印象に残ったのは、サンタナが乗り移ったマイク・スターンの「オエ・コモ・バ」、あのエリック・ゲイルと勘違いしてたエリック・ゲイルズの「ジンゴー」、そしてやはりこの人だけは外せないロベン・フォードの「サルバドールにブルースを」。
サンタナがギターを弾いてないサンタナ曲集。新鮮かも。

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1. 全ては終わりぬ
SE A CABO(Jose Areas)
featuring: Vinnie Moore
どこかで聴いたことのある感じだなー。。。と思ってたら、TUBEの「あ~夏休み」に似てる。
TUBEの春畑さんはサンタナをイメージしてあの曲を作ったんじゃなかろうか。

2. 哀愁のヨーロッパ
EUROPA(Carlos Santana/Tom Coster)
featuring: Jeff Richman
サンタナといえばこの曲。本シリーズの仕掛け人&総監督のジェフ・リッチマンがギター。
今まで聴いたヨーロッパ のベストはスティーヴ・スミスのVital Informationの“East Meets West”でのライヴ。マイク・ミラーのギターソロに絡むスティーヴ・スミスが最高でした。
今回のテイクは普通です。

3. ジンゴー
JINGO(Aaron Copland)
featuring: Eric Gales
初めて聴くギタリスト。サンタナにも絶賛され競演したこともあるとのこと。
魂の黒いギター、ウエックルのソロもあり。

4. 僕のリズムを聞いとくれ
OYE COMO VA(Tito Puente)
featuring: Mike Stern
最初はいつものスターン節かと思ってたら、後半サンタナが光臨。
エンディングは華麗にキメてくれます。名演!

5. ムーン・フラワー(夜顔)
MOONFLOWER(Tom Coster)
featuring: Pat martino
パット・マルティーノも初めて聴いた。
ジム・ホールとジョージ・ベンソンを混ぜ合わせたようなスタイルか。
とても爽やかなムーン・フラワーです。お気に入り。

6. アクア・マリン
AQUA MARINE(Carlos Santana/Alan Pasque/James Solberg)
featuring: Eric Johnson
これもカッコいい。激渋!
エリック・ジョンソンがアラン・ホールズワース風の浮遊感あふれるスタイルでアクア・マリンを。

7. ソウサリートのサンバ
SAMBA DE SAUSALITO(Jose Areas)
featuring: Frank Gambale
FUSION色の強いアレンジ。このテの曲はギターと他の楽器(KeyやDrs)との掛け合いが聴きたいところだが、いかんせんギターソロがオーバー・ダブのためどことなく単調な印象。
終盤ウエックルのソロはありますが。。。

8. サルバドールにブルースを
BLUES FOR SALVADOR(Carlos Santana/Chester Tompson)
featuring: Robben Ford
やはり本作のメイン。ハマリすぎてます。
文句無し!

9. 君に捧げるサンバ
SAMBA PA TI(Carlos Santana)
featuring: Albert Lee
カントリーギターの大御所アルバート・リー。
爽やかさと哀愁。これも素晴らしい。

10. ジャングル・ストラット
JUNGLE STRUT(Gene Ammons)
featuring: Coco Montoya
これが本作の裏ベスト。
最後にジャングル・ストラットを持ってくるとはたまらん!泣けます!
ニール・ショーンが思い浮かぶ人はサンタナ通。


「お気に入り度」 ★★★★☆


# やはり1曲目は「Black Magic Woman/ Gypsy Queen」にすべきではなかったか。あのイントロから始まってほしい。
# マイルス・ギター・トリビュートも買ってしまいそう。

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