milkybar音盤絵巻

手持ちCD・DVDのレビューを徒然なるままに書き綴ります。JAZZ、FUSION系を中心に週1ペースで更新(目標)

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Weather Report '81 / Weather Report

2006.12.29 (Fri)
ジャコ・パストリアス在籍時のウエザー・リポートの中で一番のお気に入りがコレ。1982年発売の邦題「ウエザー・リポート’81」
ジャコ、ピーター・アースキン(ds)参加の黄金期メンバー最後のアルバムです。熊谷美広氏のライナーによると、ジャコが2ndリーダー作「Word of Mouth」の制作に取り掛かり、アースキンも脱退の意向をザビヌルに伝えていた時期で、黄金期メンバーによる奇跡のWRが“崩壊”寸前のギリギリの状況の中で作り出した作品。

「もはや“傑作”とか“名作”とかいった陳腐な表現を超えた、崇高な音楽作品である。」と熊谷氏も大絶賛であります。


ジョー・ザビヌル (Keyboard,Percussion)
ウェイン・ショーター (Tenor&Soprano Sax)
ジャコ・パストリアス (Electric Bass,Percussion,Voice)
ピーター・アースキン (Drums,Drum Computer,Claves,Voice)
ロバート(ボビー)・トーマス (Hand-Drums,Tambourines)

これまでの活動を総括する意味を含め、改めて「Weather Repopt」とタイトルがつけられました。ところめが、この“総決算アルバム”一般的にはあまり評判がよろしくない。緊張感の無さ、打ち込みの導入によりバンドとしての自由度が薄い...等が不評の理由ですが、私には全く理解出来ません(笑)

後にウエザーのライヴ定番となる「ヴォルケイノ・フォー・ハイアー」、ジャコのベースが美しすぎるバラード2曲「カレント・アフェアーズ」「スピーチレス」、まさにパーフェクトな組曲「N.Y.C」。

「自分の耳を信じるしかない。」(開き直り気味)

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1. Volcano For Hire (Zawinul)
イントロのボビー・トーマスのハンドドラムが強烈。
ジャコの地を這うようなウネウネベースも必聴。
この曲は、オマー&ビクターベイリー加入後のプレイボーイジャズフェスの映像が有名かも。エンディングのキメがしびれます。

2. Current Affairs (Zawinul)
とにかくショーター&ジャコですね。
2人のユニゾンのテーマ部が美しい。

3. N.Y.C. (Zawinul)
本作のメインで3部構成の組曲。ウエザーの考えるジャズ。
ピーター・アースキンのパーフェクトなプレイが聴けます。

Part One : 41st Parallel
5人のメンバーがそれぞれ独立したラインをプレイ。
まさにウエザーを感じます。

Part Two : The Dance
アースキンの神がかりなブラシワーク。無茶苦茶気持ちいいですよこれは。ほんとにゾクゾクきます。ジャコもノリノリ。この曲をヘッドフォンで聴きながらスタジオでドラムを叩くと最高に酔いしれます。

テーマ部のドラム譜(クリックで拡大)
the_dance.jpg


Part Three : Crazy About Jazz
アースキンがブラシからスティックに持ち替えて。
これまた奇跡を感じる曲。複雑なキメをセンス溢れるドラミングで流れるように。これ聴いたら驚くだろ普通(笑)
文句無しです。

4. Dara Factor One (Zawinul)
ザビヌルとアースキンのデュオから。このドラムもイイですね。
徐々にメンバーが加わってきます。
ジャコが随所に自己主張。ショーターのソプラノも素晴らしい。

5. When It Was Now (Shorter)
打ち込みをバックに抑制されながらもショーターがメイン。
後半にシタールのような弦楽器が入る。

6. Speechless (Zawinul)
とにかくジャコ。悲しすぎるほど美しいベースプレイが聴けるバラード。

7. Dara factor Two (Zawinul,Shorter,Pastorius,Erskine,Thomas)
メンバー5人の共作。4曲目のDara factor One同様にジャム・セッションのテイクを切り取ったもの。リハとか本番とかWRには関係ないみたいです。


「お気に入り度」 ★★★★★

# 奇跡の名演!
# ピーター・アースキンの最高のプレイだと思います。

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コメント

同感です
お邪魔します。
私が思うに、この作品は本当に素晴らしいアルバムだと思います。何よりもWRのある意味で進化と言うか懐の深さを見せ付けられました。しかし・・・インパクトと話題性から、あの2作品があまりにも有名すぎるが故にこの作品の存在が希薄なのでしょうね。貴兄の言うとおり「自分の耳を信じるしかない。」それに間違いなしかと私も思います。

今年は何かと勉強させて頂きました。来年も宜しく御付合い下さい。
それでは良いお年を!!!
謹賀新年
FUSION様、あけましておめでとうございます。
今年も何卒よろしくお願いします。

この作品はとにかく大のお気に入りです。
一般的な評価を見て購入をためらってる人も多いと思い、とりあえず聴いて欲しいので記事にしました。聴いてない人は不幸です(笑)

追伸
「フュージョンディスクガイド」購入しました。ジャケットがカラーで紹介されているのがGOOD!年表も更新されてて感動です!
プレイボーイジャズフェスの映像、前にyoutubeにアップされていて堪能したのですが、オマー&ビクターのプレイもさることながら、曲のカッコ良さに改めてシビれました。(今は消されてしまってみられないのが残念)

NYCもほんとカッコいいですね。あの4ビートはアースキンじゃなければ実現しなかったのではないでしょうか。

トラバさせて頂きます!
猫ケーキさん、コメントありがとうございます。
プレイボーイジャズフェスの映像は強力でした。冒頭の「レディース アンド ジェントルマン ウエザーリポート~!!」「うおーっ!!!(大歓声)」てやつですね。最後のキメも大興奮です。

NYCはアースキンの素晴らしさが凝縮した組曲でとにかく大好きです。
Weather Report81にジャコの2曲を入れると
A1.Volcano For Hire
A2.Current Affairs
A3.NYC
B1.Liberty City
B2.When It Was Now
B3.Speechless
B4.John & Merry
これぞウェザーリポートの最高傑作アルバムとなる。

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ウェザー・リポートの1981年作品。アルバムタイトルが、ファーストアルバムと同じ「ウェザー・リポート」なので、一般には「ウェザー・リポート'81」などと呼ばれて区別されています。最強の布陣と言われたメンバー構成を
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