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Dinner Music / Carla Bley

前衛派の作曲家・ピアニストであるカーラ・ブレイの3枚目のアルバム(1977年発売)。
“スタッフ”のメンバーが全面参加しており、カーラ・ブレイ with スタッフといった趣の作品。

カーラ・ブレイは、フリー・ジャズのムーヴメントの中、1964年にマイケル・マントラー(tp)とジャズ・コンポーザーズ・オーケストラ・アソシエーション(JCOA)を結成。チャーリー・ヘイデン『リベレイション・ミュージック・オーケストラ』に参加、1973年に自己のレーベルWATTを設立。近年はスティーヴ・スワロウ(b)との共同作業を中心に活動中で2005年には『リベレイション・ミュージック・オーケストラ』の続編も発表している。

本作は“スタッフ”のメンバーが全面参加ということで、とてもリラッックスした雰囲気。カーラ・ブレイの色は抑え目、スタッフ色強し。

メンバーは、

Carla Bley :Organ(Piano introduction on 1)、Vocal on 4、Pianp & Tenor Saxphone on 6
Roswell Rudd :Trombone
Carlos Ward :Alto & Tenor Saxophone、Flute
Michael Mantler :Trumpet
Bob Stewart :Tuba

Richard Tee :Piano、Electric Piano
Eric Gale :Guitar(on 2、4、6)
Cornell Dupree :Guitar(on 1、7)
Gordon Edwards :Bass Guitar
Steve Gadd :Drums

スタッフの核でもあるリズム隊3人(リチャード・ティー、ゴードン・エドワーズ、スティーヴ・ガッド)が全曲参加ということで要注目盤なんですが、とんでもない事実が発覚!!

前回の記事で少し触れましたが、村上“ポンタ”秀一氏が著書「自暴自伝(2003年)」の中でカーラ・ブレイの「ディナー・ミュージック」は“スティーヴ・ガッドの代役として俺が叩いてる”と暴露。

その内容とは。。。

当時のスティーヴは酒とクスリでベロベロのブンブンの頃で、超忙しかったこともありダブルどころかトリプルブッキングで仕事を請けていた。そこで“ニセ・ガッド”の登場。名義はあくまでスティーヴのままでチューニングを含めスティーヴそっくりに叩く。それがまたうまいのよはっきり言って。ギャラもすごい額を貰った...等など

「自暴自伝」発売当初、この件については2ちゃんねるのポンタスレでも話題になってました(笑)
自分も「ディナー・ミュージック」を聴いたことが無かったですが、大勢の意見としてポンタ氏の“大法螺”という流れになっていたため、質問の書き込みをしてみました。

「ディナー・ミュージック実際聴いてみた人いる?どうでしたか?」って。

見事にスルーされますた(´・ω・`)
2ちゃねらーは誰も聴いていなかった模様。その当時のスレは過去ログ倉庫落ちしていると思いますが、マニアックな方はチェックしてみてください。しつこく質問してるのが私ですw

スティーヴ・ガッドの公式サイトのDiscographyにもしっかりと「DinnerMusic」(1976)が。(しかしすごい参加枚数ですね。これだけ忙しかったらベロベロのブンブンも頷けます。)

この業界ではドラムの影武者制度があるという噂は聞いたことがあります。アイドルグループのレコーディングに一流ドラマーが参加して正式メンバーの替わりに叩いているとか。。。だだ今回のケースはちょっと異質。超一流同士の影武者ですからね。ガッドの替わりにポンタさんが叩いてそれを普通に発売するカーラ・ブレイ&レコード会社。一緒にレコーディングしてたスタッフのメンバーも「良くあることだ」と思ってたんでしょうか。ちょっと信じられない感じです。

「やはり世紀の大法螺なのか?」

ファンとしては当然、真実を突き止めるために実際に購入して聴いてみました。
これでも私自身、ポンタ歴20年、ガッド歴21年ですので聴けばわかるだろうって。結果、これだけ真剣に聴き込んだのは久しぶりでした。当時の2人の参加アルバムを再度聴いてみたりして。。。

1曲づつ検証してみます。amazonでも試聴出来ますのでどうぞ。

以下全て私自身が聴いた感じの予想なので、全く違う可能性がありますが(笑)

------------------------------------------------

1. Sing Me Softly Of The Blues(7:42)
スタッフ色の強いブルース。コーネル・デュプリーのいかにもなギターが素晴らしい。
このハイハットのニュアンス、ポンタさんですね。
すごくガッドに似てますが軽いような気がします。

2. Dreams So Real(5:32)
エリックゲイルの哀愁のギター。高中みたいでサディスティックミカバンドの「黒船」(3曲ある内の最後の曲)に似てます。
ドラムはあまりに音が悪すぎて誰が叩いてるのかわからない。
ガッドでもポンタさんでもなさそうです。第三の男の可能性が高い。

3. Ad Infinitum(5:52
ワルツの曲でいかにもガッド風のドラミング。
シタタ、シタタ、シタタ、ジャーン♪
スネアのロールのタッチ、ハイハットオープンの多用。少し手数がウルサイ感じします。多分ポンタさんですね(笑)。少なくともガッドではなさそう。

4. Dining Alone(4:33)
カーラ・ブレイの落ち着いたヴォーカルナンバー。Carlos Wardのテナーもすごくいい。本作のベストかも。
このドラムプレイはいい。ガッド本人の可能性もありますが、ポンタさんかな?

5. Song Sung Long(6:02)
2曲目と同じドラムサウンドで音が悪い。ドラムの高音が割れて聴こえる。
2曲目と同じ人が叩いてる感じ。

6. Ida Lupino(7:57)
エリック・ゲイルのギターが泣きまくる。
これは唯一ガッド本人っぽいです。公式サイトのDiscoGraphyもウソではなかったかも。このハイハットのズリズリ感、シンバルワークの間合い。もしこれがポンタさんなら“ネ申”ですね。

7. Funnybird Song(3:03)
いかにもスタッフな曲。すごくガッドに似てるポンタさんの“ニセ・ガッド”だと思います。1曲目と同じニュアンス。

8. A New Hymn(7:25)
最後はカーラブレイバンド風のバラード。カーラ・ブレイのオルガンが厳かな雰囲気。
誰のドラムか不明です。ガッドでもポンタさんでもなさそう。


「お気に入り度」 ★★★☆☆


○ガッドファン、ポンタファンは必聴。
○結局、全く検証できませんでした。各曲ごとに、ほんとは誰が叩いてるのか知ってる方、是非教えてください(笑)

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42:これですね
お邪魔します。

これですね例のモノは(笑)

私、この作品を聴いた事が有りませんが、正直気になっていたのです。やはり聴いたいですね。
貴兄のコメントを読んでビックリした事は、ここまでドラムサウンドとプレイスタイルを冷静に分析し演奏者を特定したその聴覚とサウンド情報量です。本当にガッドとポンタさんが好きなのですね。
実際に私も聴いてみたいものです。何時か必ず。

追伸:ある方(ポンタさんと何度も共演したミュージシャン)にこの件を質問したところ「多分本当だろう」というコメントを頂きました。誰かは詮索しないで下さい(笑)
43:アキラさんですね(笑)
FUSION様、コメントありがとうございます。

今回の特定作業は全くの的ハズレだったかもしれません。悲しき自己満足の世界です(笑)

ただ、改めてドラムはおもしろいと思いました。同じセットを10人が叩いたら10人とも違う音がしますよね。いくらポンタさんでも絶対にガッドの真似は不可能だということがわかったような気がする貴重な作品でした。
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