milkybar音盤絵巻

手持ちCD・DVDのレビューを徒然なるままに書き綴ります。JAZZ、FUSION系を中心に週1ペースで更新(目標)

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Another Hand / David Sanborn

2006.11.12 (Sun)
91年発売のデイヴィッド・サンボーンの問題作「Another Hand」。秋の夜長にぴったりで大好きな作品ですが、一般的には人気薄のようです。
人気の無い理由は、ビート系のほとんど無いバラード中心のjazzアルバムだからです。共演ミュージシャンもビル・フリゼル(g)、チャーリー・ヘイデン(b)など、サンボーンとの接点がよくわからないECM-JAZZ系の大御所の方々。

<スラム>で有名な88年「close up」と92年発売でR&B系の超人気盤「upfront」に挟まれた本作は明らかに“アナザー・ハンド”な異色作。
サンボーンファンからも「暗~い。」とか「雰囲気が寒~い。」とか言われてます。

しかし、誰が何と言おうとこの作品はいい。
大好きです(笑)


○まず、周りがアコースティックなサウンドだからサンボーンがひときわ浮き出ていること。サンボーンの歌がストレートに入ってくる。「upfront」とか周りのホーンアレンジがカッコよすぎてサンボーンが埋もれてないですか?

○次にビル・フリゼルの参加。背筋が凍るようなスペイシーなギターサウンド。(サンボーンファンが敬遠してる一番の理由かと)
自分はベース・デザイアーズ以来の大ファンなので問題無し。むしろフリゼル目当てで買いましたが、少し遠慮気味に弾いてます。

○あと、寝る前に聴いてみてください。無茶苦茶気持ちよく眠れます。


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1. First Song(Charlie Haden)
いきなりサンボーンとフリゼルのデュオから始まります。ECMのサウンドです。サンボーンが歌い上げている。フリゼルのオブリガードも気持ちいい。

David Sanborn (as)
Bill Frisell (g)
Charlie Haden (b)
Joey Baron (ds)

2.Monica Jane(Bill Frisell)
ビルフリゼルのオリジナル。
1曲目と同様に サンボーンとフリゼルのデュオから。
テーマの後、チャーリー・ヘイデンのベースソロ。
ドラムが入って来てからはロッカ・バラード風の3連系リズムでサンボーンも熱くブローしてますが、あくまでもサウンドはECM(笑)

David Sanborn (as)
Bill Frisell (g)
Leon Pendarvis (org)
Charlie Haden (b)
Joey Baron (ds)
Don Alias (per)
Lenny Pickett (ts)
Art Baron (tb)

3. Come To Me, Nina(Terry Adams)
テリー・アダムス作、サンボーンにぴったりの美しいバラード。
サンボーンがいいですねー。ピアノソロも美しいので、この3曲目あたりで眠りにつくと最高に気持ちいいかもしれません。

David Sanborn (as)
Marc Ribot (g)
Terry Adams (p)
Greg Cohen (b)
Joey Baron (ds)
Don Alias (per)

4. Hobbies(Terry Adams)
さっきの曲で寝とけば良かった。。。という感じの変なR&B。
サンボーンがやる気無さげにテーマを吹いている。ソロもわざと暗い雰囲気で。全くの謎だ。
Steve Jordanの参加は次回作「upfront」に繋がってるかも。

David Sanborn (as)
Syd Straw (vo)
Al Anderson (g)
Terry Adams (p)
Greg Cohen (b)
Steve Jordan (ds)
Don Alias (per)

5. Another Hand(Marcus Miller)
タイトルチューンはマーカス・ミラーのオリジナルでジャズバラード。
ドラムに大御所ジャック・ディジョネットを起用、ピアノがマルグリュー・ミラー。“アナザー・ハンド”というタイトルにふさわしいメインストリームのジャズです。

David Sanborn (as)
Marcus Miller (b)
Jack DeJohnette (ds)
Mulgrew Miller (p)

6. Jesus(Lou Reed)
何でルー・リードなのか。パンクロッカー達のカリスマもサンボーンに影響を与えていた。

David Sanborn (as)
Dave Tronzo (ag)
Marc Ribot (g)
Charlie Haden (b)
Joey Baron (ds)
Don Alias (per)
Syd Straw (vo)

7. Weird from one step Beyond(Harry Lubin)
アメリカのTVドラマ・シリーズ『ONE STEP BEYOND(邦題「世にも不思議な物語」)』のサウンド・トラックのカバー。悲しいメロディのテーマが哀愁。

David Sanborn (as)
Marc Ribot (g)
Dave Tronzo (g)
Bill Frisell (g)
Greg Cohen (b)
Terry Adams (p)
Joey Baron (ds)
Don Alias (per)

8. CEE(David Sanborn and Terry Adams)
テリー・アダムスとの共作ながら、本アルバム唯一のサンボーンのオリジナル。レゲエっぽいカリプソ?よくわからない内に終わってしまう2分30秒の短い曲。

David Sanborn (as)
Marc Ribot (g)
Dave Tronzo (g)
Terry Adams (p)
Greg Cohen (b)
Joey Baron (ds)
Don Alias (per)

9. Medley:
prayers for Charlie from the devil at four o'clock(George Dunning)/The lonely from the Twilight zone(Bernard Hermann)
これもサントラから。サンボーンのハイノートが切ない。
5分過ぎからアヴァンギャルドな雰囲気に。ジョーイ・バロンのドラムソロもありで、サンボーン初のフリー。これも“アナザー・ハンド”ですね。

David Sanborn (as)
Lenny Pickett (contra cla, eb cla)
Art Baron (tb, bass tb)
Marc Ribot (g)
Bill Frisell (g)
Charlie Haden (b)
Greg Cohen (b)
Joey Baron (ds)
Don Alias (per)

10. dukes & counts(Marcus Miller)
最後はマーカス・ミラーのオリジナルでメインストリームなジャズバラードで締めくくり。改めて全体を聴いてみると、やはりこのアルバムは問題作だった(笑)

David Sanborn (as)
Marcus Miller (b)
Jack DeJohnette (ds)
Mulgrew Miller (p)


「お気に入り度」 ★★★★★


○これの後が「upfront」って誰も想像できない。
○日本盤と輸入盤はジャケットが違います。今日紹介してるのは日本盤です。

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