JAZZ、FUSION系を中心に手持ちCD・DVDのレビューを書き綴っています。

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Made In America(A Remembrance of Richard Tee) / Stuff

最近はラッパ物ばっかり聴いてたから少々頭がお疲れ気味。そんな時に癒しを求めて思わず手に取ってしまうのがスタッフの諸作です。

この「Made In America」はスタッフのオリジナルメンバーであり核でもあったリチャード・ティーが亡くなった93年、ドラムのクリス・パーカーの呼びかけでスタッフのメンバーが13年ぶりに集まって録音したリチャード・ティー追悼盤。

メンバーは、
Gordon Edwards(bass)
Eric Gale(guitar)
Cornell Dupree(guitar)
Steve Gadd(drums,percussion)
Christopher Parker(drums,percussion)
James Allen Smith(acoustic piano,keyboards)

リチャード・ティーの後任は、Stuff2のメンバーであるジェイムス・アレン・スミス。往年のスタッフの名曲を13年ぶりに再演してるベスト盤的な色合いの作品。
ブックレットのレコーディング風景の写真ではメンバーが一様に沈痛な表情。リチャード・ティーを失った深い悲しみに溢れています。
さらに悲しいことに、本作発売の翌94年にエリック・ゲイルが他界。もはやスタッフは永遠に。。。

そして、さらに悲しいことに、(まだ悲しませるんかぃ)
このCD、どうやら日本のみでの発売?らしく、発売元がトイズファクトリーレコード。ミスチルとかケツメイシの会社ですが、全く再発する気配無しでほぼ入手困難。自分の持ってるCDもうっかりキズを付けてしまい、1曲目の「Made In America」が聴けない状態。奇跡的にi-tunesに落としてたので、パソコン or i-podで聴いてます。
どうにかなりませんか>トイズファクトリーさん。

中身のほうですが、ワン&オンリーだったリチャード・ティーの居ないスタッフということで評価は分かれるところでしょうが、自分は大のお気に入りです。ティーの後任、ジェイムス・アレン・スミスはStuff2のメンバーでもあり、順当な参加と言えます。左手の人差し指と中指が無いというハンデは全く感じさせません。さらに70年代の録音に比べ、各楽器の音が立ってるので迫力が増してます。(特にドラム陣)

収録曲も1stからのものが5曲、「My Sweetness」や「Foots」が新しい音で蘇ってます。エリック・ゲイル最後のスタッフでの録音でもありますから見つけたら即買いです。2ギター&2ドラムというスタッフ独自のリズムのうねりをぜひ聴いてみて下さい。
今さらですが、スタッフはフロントマンがいません。全員がリズム隊なんです。それがスタッフの最大の魅力であります。

------------------------

1. Made In America [James Allen Smith, Beverley Hanshaw]
新加入、ジェイムス・アレン・スミスのオリジナル。
ガッドのマーチング風スネアのフレーズをバックにスミスが入ってくる。卒業式のちょっと前みたいな切ない雰囲気。そしてバンドが鳴り出すともうスタッフの世界。13年前と何一つ変わってない。
エリック・ゲイルの入魂のソロが聴けます。

2. My Sweetness [Richard Tee]
そして「いとしの貴女」です。「軽音楽をあなたに」ですよ。
音が立ってる分、少し泥臭いMy Sweetnessになってます。

3. Do You Want Some Of This [Richard Tee]
これも1stからリチャード・ティーの名曲。今回ティーの曲を多く選んだのは、遺族に印税が多く渡るようにとメンバーの配慮があったとのことです。泣かせるエピソードですなー
テーマ部のギターのビブラートも必聴ですが、なんとドラムソロの掛け合いもあります。泣ける。。。

4. Reflections Of Divine Love [G.White]
これまた1stから。
ほんとにあの1stは名曲の宝庫でした。エリック・ゲイルとコーネル・デュプリーのコンビネーション?あうんの呼吸?素晴らしすぎ。

5. Subway [Cornell Dupree]
2ndの「モア・スタッフ」から。
コーネル・デュプリーのブルージーなギターが泣ける。パイプ煙草が世界一似合う男ですね(笑)
ペコペコした音のエリック・ゲイルのソロもいい味です。

6. I Don't Know [Gordon Edwards]
ゴードン・エドワーズのブルース。
ガッドとの不仲説などいろいろありましたが、やはりこの人がスタッフの屋台骨。

7. This One's Foe You [Richard Tee]
これもリチャード・ティーの名曲。
ドラムソロの掛け合いあり。前半がクリス、後半がガッドです。
ミケールズでのライヴ盤「LIVE IN NEWYORK」での激しいソロの応酬とはまた違う趣のある味わい深いソロ回しです。

8. Natural Autumn [J.E.Davis]
これは誰の曲かよく知りませんが、スタッフにあってます。ライヴでよくやってたんでしょうか。

9. How Long Will It Last [Eric Gale]
この脳天気なエリック・ゲイルの曲が一番スタッフを感じさせます。1st収録のマイ・フェイバリット・ソングです。

10. Foots [Stuff]
これもスタッフの代表曲。
スネアをパラパラと転がしグルーブを作ってます。これも1stのオリジナルに比べて泥臭い仕上がり。迫力は2割増ですが。

11. Tee, When You're Near Me [Christopher Parker, Will Lee IV]
クリス・パーカーがリチャード・ティーに捧げて書いた曲。ティーのヴォイシングを意識して作ったとライナーにあります。書いてる途中涙が止まらなかったとか。。。
ちょっとドラムがバタバタしてるところはご愛嬌。

12. My Blues [Cornell Dupree]
最後はコーネル・デュプリーのバリバリのブルージーなバラードで。


「お気に入り度」 ★★★★★


○98年にゴードン・エドワーズがスタッフ名義「NOW」を出しましたが、ガッド&クリス・パーカーのいないスタッフなんて。。。
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30:リチャード・ティーの存在感
こんにちは。
このアルバムは、私も好きでよく聴きます。
そして、このアルバムを聴く度にリチャード・ティーの存在感と言うか、
ワン・アンド・オンリーのプレイの素晴らしさを痛感しています。
決してこのアルバムが物足りないのではなく、リチャードの偉大さを
再確認出来るそんなアルバムになっています。
31:
kaz-shinさん、コメントありがとうございます。
この盤を聴くと、他のスタッフ作品も必ず聴いてしまいます。リチャード・ティーのあのローズの音を求めて。。。
で、最後にまたこれに戻るとすごく切なくなってしまうんですよねー。無限ループですね。

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