milkybar音盤絵巻

手持ちCD・DVDのレビューを徒然なるままに書き綴ります。JAZZ、FUSION系を中心に週1ペースで更新(目標)

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ALIVE IN AMERICA / STEELY DAN

2006.08.26 (Sat)
1993年~1994年にかけて行われたワールドツアーの模様を収めたスティーリー・ダン唯一のオフィシャルライヴ盤。
「Babylon Sisters」から始まって「Aja」で終わってます。(涙モノの選曲)
数あるテイクを絞りに絞り込んでの11曲収録ということでしょうけど、クオリティの高さにしびれます。
まず音が良い。スタジオ録音と遜色が無い出来栄え。
93年と94年でギターとドラムが入れ替わっていますが、他は同じメンバー。
スティーリー・ダンはオリジナルアルバムの印象が強すぎるため、ライヴ盤は評価が今一つのものが多いんですが、コレはいい。(といってもオフィシャルはこれだけ、他はブートなんですけどね。。。)

この時のツアーの来日公演を見に行きました。(1994年4月24日 福岡市民会館)
当時広島に住んでいたんですが、会社の同僚と2人で新幹線で九州へ。初来日だし、もう絶対見れないだろうってことで。(結局、この後何度も来日したんですが。。。)
最初がいきなり「The Royal Scam」 → 「Bad Sneaker」 → 「Aja」のメドレーで、ちょっと驚いたのを憶えています。
ドナルド・フェイゲンの喉の調子が悪くて残念でしたが、生のピーター・アースキンが見れてかなり盛り上がってしまいました。

本作のメインは「Aja」のドラムソロ。
デニス・チェンバースが、オリジナル盤ガッドのソロのニュアンスを残しつつ、完璧なソロを組み上げています。オリジナル盤でのソロで、一部マニアックな論争を巻き起こした"アノ部分"も忠実に再現。アノ部分とは。。。(後述)

マイフェイバリットドラマー、ピーター・アースキンもいいですねー。11曲中3曲でプレイしてます。
「Green Earrings」のタイム感、「Third World Man」でのニュアンス、気持ち良すぎです。

ほとんど完璧な「ALIVE IN AMERICA」ですが唯一いただけない点がある。それが表ジャケット。
包帯ぐるぐる巻きのミイラが少女を抱きかかえていますが、趣味が悪すぎるー。なんじゃこれー。
(何か深い意味が隠されているんでしょうか?)
裏ジャケは最高なんですけどね。モニュメントバレーみたいな感じの場所での野外ライヴの写真。裏ジャケを見てアメリカを感じながら聴いてます。

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○Musicians

「STEELY DAN」

Walter Becker (Guitar, Vocals)
Donald Fagen (Vocals, Fender Rhodes,Keytar,Melodica)


「Citizen Steely Dan Orchestra '94 (on track 1, 3, 4, 5, 7, 9, 10, 11)」

Tom Barney (Bass Guitar)
Warren Bernhardt (Piano, Fender Rhodes)
Dennis Chambers (Drums)
Georg Wadenius (Guitar)
Bill Ware III (Vibes, Percussion)
Cornelius Bumpus (Tenor Sax)
Chris Potter (Tenor & Alto Sax)
Bob Sheppard (Tenor & Soprano Sax)
Diane Garisto(Background Vocals)
Catherine Russell (Background Vocals, Percussion, Whistle)
Brenda White-King (Background Vocals)


「The All New Steely Dan Orchestra '93 (on track 2, 6, 8)」

Tom Barney (Bass Guitar)
Warren Bernhardt (Piano, Fender Rhodes)
Peter Erskine (Drums)
Drew Zingg (Guitar)
Bill Ware III (Vibes, Percussion)
Cornelius Bumpus (Tenor Sax)
Chris Potter (Tenor & Alto Sax)
Bob Sheppard (Tenor & Soprano Sax)
Diane Garisto(Background Vocals)
Catherine Russell (Background Vocals, Percussion, Whistle)
Brenda White-King (Background Vocals)

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1. Babylon Sisters(6:47)
オリジナルよりもやや遅いテンポでゆったりと。しかし心地よいグルーヴ感は損なわず。俺が叩いたら間違いなく止まってます(笑)
ヘッドホンで聴くとスネアのゴーストノート(シタタシタタ)が綺麗に聴こえますが、強力にグルーヴしてまっせ。

2. Green Earrings(5:20)
アースキン先生気持ちよすぎ。
特にギターソロ周辺のフィル、最高。
こういう軽めの曲はデニチェンよりもアースキンが合う。

3. Bodhisattva(5:47)
これはギターがメインの曲。ユニゾンセクションもありで、いいソロが聴けます。
TOTOの25周年記念DVD - Live in Amsterdam - でこの曲やってますが、いいですぞー。

4. Reelin' in the Years(6:24)
70年代のLIVE映像でしか見たことなかったこの曲。サックス、ギターともになかなかいいです。オリジナルを超えたとの評価も多いようです。

5. Josie(6:12)
これは完成度が尋常で無い。
デニチェンのタイコに乗っかって、バンドがタイトにまとまってます。ギターがメインの曲ですが、雰囲気たっぷりのいいソロが聴けます。
デニチェンのソロでは、ジョンスコバンド時代の得意フレーズが飛び出し、思わずニヤリゲッツです(笑)

6. Book of Lairs(4:19)
ウォルター・ベッカーの曲。
福岡の公演でもウォルターのコーナーがあって、あまりのおどろおどろしさに目がテンになりました。
この曲では、ソプラノサックスがおどろおどろしさを和らげてます。

7. Peg(4:19)
ジェイ・グレイドンのハワイアン風ソロを忠実に再現してます。もしアドリブで違うフレーズのソロ弾いたらボツにされると思ったんでしょうか(笑)
DVD -Aja- でPegのギターソロの没テイク聴いた時はショックでした。あのDVD見てからSTEELYDANに対する見方が変わった人も多いと思います。
見所の多いこのDVDですが、個人的にはゲーリー・カッツが無茶苦茶渋くて良かったですね。

8. Third World Man(6:38)
彼らの曲の中でBEST3に入る好きな曲です。-Gaucho- に収録されてます。ギターソロが泣いている。アースキン先生のタイコも泣いている。

9. Kid Charlemagne(5:16)
これはアースキン参加ver.を収録してほしかった。
デニチェンはこの曲にはタイトすぎる感じがして。。。

10. Sign in Stranger(6:34)
- The Royal Scam - に収録されてます。かなりマニアックな曲だと思いますが、このライヴ盤に取り上げてもらい感謝!

11. Aja(9:00)
そして最後に本作のベスト。イントロの大歓声を聴いてみてください。
メインのドラムソロですが、オリジナルのガッドのソロに敬意を表し、ほぼ同じニュアンスで叩いています。アノ部分までも。。。

アノ部分とは、オリジナル盤でウエイン・ショーターのソロが始まると同時にドラムも激しくなるんですが、フレーズの切れ目にカウベルを叩いてる部分があるんです。(4:57付近)
これがミスショットなのか?計算ずくのプレイなのか?で一部マニアの間で論争が起こりました(笑)
聴いてもらえばわかりますが、自分は未だにどっちかわかりません(汗)
自分はミスショット派だったんですが、今回のライヴでデニチェンが忠実にこの部分をリムショットしてます。
「やっぱり計算ずくだったんでしょうかねー。」当時ガッドはクスリでベロベロ、2テイクしか録ってないこともあり、ガッドの神がかり的なミスショットだと思ってたんですが。。。

そして、大歓声でENDINGです。
Ajaを最後に持ってきたことで、このライヴ盤は完璧です。



「お気に入り度」 ★★★★★


○文句無しの必聴盤です。
○手数を抑えたデニチェンはカッコイイ。

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コメント

参考になりました
2週間前にsteely danに巡り合ってはまってしまっています。有名どころは買いましたが今日はほぼその最後となるaliveを買ったところです。
これがすごい。プレーヤーや曲の聴きどころが知りたくてネットを調べていたら行き当たりました。大変参考になりました。
ありがとうございました。
No title
Tad様、コメントありがとうございます。
当ブログを購入の参考にしていただき、恐縮いたします。

このアルバムは、音がいいので気に入ってます。
何よりsteely danに巡り合われたことが素晴らしいです!

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