JAZZ、FUSION系を中心に手持ちCD・DVDのレビューを書き綴っています。

Welcome Back / 矢野顕子

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台風も過ぎ去り、ここ数日は爽やかな秋晴れが続いている。各地で『秋桜(コスモス)』祭が開催されているようだ。秋風に揺れるコスモス・・・いいですねー

コスモスは秋の風物詩というか日本の風土や日本人の心にも住み着いている感じがしますが、国産種ではなくメキシコ産のようです。意外にもラテン系の花だったんですね。メキシコメキシコー(byジミー大西) です。
メキシコから渡来当時“あきざくら”という読みだった秋桜は百恵ちゃんの歌の大ヒットにより「コスモス」という読み方に一般化されたらしい。中南米のメキシカンな花を秋の風物詩にしてしまう、日本人の季節感を定着させた山口百恵伝説の一つでしょうか。

そんな感じで、秋によく聴くアルバムを。
矢野顕子さんの「Welcome Back(1989年発売)」です。
運動会や実りの秋を題材にした秋がテーマのしっとりとしたアルバム。
CO-PRODUCED BY RYUICHI SAKAMOTO
ARRANGED BY AKIKO YANO AND RYUICHI SAKAMOTO

この作品のポイントがパット・メセニーの参加。
ライル・メイズとの共作「As Falls Wichita,So Falls Wichita Falls」収録の「“It's For You”」のカヴァーが1曲目に。これがとにかくスゴクてこの曲だけで買いが確定!

イントロからコスモスを揺らす秋の風を感じます。アッコちゃんのピアノが最高。
メセニーのギター・ソロもくそかっこいい。
個人的にピーター・アースキンの参加が大ヒットで、曲後半のドライヴ感は相当気合い入ってます。
ライル・メイズとのオリジナルver.と聴き比べるのもおもしろい。 名演!

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2曲目以降、YMOと繋がりの深い元ABCのドラマーDavid Palmerのパッツンパッツンのドラムに面食らいますが、根底には秋の気配がそこかしこに。
メセニーは他2曲に参加、「09. Watching You」のギター・ソロは秋らしく贅沢に。
ピーター・アースキンも彼の真骨頂のようなプレイが「05. ほんとだね」で聴ける。この5曲目、チャーリー・ヘイデンのベース・ラインも最高に気持ちよい。フォスターの「08. Hard Times, Come Again No More」も絶品です。

坂本龍一&矢野顕子の家族愛に満ちたアルバム。そういう時期の作品。
秋にぴったりの『Welcome Back』、残念ながら現在廃盤か?


01. “It's For You”
Piano : 矢野顕子
Guitar : Pat Metheny
Drums & Percussion : Peter Erskine
Bass : Charlie Haden

02. しんぱいなうんどうかい(Field Day)
Synthesizer : 坂本龍一,矢野顕子
Drums : David Palmer
Guitar : 大村憲司

03. みのりのあきですよ(Autumn Song)
Synthesizer : 坂本龍一,矢野顕子
Piano : 矢野顕子

04. 悩む人(A Worried Girl)
Synthesizer : 坂本龍一,矢野顕子
Drums : David Palmer
Electric bass : Anthony Jackson
Piano : 矢野顕子

05. ほんとだね。(It Will Take A Long Time)
Piano, synthesizer : 矢野顕子
Drums : Peter Erskine
Bass : Charlie Haden
Trumpet : Wallace Roney

06. How Beautiful
Piano : 矢野顕子
Guitar : Pat Metheny
Clarinet : 秋山かえで

07. かぜのひきかた(How To Catch Cold)
Piano : 矢野顕子
Synthesizer : 矢野顕子,坂本龍一
Drums : Peter Erskine
Bass : Charlie Haden
French Horn : John Clark

08. Hard Times, Come Again No More
Piano : 矢野顕子
Bass : Charlie Haden
French Horn : John Clark

09. Watching You
Piano : 矢野顕子
Guitar : Pat Metheny
Drums : Peter Erskine
Bass : Charlie Haden

10. Little Girl, Giant Heart
Synthesizer : 坂本龍一,矢野顕子
Drums : David Palmer
Electric Bass : Anthony Jackson
Trumpet : Wallace Roney
Background Vocals : 福岡ユタカ、矢野顕子
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555:秋ですネ
お邪魔します。

おっ!このアルバムが登場するとは!流石ですネ
数ある矢野さんのアルバムの中で私もこの作品が大好きです。矢野さんの独特な歌唱とそこから生まれるあの浮遊感と優しさ・・いいですネ。そして素晴らしいミュージシャンの包み込むようなサウンド・・・絶品ですネ。矢野さんとメセニーの相性は本当にいい味を醸し出していますネ。「Oui Oui」等もお気に入りの一枚です。

It's For You、Hard Times, Come Again No MoreそしてWatching You・・・名曲名演ばかり・・・個人的には「しんぱいなうんどうかい。」が一番大好きだったりします(笑)。
556:Re: 秋ですネ
FUSION様、コメントありがとうございます。

> It's For You、Hard Times, Come Again No MoreそしてWatching You・・・名曲名演ばかり・・・個人的には「しんぱいなうんどうかい。」が一番大好きだったりします(笑)。

子供を持つ親の気持ちがよくわかる曲ですよね。運動会は心配です(笑)
「Oui Oui」は持っていないので是非聴いてみたいです。
秋はメセニーの曲が染みる季節です。夏に聴くのもいいですが、秋は格別な気がします。
557:ノーマーク
milkybarさん、こんにちは。

この作品、ノーマークでした!
ちょうどこれがリリースされた頃は仕事が猛烈に忙しくて、巷でヒットしていた曲さえも私の中ではスッポリ抜けているんです。
まさか、こんな重要な作品も見逃していたとは・・・!

アッコさんは、デビュー当初の作品や90年代後半あたりからはちゃんとチェックしてるんですが、基本的にライヴの人だと思っています。ですから、テレビでライヴの放送があったりするときちんとチェックしてます。

この作品、探してみます。
558:Re: ノーマーク
Apollo様、コメントありがとうございます。
ぜひこの作品聴いてみてください。秋を感じさせてくれます。
アッコさんはライヴの人というのは仰るとおりだと思います。音楽の神様が乗り移ってるような瞬間がありますね。ワン&オンリーな方だと思います。
559:これは!
milkybarさん、お久しぶりです。遅くに失礼します。
アッコちゃん、こんなすごいアルバム出してたんですね
参加ミュージシャンの凄さと、レビューの文章力に
買いが確定しそうです!

560:Re: これは!
さり様、コメントありがとうございます。
このアルバムぜひ聴いてみてください。特に1曲目。
後半は「Have You Heard」的な盛り上がりを見せます。
アッコちゃん相当気合い入ってます。

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