JAZZ、FUSION系を中心に手持ちCD・DVDのレビューを書き綴っています。

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Live In Copenhagen & Rome 1969 / Miles Davis Quintet

マイルスがウェイン・ショーター、ハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウィリアムスと組んだバンドを“第二期黄金クインテット”と呼ぶが、エレクトリック・マイルスの初期、ハービーがチック・コリアに、ロンがデイヴ・ホランドに、トニーがジャック・デジョネットにチェンジしたバンドを“ロスト・クインテット”と呼ぶ。
これだけのメンバーにもかかわらず、彼らはスタジオ録音を残していない。現在までのところ公式盤は93年に発売されたライヴ盤「1969マイルス」のみ。これとて後年の発掘モノであるからして、まさに“ロスト(失われた)・クインテット”というわけだ。

Miles Davis(tp)
Wayne Shorter(ts,ss)
Chick Corea(ep,key)
Dave Holland(b)
Jack DeJohnette(ds)

マイルスにとって1969年は特別な年。
公式盤のみを挙げても重要アルバムが目白押し。

In A Silent Way(1969.2.18)
1969Miles(1969.7.25)
Bitches Brew(1969.8.19~20)

このDVDは前半が1969年11月コペンハーゲン、後半は同年10月のローマでのライヴ映像を収録。
ロスト・クインテットを核にジョン・マクラフリンらゲスト・ミュージシャンを加えて作られた世紀の大傑作「Bitches Brew」録音後、ロスト・クインテットによるヨーロッパ・ツアーを収めたもの。
この時期のライヴはとにかく激しい。

“時折4ビートで演奏する箇所も出てくるが、チックの攻撃的なタッチ、大音量でたたみかけるデジョネットの絶大な効果もあってか、内容は過激にしてアグレッシヴなものとなり、恐ろしいまでの音の嵐が吹き荒れる。”
(レコード・コレクターズ 2008 vol.27 No.1、「特集マイルス・デイビス/オンザコーナーへの歩み」より)

何故スタジオ録音が存在しないのか?等、ロスト・クインテットの詳細については、2年に1度発売される中山康樹氏のマイルス本「マイルスを聴け!Version.8」も参考に。

rc_kike8.jpg

そして、個人的なロスト・クインテットの思いはこのアルバムに。
おそらく89年~90年頃、今は無き「LPコーナー」岡山店で購入したブート、「Double Image」。
double_image.jpg

今でこそロスト・クインテットのブートも珍しくはないが、当時はこれしか出てなかったハズ。「LPコーナー」でも大々的に取り上げてあり、音もかなり悪いが個人的にかなり盛り上がって聴いていた。特に、激しすぎる「Round About Midnight」は驚いた。
この「Double Image」、聴けシリーズでは不完全盤としてあえなく途中脱落、現在ではコンプリート盤の「Double Image~Updated Long Version」として掲載されている。

そんな感じで、「Live In Copenhagen & Rome 1969 / Miles Davis Quintet」。必見です!(リージョンフリーですし。)

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Tivoli Koncertsal,Copenhagen,Denmark,
(November4,1969.)

01. Bitches Brew
02. Agitation
03. I Fall In Love Too Easily
04. Sanctuary
05. It's About That Time Into The Theme


Teatro Sistine,Rome,Italy,
(October27,1969.)

06. Bitches Brew
07. Miles Runs The Voodoo Down
08. I Fall In Love Too Easily
09. Sanctuary Into The Theme
10. Directions
11. Masqualedo


「お気に入り度」 ★★★★★

# 前半がカラー映像、後半がモノクロ。後半のローマの演奏が特に良い。
# 激しさと無限の広がりを見せるロスト・クインテットは必聴モノ。とりあえず「1969マイルス」を。

....
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458:
DOUBLE IMAGE私も持ってましたよ。ラウンドミッドナイト、テーマ終わるといきなり激しい展開ですね!音が悪くても、あまりの演奏の凄さに全く気になりませんでした。

このDVDも見てみたいです。
460:コメントありがとうございます!
DOUBLE IMAGEを聴いておられたんですね。
ラウンドミッドナイトのテーマの後、高速4ビートの部分がやたらカッコいいですね。ディジョネットがすごいです。
462:LPコーナー
ご無沙汰しております。

「LPコーナー」…
懐かしいですねぇ。
岡山店には行ったことないですが、
大阪の東通り商店街の本店では、
一時「常連」でした。
今のように、マイナー盤やブート類が、
ネットで簡単に入手できる時代じゃなかったんで、
複数の問屋に延々とオーダーをかけてもらったり
して、いろいろと、入手の難しいCDを
探してくれました。
ただ、値段は大手の輸入盤店などと較べると
かなり高く、その辺がこちらの負担になって、
だんだん足が遠のくようになり、
最終的には、破産という悲しい結末となりました。

現在、LPコーナー本店があった場所は、
AVの中古屋になってしまってますが、
それを見るにつけ、
当時を思い出し懐かしさと寂しさが織り交ざった
感傷的な気持ちになります。

2階のジャズコーナーにいた
ふくよかな体型のおばちゃんは、
店がある時にすでに亡くなったようですが、
あのベートーベンみたいな髪型をしてた
社長は今何処で何をしてるんでしょうか?

中山氏の「マイルスを聴け」の
新しいヤツが出たようですね。
マイルス変態を自認する私も、
今までは出るたびに資料として購入してましたが、
前バージョンが出て以降、
目ぼしいブートがほとんど出てないこともあり、
今度のバージョンはまだ手に入れてません。

1969のコペンハーゲンは、
手元に映像はありませんが、
音はありますので、
久々に「ロストクインテット」を
聴き直してみたいと思います。

ある意味「究極のジャズ」であり、
その「究極」を超えるために、
次のステップで「ジャズ」を捨去ることを
決意するきっかけになったバンドだと、
個人的には思ってます。
463:コメントありがとうございます!
T様、お久しぶりです。
LPコーナーの常連さんだったんですね。グレーにブルーのロゴの袋が懐かしいです。
岡山店はヘビーメタル系が強かった印象ですが、岡山に住んでいた頃は毎週のように通ってた時期もありました。破産してしまったんですね。。。残念です。

マイルスのブートは一応いいものは出尽くしたんでしょうか。「ネフェルティティ」セッションのアウトテイク集が最近気になってまして、聴いてみたいです。
464:
LPコーナーの袋ですが、
未だに、CDとかLPとかを整理してると
出てきます。
ラッパ吹いてるおっさんの絵みたいなマークや
「Now Music Plaza」(でしたっけ?)
のコピーも印象的です。

岡山は、今で言う「フランチャイズ店」
だったようで、本店が破産した後も、
別の経営者が続けている(いた?)という
噂も聞きましたが、実際はどーなんでしょうか。

ヘビメタは本店の1階も強かったですね。

マイルスのブートですが、
ライブ関係は、記録に残ってる
目ぼしいものは、すべて、出尽くした感じで、
焦点が、別ソースによる音質の向上や、
未完のトラックを補完したコンプ化などに
移ってると思います。

今後は、ライブモノから、
スタジオモノの未発テイクやリハテイク、
未編集テイクなどの発掘がメインになって
るようですね。

「ネフェルティティ」セッションのアウト
テイク集ですか?
いやいや、これはチェック漏れでした。。。

所謂「黄金のクインテット」期の
スタジオモノは、
随分前に、コロンビアの箱物として、
一応、コンプ化されてるのは、
ご存じかと思いますが、
やっぱり、また、「コンプ」じゃなかったんですなね。

この頃のプロデューサーだった
テオ・マセロが亡くなりましたから、
彼の周辺から、コロンビアの倉庫に保管されて
るものとは別の私的に保存してあったものが
今後、いろいろと出てくる可能性があり、
密に期待しております。
465:マイルスのブート
岡山店は2軒あったんですが、直営店ではなかったんですね。現在はもう営業していないようですが、ラッパ吹いてるおっさんの絵が今では懐かしいです。

「ネフェルティティ」セッションのアウトテイク集は、「Nefertity Sessions & More」というタイトルですが、“Nefertity”のリハテイクが3テイクあるようで、公式アルバム収録分とどう違うのか聴いてみたいです。

テオの私的保存音源の発掘を私も期待してます。無い無いと言っておきながら出てくるのがマイルスのブートですからね。
466:
http://72.14.235.132/search?q=cache:z6VLYIMlDpwJ:premium.asahi.com/jazzstreet/miles/sample_miles.html+Nefertiti+Sessions+%26+More&hl=ja&ct=clnk&cd=2&gl=jp

これですね。

「ネフェルティティ」以外は、
他の時代からの「寄せ集め」のようですが。

しかし、こんなもの、どうから出てくるんでしょうか?

コロンビアとずっと死ぬまで絶交状態だった
テオ・マセロあたりが「ネタ元」かと
思ってましたが、
そこそこ信憑性のある人から聞いた話では、
最近のスタジオモノのブートの流出元は、
なんとマイルスの正規の著作管理をしてる
「マイルスエステート」の代表をやってる
マイルスの甥のヴィンセント・ウィルバーン
らしいとのことです。
返信
467:ブートの出所
出所はヴィンセント・ウィルバーンですか!
85年のモントルーライヴでジョンスコやダリル・ジョーンズと一緒にマイルスバンドにいたドラマーですよね。

身内の会社でガッチリと著作物管理された中で、意図的に小出しされてるという印象を受けました。
ジョンスコら、そうそうたるメンバーの中で何で甥っ子が?と思っていましたが、マイルスに信頼されていたんでしょうね。ドラムプレイは地味でしたが、ビジネス面では相当な切れ者のようですね。
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