JAZZ、FUSION系を中心に手持ちCD・DVDのレビューを書き綴っています。

On The Mountain / Elvin Jones

先日レコードプレーヤーを新調したこともあり、最近はアナログレコードをよく聴いている。実家にダンボール詰のまま眠っていたものを掘り起こして持ってきた。LPを聴いていてつくづく思うことは、

“レコードスプレーって何でこんないい匂いがするのか?”って事。

とても懐かしい匂い。どんな成分が入ってるのか知らんが、どのメーカーの物もほぼ同じ感じで、とてもクセになる素敵な匂い。あまりに好きなので、レコード盤だけでなく芳香剤としてお部屋にスプレーしてた気がする。(目に入ると失明するという危険な噂もあったが。。。)

現在使ってるスプレーは、audio-technica製。若干薄いが懐かしい匂いがする。中学・高校の頃使っていたナガオカ製のスプレーは濃厚な匂いがしてたなー

そんな感じで、今日はエルヴィン・ジョーンズがヤン・ハマーと共演したキーボード・トリオアルバム“On The Mountain”。自分の持っているLPはトリオレコードの日本盤。US盤でCD化されているようだが若干入手困難か。しかし、インパクトの強いジャケットである。

メンバーは、
Elvin Jones (Drums)
Jan Hammer (Acoustic & Electric Pianos,Moog Synthesizer)
Gene Perla (Acoustic & Electric Basses)

ベースのジーン・パーラはエルヴィンがブルーノートに残した傑作「Elvin Jones Live At Lighthouse Volume.1~2.」等にも参加しているエルヴィンの盟友。この「On The Mountain」はジーン・パーラの個人レーベルから発売されている。
そして本作の目玉がヤン・ハマーの参加。このアルバムが録音された1975年、ヤン・ハマーはあの歴史的名盤、ジェフ・ベックの「Wired」に参加している。この「On The Mountain」が75年の1月~2月、「Wired」が9月~ということで、時期的にとても興味深い。

で、この「On The Mountain」のサウンドは、「Wired」のピアノ・トリオ版とも言えそうなハードなフュージョン作品。エルヴィンのリーダーアルバムではあるけれども、ムーグ、エレピ、そしてアコースティック・ピアノまで弾きこなしているヤン・ハマーが主役。エルヴィンは一歩引いた感じ、いつものように叩きまくっていない。
チック・コリアのRTFにも似た甘美なジャズロックの世界は“裏ワイアード”と言ってもよさそう。ジェフ・ベックのファンには是非聴いてもらいたい作品である。

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<Side A>
01. Thorn of a White Rose
“白薔薇の棘”と題されたハードなラテン・フュージョン。
冒頭、エルヴィンの短いソロから強烈なラテンドラミング。
ヤン・ハマーが入ってくるところは鳥肌モノ。ヤン・ハマーのムーグくそカッコイイ!
ヘビーなテーマもいかしてます。

02. Namuh
題名のナムーとは南無~のことだろうか。仏の世界を感じさせる叙情的なナンバー。
ジーン・パーラのベースのフィーチャーしたテーマ。
なんと、ヤン・ハマーがアコースティック・ピアノをプレイしている。
これがまた美しい。チック・コリアのピアノ・トリオですか?と思わず聞いてしまいそうなサウンド。

03. On the Mountain
この顔ジャケで“On the Mountain”とは、ゴリラの事かな。
ヤン・ハマーの浮遊感あるシンセ。ジャズロック風のサウンド。

<Side B>
01. Smoke in the Sun
“On the Mountain”と似た感じの3拍子のジャズ・ロック。
この曲もヤン・ハマーの独壇場。時折見せるプログレ風のフレーズが時代を感じさせてくれる。

02. London Air
またもやヤン・ハマーのアコピ。
「Led Boots」や「Blue Wind」の人とは思えない。
後半シンセも登場し幻想的な世界。

03. Destiny
アルバムのラストはプログレッシブなジャズロック。
今まで抑え気味だったエルヴィンの激しいドラム・ソロ。
ヤン・ハマーとのデュオ部分は痺れる。一番ジャズっぽい演奏になっている。


 
「お気に入り度」  ★★★★★

# しかしスゴイ顔である。
# これはれっきとしたフュージョン作品。

...
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441:
ヤンハマー大活躍の一枚ですね。
大々的にCD化して欲しいです。

スプレー、確かにイイ匂いでした。レコードクリーナー(っていうんでしたっけ?ホコリを拭うえんじ色のビロード状の物体)の滑らかな手触りも懐かしいです。
442:スプレーの匂い
猫ケーキ様、コメントありがとうございます。
このアルバム、是非CDで再発して欲しいです。特に1曲目が無茶苦茶カッコいいと思います。

クリーナーのビロードは今でもかたくなにあの形式ですよね。レコード盤とのマッチングが最高なんでしょうかね。色はもちろんエンジと紺で。

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