JAZZ、FUSION系を中心に手持ちCD・DVDのレビューを書き綴っています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Captain Marvel / Stan Getz

1972年、スタン・ゲッツがチック・コリアのRTFのメンバー+トニー・ウィリアムスという超強力なメンバーで製作したアルバム。

スタン・ゲッツ (ts)
チック・コリア (p)
スタンリー・クラーク (b)
トニー・ウイリアムス (ds)
アイアート・モレイラ (per)


RTFのファーストアルバムのわずか1ヶ月後の録音で、収録された曲もRTFの1stや2nd「Light As A Feather」と重複しているものがあり、“裏RTF”と呼べる作品。

「Return to Forever」(1972年2月)
「Captain Marvel / Stan Getz」(1972年3月) ← 本作
「Light As A Feather」(1972年10月)

このバンド、正式にはスタン・ゲッツ・カルテットということになるようだが、RTF結成直後のチック・コリアがRTFと平行してバンドメンバー総出でスタンゲッツと共演しているのが興味深い。今後の方向性も含めてRTFがまだ固まっていなかったということか。
その後チックはRTFでの活動にシフトしたため、結局、このスタン・ゲッツ・カルテットは本作の他に2枚のライヴ盤(「Portrait」、「Stan Getz Quartet At Montreux」)を残して半年で消滅してしまう。

そんなワケで、とても貴重な音源であると同時に、メンバー構成もおもしろい。
スタン・ゲッツとチック・コリアの共演は自然な感じがするが、これにトニー・ウィリアムスが参加している点が大きなポイント。スタン・ゲッツ+RTFなら普通だったかもしれないが、トニーが入ったために大変なことに(笑)

トニーに煽られ、スタン・ゲッツが激しくブローしている。
「ゲッツ/ジルベルト」の甘くソフトなスタン・ゲッツしか聴いたことの無い人は驚くハズ。ゲッツがヒーヒーいってますから。スタンリー・クラークのベースも超強力で必聴!!

自分の持っているCDはソニー傘下の「KOCH JAZZ」から出てるブートくさい盤(音がひどい)で6曲収録。
一昔前は入手困難な時期もあったが、追加収録3曲あるものがコロンビアから再発されています。ハードなゲッツが聴ける貴重な一枚と言えるのではないでしょうか。
(「これ以上無理。もう勘弁して。。。」とゲッツが言ってるように聴こえなくもないが。。。)

-----------------------------------------

01. La Fiesta
いきなり「ラ・フィエスタ」で来るか。初日から千秋楽横綱相星決戦の雰囲気。
イントロからアイアート・モレイラのカスタネットが情熱の国スペインの風を運んでくる。
スタンリー・クラークの高速ベース+トニー・ウイリアムスの煽りドラム。
煽られながらもスタン・ゲッツは切ないメロディーを吹きあげてます。
チック・コリアのエレピ・ソロも最高にカッコイイ!

02. Five Hundred Miles High
RTFの2nd「Light As A Feather」に収録されている哀愁のラテンナンバー。
フローラ・プリムの歌のイメージが強いこの曲をゲッツが吹くとどうなるか?
結果、煽り合いせめぎ合いの大ブローイング大会系高速サンバチューンになってます。
チックのエレピ・ソロ、スタクラのベースソロが素晴らしい。

03. Captain Marvel
ラテン・カーニバル風のタイトル・チューン。
アイアートのパーカッションが基本のグルーヴ形成、そのリズムをベースにトニーがひたすら煽る。
特にチックのエレピ・ソロ部分のトニーはすごい。
ゲッツもブローしてます。

04. Times Lie
ようやく落ち着いてきた。ほっと一息つけるワルツのテーマ。
と思いきや、高速サンバへ突入。
チック→ゲッツと炎のソロが続きます。ゲッツの尻に火をつけるようなトニーのフィルが印象的。

05. Lush Life
やはり、このような甘いバラードがゲッツに似合う。

06. Day Waves
最後の曲も高速サンバ。
ここでのスタン・ゲッツのプレイがアルバム中で一番いいかもしれない。

(以下追加収録)
07. Crystal Silence
08. Captain Marvel
09. Five Hundred Miles High

未聴のため語れません。
クリスタル・サイレンスはどんな演奏になってるのか興味ある。


「お気に入り度」 ★★★★★


# 「半年間の活動で燃え尽きてしまった」と言えるほどアツすぎる演奏です。
# 再発盤では音質が改善(特に低音部)されているといいのだが。。。

スポンサーサイト
397:
>「ゲッツ/ジルベルト」の甘くソフトな
>スタン・ゲッツしか聴いたことの無い人
まさに私です(笑) レアな音源ですね
1曲目から熱そうです 聴いてみたい!
398:
さり様、コメントありがとうございます。
このアルバムではブローするアツいスタン・ゲッツが聴けますよ。
もし見かけたら是非聴いてみてください!
399:
こちらの記事で本作を思い出したんで、
今日、梅田のタワレコで、
コロンビア/レガシー盤を買ってきました。

値段は1250円という超お買い得価格でした。

そちらがお持ちの「+3」なしの
旧盤は未聴なんで、
比較はできませんが、
今回買った盤の音質ですが、
特に悪いという印象ではなかったです。

スティーヴ・グロスマンとか
ディヴ・リーヴマンとかが、
出てきそうなサウンドで、
ゲッツが出てくるというのが、
なんとも面白いですね。

そちらのコメントにもあるとおり、
トニーのタイコが本作の「肝」ですね。

忘れていた面白い作品を
再び手に取るきっかけを頂き
ありがとうございました。
400:
T様、コメントありがとうございます。
1250円は安かったですね!音質も改善されているようですね。
このアルバムはやはり1曲目の「La Fiesta」がカッコイイと思います。ゲッツが吹くテーマがいいですね。
401:
「ラ・フィエスタ」良いですね。

これの「珍品」といえば、
エルヴィン・ジョーンズの
71年作「メリー・ゴー・ラウンド」に
入ってるバージョンですね。

チックが「カモメ」で、
これを演ったのが翌年ですから、
その1年前、エルヴィンの下で、
トライアルしてたんです。

ここでは、チックはローズではなく、
アコピで演ってるのが、面白い所です。
サックスは、RFT同様のジョー・
ファレルでした。

現在、この作品は、単品CD化されておらず、エルヴィンのモザイク8枚組BOXのみでデジタル化されてるもので、
ボクも、これを聴きたいがために、
大枚叩いて買ったといっても過言じゃないです。
402:
エルヴィンが「ラ・フィエスタ」を演ってるんですか。しかも「カモメ」の1年前に!
それは面白いですね。どんな演奏なのか興味が尽きないです。

8枚組BOXのみでデジタル化ですか。。。
入手困難ですね(泣)
403:
http://jp.youtube.com/watch?v=dL9rvv_QFTs

アイアートはいませんが、同一メンバーのライブ映像がありました。
返信
404:
おーっ、このメンバーの映像がありましたか!
猫ケーキさん、情報ありがとうございます。
半年間の活動ながら映像が残っているということは、当時かなり話題になっていたんでしょうね。
チックが若い!トニーも叩きまくってますね。
返信

コメントの投稿

 
管理者にだけ表示を許可する

-

管理人の承認後に表示されます
  • ALLAN HOLDSWORTH IN JAPAN (05/05)
  • アナログ音源のデジタル化 その4 (07/23)
  • アナログ音源のデジタル化 その3 (05/11)
  • アナログ音源のデジタル化 その2 (05/05)
  • アナログ音源のデジタル化 (05/04)
  • 廉価盤1,000円CD (12/29)
  • SON / 松岡直也&WESING (Romantic Version) (05/03)
  • 結晶~SOUL LIBERATION / ORIGINAL LOVE (04/14)
  • first / 夜総会BAND (03/23)
  • ブラームス 間奏曲集他 /グレン・グールド (03/04)
  • プロフィール

    milkybar

    Author:milkybar
    GOGOランプを愛しています!

    最近の記事+コメント

    最近のトラックバック

    カテゴリー

    リンク

    このブログをリンクに追加する

    RSSフィード

    amazon

    FC2カウンター

    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。