milkybar音盤絵巻

手持ちCD・DVDのレビューを徒然なるままに書き綴ります。JAZZ、FUSION系を中心に週1ペースで更新(目標)

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I'm Fine How Are You? / Airto Moreira

2008.06.01 (Sun)
アナログLP時代には「ブラジルからの御挨拶」というタイトルで発売されていたアイアート・モレイラの1977年の作品。
ウェザー・リポート在籍時のジャコ・パストリアスが「08. 誕生」に参加していることで有名。同時期にジャコはアイアートの奥方であるフローラ・プリムの名盤「エヴリディ・エヴリナイト(1978年)」にも参加している。

このアルバムも夏によく聴く。(夏にしか聴かない)
「ブラジルからの御挨拶」というタイトルどおりブラジルの“熱”を感じさせてくれる。フローラ・プリムの「エヴリディ・エヴリナイト」はアメリカのマーケットを意識した作品で、クールなサウンドに仕上がっていたが、このアイアートの方は最初から最後まで激アツ。ブラジルの血と汗と涙と汁がほとばしっている。

メンバーは、

Airto Moreira (Per)
Laudir de Oliveira (Per)
Manolo Badrena (Per)
Hugo Fattoruso (Key)
Byron Miller (Bass)
Abraham Laboriel (Bass)
Jaco Pastorius (Bass)
Tom Scott (Sax,Flute)
Raul de Souza (Trombone)
Charles Johnson (Guitars)
Oscar C.Neves (Guitars)
Ruben Rada (Vocals)
Flora Purim (Vocals)

LPで聴いていたが、2006年に紙ジャケでリマスターされた国内盤CDを購入。
インストが5曲、歌入りが3曲の計8曲。
魂の叫びのごとき詞の内容(実際叫んでいる)、情熱の国ブラジルを体感できます。

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01. アイム・ファイン、ハウ・アー・ユー?
I'm Fine How Are You? (Moreira)
印象的なリズムのイントロからアイアートの笑い声。
ブラジルの乾いた風を思わせるテーマからトム・スコットのサックス・ソロへ。
むー、素晴らしい。

02. メニ・デヴォル
Meni Devol (Fattoruso,Rada)
曲の後半、Ruben Rada (Vocals) の狂気じみた叫びが出てくる。イアン・ギランもびっくり!
サンバとかボサノバしか聴いたことない人は衝撃を受けるはず。
ビリンバウの音も特徴的。

03. ラ・トゥンバドーラ
La Tumbadora (Fattoruso,Rada)
トゥンバドーラとはコンガの事。「俺のコンガを聴いてくれ!泣いてるだろ俺のコンガ!」という曲。
コンガは恐らくマノロ・バドレーナが叩いていると思う。コンガもスゴイが速いサンバのグルーヴ感を作っているのがアイアートのトライアングル。これは必聴!強烈にグルーヴしてます。

04. ハッピー・ピープル:彼の名はサンバ
The Happy People (Moreira)
タイトルどおりのハッピーでリラックスした雰囲気のサンバ。

05. 苦難を乗り越えて
The Road is Hard (But We're Going To Make It) (Purim)
このフローラ・プリムの曲が最高!
フローラの作り出す哀愁のメロディ・ラインに絡むトム・スコットのソプラノ・サックスが無茶苦茶カッコイイ。本作のベストか。タイトルもカッコイイじゃないですか。

06. ラ・クンビア・デ・アンドレス
La Cumbia De Anders (Fattoruso,Rada)
バンパイプをフィーチャーした牧歌的なナンバー。
南米の高地での暮らしをイメージするインスト。

07. ブラジルの祝賀祭
Celebration Suite (Moreira)
この曲はサッカーファンにはお馴染み。サッカー番組ではしょっちゅう流れてます。
Belliniが「Samba De Janeiro」という曲名でこの曲をカヴァー。


そして、アイアートのオリジナルはこんな感じ。
最初はパーカッションによるソロで、曲の後半あの特徴的なメロディが出てくる。
ブラジリアン・パーカッションによる物凄いグルーヴ!



08. 誕生
Nativity (McNabbe,Moreira,Pastorius)
そして本作の目玉!ウェザー在籍時のジャコが参加。
フローラ・プリムのレコーディングで交流を深めたジャコが、ベースを持ってふらりとスタジオに現れてセッションが始まったとの事。
最初はゆったりと浮遊感のあるソロを弾いているジャコ、そして速いパッセージの部分はウェザー・リポートを彷彿とさせる。必聴の名演でしょう。


「お気に入り度」 ★★★★★

# ブラジルの花、「アンスリウム・アンドレアナム(オオベニウチワ)」が咲き乱れているジャケットが秀逸。
# トム・スコットがいいなー!

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コメント

トム・スコット吹いてるんですね
Celebration SuiteのBelliniバージョン
で見られる踊りは「パラパラ」っぽいです。
アイアートの方は、まさにラテンしてますね
汗も汁も飛んできそうな感じw
さり様、コメントありがとうございます。
確かにパラパラですね。腕の動きが長州小力っぽいです(笑)

アイアートの「Celebration Suite」の集団パーカッションは迫力ありですね。
一度、「フォース・ワールド」で
大阪ブルーノートに出てた時、
アイアート夫妻と話をしましたが、
「陽気なブラジリアン」という
先入観とは程遠い、神経質そうな
芸術家タイプで、戸惑ってしまいました。

アイアートといえば、
70年初期のマイルスのバンドで、
サンバホイッスルを『「小柳トム」の
警官コントの如く』吹きまくってた
姿が印象的でした。
「小柳トム」は、今では、
「ブラザートム」に変身してますが。。。
T様、コメントありがとうございます。
アイアート夫妻と話をされたことがあるんですか。それはスゴイですねー
神経質そうなブラジリアンというのはちょっとイメージが湧かないですが、時代を作った二人なので強力なオーラが出ていたのではと想像出来ます。

お笑いスタタン時代の小柳トムの話が出てくるとは思いませんでした。懐かしすぎです(笑)
「小柳トム」に反応して頂き、
恐縮です・・・。
実は、マイルス時代のアイアートを
その「警官コント」に例えたのは、
自分じゃなくて、マイルスコレクターの
教祖的存在の中山康樹氏なんですが、
最初にそれを読んだ時、「一晩」
笑い転げてしまった記憶があります。

アイアートの打楽器セットは、
ドラムと所謂パーカッションの
中間のようなもので、
結構、いろんなものを並びたててますが、
パンデイロ(タンバリンのような
サンバ楽器です)1個とあの「雄叫び」&
「サンバホイッスル」を駆使して
体全体で、強烈なサンバビートを
生み出してたソロシーンが、凄かったです。
マイルスのバンドにアイアートが在籍していた頃は、キース・ジャレットもいた頃ですよね。「Live Evil」とか。。。
小柳トム状態のアイアートの映像を是非見てみたいです。

それと、T様に紹介してもらったジョー・パスとポリーニョ・ダ・コスタの双頭アルバムが届いて聴いてます。
1曲目から無茶苦茶気持ちよいです♪
ありがとうございました。
マイルスとアイアートが共演してる
映像では、
http://jp.youtube.com/watch?v=cW35QKswEqI&feature=related
これが有名ですね。
キース、チックも参加してます。
ここでは「小柳トム」してないのが
残念ですが・・・

ジョー・パスとポリーニョのCDの件、
ご報告ありがとうございました。

「押し売り」にならなかったようで、
何よりでした。

ブラジル勢のリズムのしなやかさも
心地よいですね。
マイルス必殺のワイト島ライヴですね。
しかし、凄いメンバーですねー。
キース、チック、ディジョネット。。。(アイアートが地味に見えます。)
この時期のマイルスは「ビッチェズ・ブリュー」や「1969MILES」、「Double Image」などの“ロスト・クインテット”物を好んで聴いてます。

ジョー・パスのフュージョン作品は「Whitestone」だけかと思っていましたが、他にもあったんですね。とても気持ちよいサウンドでした。
こんにちは。70年代のアイアートは多作ですね。私にとっても、ジャコ+アイアートのトラックが貴重かつ印象的です。
猫ケーキ様、コメントありがとうございます。(レスが遅くなりましてすみませんでした。)

最近は季節柄アイアート物をよく聴いてます。このジャコとのセッションもいいですねー。“誕生”という邦題もぴったりですね。生命の息吹を感じる曲です。

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