JAZZ、FUSION系を中心に手持ちCD・DVDのレビューを書き綴っています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Whitestone~カリフォルニア・ブリーズ / Joe Pass

ぼちぼち衣替えの季節。汗ばむ日も増えてきたので、そろそろ涼しい音楽が聴きたい時期。
今日はジョー・パスが1985年に発表した“フュージョン”アルバム「Whitestone(邦題:カリフォルニア・ブリーズ)」。
ジョー・パスと言えばソロギターの名作「ヴァーチュオーゾ」やオスカー・ピーターソンとの共演などジャズ・ギタリストとしてのイメージが強いけれども、この作品では何故かLAフュージョンを演っちゃってます。
まず1曲目の「Light in Your Eyes 」のイントロ、「ジョージ・ベンソン&アール・クルーのアルバムです。」と言われても納得してしまいそうなサウンド。その他にもAOR風あり、ブラジルあり、マイケル・ジャクソンのカヴァーまでもありで、およそジョー・パスの作品とは思えないヴァラエティに富んだ内容となっている。
そして、それぞれの曲がとても爽やかな風を運んでくれる。清涼感が非常に高いため、夏が近くなると毎年聴きたくなるアルバム。無茶苦茶涼しいです。

メンバーは、

ジョー・パス(ギター)
ジョン・ピサノ(リズム・ギター)
ドン・グルーシン(キーボード)
エイブラハム・ラボリエル(ベース)
ネイザン・イースト(ベース)
ハービー・メイソン(ドラムス)
ポリーニョ・ダ・コスタ(パーカッション)
アーマンド・カムピーン(ヴォーカル)


LAフュージョンど真ん中のメンバー構成と言えそうですね。

ギターをやってる先輩にダビングして貰って聴いたのが最初。あまりにも気に入ったのでその後CDを購入。自分の持っているのは最近ではあまり見かけなくなったステッカータイプの帯付き国内盤CDで、ケースを開く度にバリバリ音がする。この音が妙に快感なんですが、しばらく経つとステッカーの端が汚くなってくるので、一気に剥ぎ取りたいような、でもそのままにしておきたいような。。。

その帯に書かれているコピー、
「ギターの名手ジョー・パスが、あなたを素晴らしいフュージョンの世界へお誘いします。」

誰が考えたのかこの完璧なコピー。蒸し暑いこの時期にピッタリの超推薦盤!
(体感温度が2度は下がります。)

-------------------------------

01. Light in Your Eyes (Andy Narell)
ジョー・パスのファンなら「これはジョー・パス」とわかるかもしれないが、私にはジョージ・ベンソンにしか聴こえない。そんな感じのライト・テイストのメロウフュージョン。
ほんとにジョー・パスか?

02. Shuffle City (Don Grusin)
ジョー・パスがドン・グルーシンのシャッフル・シティ?
ありえない曲が続きます。
デイヴ・グルーシン&ドリーム・ナイト・オーケストラの武道館ライヴのシャッフル・シティとは全く違った色になっている。涼しいシャッフル・シティです。

03. Estate (Bruno Martino-Bruno Brighetti)
哀愁のボサノバ。
ブルーノ・マルティーノの曲。誰なのかよく知らない(笑)

04. Daquilo Que Eu Sei (I..Lins-V.Martina-P.Austin)
「ぼくが知っているあのこと」と題されたイヴァン・リンスのナンバー。
このアルバムではイヴァンやミルトン・ナシメントなどブラジル系の曲を多く取り上げているのが特徴的。

05. Whitestone (Andy Narell)
速いテンポのサンバチューン。この曲も1曲目に続いてアンディ・ナレル。
このアルバムに漂う清涼感はアンディ・ナレルの作り出すメロディが大きく寄与している。
学生時代にこの曲をバンドでコピーしようとして挫折した。(涙)

06. Lovin' Eyes (Billy Tragesser)
これも衝撃。ジョーパスがAOR。
歌モノです。

07. Armanacer (John Pisano)
このアルバム中、ジョー・パスのバックで絶妙のリズム・ギターを弾いているジョン・ピサノのオリジナル。
スティール・ドラムのような音色で奏でられるドン・グルーシンのキーボードが爽やか。
もしかするとポリーニョ・ダ・コスタがスティール・ドラムでソロをとっているかもしれない。

08. I Can't Help It (Stevie Wonder-Susane Greene)
これも本作の目玉。
スティーヴィー・ワンダーのオリジナルでマイケル・ジャクソンが「Off the Wall 」の中で取り上げたナンバー。ジョー・パスはクインシー・ジョーンズが好きだったのかもしれない。
メロウタッチなボサノバに仕上がっている。

09. Tarde (M.Nascimento-Marcio Borges)
(午後)という意味のミルトン・ナシメントのオリジナル。
幻想的なキーボードをバックにジョー・パスの叙情的なギター。

10. Fleeting Moments (Andy Narell)
最後もアンディ・ナレルのオリジナル。4ビート。
ウインダム・ヒル時代のアンディ・ナレルの諸作を引っぱりだして聴きたくなる。


「お気に入り度」 ★★★★★

# このCD、ジャケットが変更されて再発されているようです。
# ラボリエル(1,2,5,6,8,10)とネイザン(3,4,7)のベーシスト聴き比べも見所の一つ。



スポンサーサイト
380:
お邪魔いたします。
かなり渋い作品の紹介ですね。ジョー・パスさんがフュージョン?と言うことで当時は発売を心待ちしていた記憶があります。
私は、2曲目を聴くとラリー・カールトンさんを想い出します。ジョー・パスさんのフレーズはいつものジョー・パス節なんですが、リズムがシャッフルになるだけでここまで似るのかと。でも逆に言えばラリー・カールトンさんがジョー・パスさんに影響を受けているのがはっきり解って面白いです。
381:
これとか、
打楽器のポリーニョ・ダ・コスタとの
ダブルクレジット作「Tudu Bem!」とかは
これからの季節、聴きたくなるジョー・パス
のアルバムですね。

ジョー・パスといえば、
リー・リトナーにも多大な影響を与えてますね。
カシオペアの野呂さんも70年代を中心に
かなり傾倒していたとか。

やはり、このあたりの「プレシジョン」重視のジャズ~フュージョン系ギタリストには、
「神」の存在なんでしょうね。
382:
このアルバム、ドンのシャッフルシティをやっているということでその存在は聞いていましたが、駄作かと勝手に思い込んでいました。これからの季節に良さそうですね。
383:管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
384:
皆様コメントありがとうございます。

>ayuki様
ayuki様も過去にこのアルバムを紹介しておられますね!
仰るとおり「シャッフル・シティ」はカールトンを彷彿とさせます。音色とかがそれっぽいですね。

>T様
ジョー・パスはいろいろなギタリストに影響を与えているようですね。
まさにヴァーチュオーゾということなんでしょうね。
ポリーニョ・ダ・コスタとの「Tudu Dem!」ですか。聴いてみたいです。

>猫ケーキ様
このアルバムは駄作という評価が多いかもしれないです。私は名盤だと思っていますが(笑)
ジョー・パスなのにAOR系の歌モノも入っていますし、マニア向けの作品と言えそうです。
385:
http://www.amazon.co.jp/Tudo-Bem-Pass-Paulinho-Costa/dp/B000000YWB
「Tudu Bem!」はまだ入手可能なようです。

ドン・グルーシンも全面参加した
ブラジリアン・フュージョン盤で
無茶苦茶気持ちイイですよ。
386:
T様、情報ありがとうございます。
早速注文してしまいましたー!
届くのが楽しみです。
返信

コメントの投稿

 
管理者にだけ表示を許可する

-

管理人の承認後に表示されます
  • ALLAN HOLDSWORTH IN JAPAN (05/05)
  • アナログ音源のデジタル化 その4 (07/23)
  • アナログ音源のデジタル化 その3 (05/11)
  • アナログ音源のデジタル化 その2 (05/05)
  • アナログ音源のデジタル化 (05/04)
  • 廉価盤1,000円CD (12/29)
  • SON / 松岡直也&WESING (Romantic Version) (05/03)
  • 結晶~SOUL LIBERATION / ORIGINAL LOVE (04/14)
  • first / 夜総会BAND (03/23)
  • ブラームス 間奏曲集他 /グレン・グールド (03/04)
  • プロフィール

    milkybar

    Author:milkybar
    GOGOランプを愛しています!

    最近の記事+コメント

    最近のトラックバック

    カテゴリー

    リンク

    このブログをリンクに追加する

    RSSフィード

    amazon

    FC2カウンター

    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。