JAZZ、FUSION系を中心に手持ちCD・DVDのレビューを書き綴っています。

All The Way Live / Karizma

デヴィッド・ガーフィールドを中心とするLAきってのエリートフュージョン軍団、カリズマのライヴ盤。
1987年6月、渡辺貞夫さんの「ブラバス・クラブ」に出演した時の録音でカリズマとしては3枚目のアルバムとなる。前回に引き続きブラバス・クラブ系で。
メンバーは、

David Garfield ( keyboards )
Carlos Vega ( Drums )
Nathan East ( Bass )
Lenny Castro ( Percussion )
Larry Klimas ( Saxophone & Flute )
Mike Miller ( Guitar )

カリズマはちょうど学生時代がリアルタイムで、2ndの「Cuba」やこの「All The Way Live」をよく聴いていた。自分のバンドでも「Sting」をコピーしたりして。
その後しばらく遠ざかっていたが、2000年のヨーロッパ・ツアーを収めた超強力なライヴ盤「Document」を聴いてぶっ飛び、また聴き始めた次第。
翌年未発表曲・未発表テイクを集めた「Lost And Found」が発表されたが、以後正式アルバムはリリースされていないようだ。ただ、デヴィッド・ガーフィールドのサイトによるとカリズマ名義のニューアルバムを製作中とのこと。楽しみだ!

1975年の結成以来、カリズマはメンバーチェンジがかなり激しいバンド。「Lost And Found」のライナーによるとこの「All The Way Live」のメンバーは第11期にあたる。以後も小刻みにメンバーチェンジを繰り返し、現在は一体何期目なんだろうか。(途中、ベースがウィル・リー、ドラムがスティーヴ・フェローンといったおよそカリズマとは呼べそうに無い時期もあるらしい。)

2000年の「Document」の時代(14期)は別格としても、この6人編成の11期は長いカリズマの歴史の中でも最も充実していた時期で、素晴らしいパフォーマンスが聴ける。
ポイントはNathan East ( Bass )とMike Miller ( Guitar )という超安定感のある2人の参加だろう。LAを代表する仕事人の参加を得て、とてもタイトにまとまったカリズマのライヴ盤。当初はアルファ・ムーンから発売され、一時期入手困難は時期もあったが、デヴィッド・ガーフィールドのレーベルcreatchyから再発されている。自分の持ってるアルファの国内盤と比べて、曲順・収録曲が微妙に違っているが詳しいことは不明(笑)
今回は国内盤の曲順、収録曲での記事となります。
名盤の誉れ高いこの「All The Way Live」。ライナーにあるように“LAの心地よい明るさ”が溢れています。

カリズマの国内盤アルバムの販売元、COOLSOUNDのホームページの情報によれば、このライヴは

「1曲、各自が楽器を持ち替え、カルロス:kb、マイク:sax、デヴィッド:ds、ネイザン:congas、レニー:b、ラリー:voという“遊び”も体験できます。」

とのこと。一体どの曲なのか?輸入盤だけの特典かも?
とりあえず輸入盤も入手しなければ。

--------------------------------

01. Tink
ミディアムテンポのLAフュージョンっぽいナンバー。
ネーザン・イーストのベースソロ、続くマイク・ミラーのギター・ソロがさすがに素晴らしい。

02. Jive
2ndアルバム「Cuba」収録のバウンスナンバー。デヴィッド・ガーフィールドのシンセ・ソロからラリー・クリマスのサックス・ソロへ。
この曲も陽気なLA風。

03. Dream Come True
1stアルバム「Dream Come True」のタイトルチューン。
ソプラノ・サックスで奏でられるしっとりとしたテーマのバラード。

04. Kimbisa/Cuba
本作のメイン。カリズマといえばこの曲で決まり!
レニー・カストロのパーカッション・ソロから始まる強力なラテンナンバー。
今は亡きカルロス・ベガのドラムも文句なしでカッコイイし、サックスとギターの掛け合いなど聴き所が満載です。さすがLAきってのエリート集団。
特に後半のドラム&パーカッションソロは歴史に残る名演とされている。(一部マニアの間で)
必聴の名演!

05. Sting
LAフュージョンには珍しいロックっぽいビート。2nd「Cuba」収録の曲で、デヴィッド・ガーフィールドが当時まだポリスにいたスティングをイメージして書いた曲。
どこがスティングなの?という気がしないでもないが、言われてみればスティングっぽいのかな。。。
中盤、サックスとドラムのデュオになる部分がカッコイイ。途中でフェード・アウトされるがマイク・ミラーのギター・ソロもクールです。

06. Corbitt Van Brauer
カリズマのテーマソングとも言うべき1st収録の軽快なラテン・フィールの曲。
ジェフ・ポーカロの教則ビデオ(DVD)のオープニングでデモ演奏されていたので、ポーカロファンにはお馴染み。このビデオはデヴィッド・ガーフィールドとマイク・ポーカロが全面サポートしている。(ポーカロ唯一の教則ビデオで日本語字幕付き。伝説のビデオです。)
これが無茶苦茶なカッコ良さ!(特に左手) YouTubeでも見れます。

Jeff Porcaro
さわり部分だけ。もっと見たい人はDVDを。

話がそれたが、このライヴではフルート・ソロもフィーチャーしとても爽やかな仕上がり。
後半のパーカッション・ソロでは雄たけびも聴こえる盛り上がり。このアルバムはドラム&パーカッションのコンビネーションが際立っている。

07. Prelude For Dad
キーボード&サックスのデュオによるバラード。
ライナーによるとこの来日公演の直前に亡くなられたLarry Klimasのお父さんに捧げられた曲のようだ。

08. Juliamy
未来への希望を感じさせる。
ラストが荘厳なアレンジがお気に入り。

09. T.J.
2nd「Cuba」収録。
マイク・ミラーのギター・ソロの雰囲気が素晴らしいー
シンセとドラムのデュオ部分も聴きもの。


「お気に入り度」 ★★★★★


# カリズマのニュー・アルバムに期待!
# カルロス・ベガのプレイはもう聴けないのはとても残念である。

alltheway.jpg
↑↑自分の持ってる日本盤のジャケットはこんな感じ。

 
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321:
私も「ベイクドポテト盤」で
持ってます。
これと、同じ「ベイクド~」から出てた
「キューバ」がカリズマでは好きですね。

貞夫さんの「ブラバスクラブ」での
ライブということで、
貞夫さんが参加した楽曲もあって
FMの「マイ・ディア・ライフ」では
オンエアされてましたが、
ここでは残念ながら契約上から収録
されてませんね。
確か「ブルース・フォー・ロニー」という
曲だったと思います。

当初は、マイク・ランドゥの来日が
アナウンスされてましたが、
実際に来日したのは、マイク・ミラーでした。

「ドキュメント」のような
ハードドライヴィンなフュージョンも
良いですが、
やっぱり、本作のようなラテン風味な
LAフュージョンのほうが、
「カリズマ」らしいかな?と思います。
322:
Tさん、コメントありがとうございます。

マイク・ミラーはマイク・ランドゥのトラだったんですね。
カリズマは「(Forever in The) Arms of Love」とかまだ持ってないアルバムがあるので、ぼちぼち入手していきたいです。

貞夫さんのFM「マイ・ディア・ライフ」懐かしいです。FM雑誌(レコパル等)片手によく聴いてました。
323:
>>カリズマは「(Forever in The) Arms of Love」とかまだ持ってないアルバムがあるので、ぼちぼち入手していきたいです。

これはフィル・ペリーの歌モノが
あったりして、ややAOR的な作品です。
あと、マイケル・ブレッカーも
数曲ゲスト参加してます。

個人的には、「キューバ」あたりと
比較するとやや印象の薄い作品ではあります。
324:
情報ありがとうございます。AOR的な作品なんですね。
デヴィッド・ガーフィールドによると、「(Forever in The) Arms of Love」がカリズマの最高傑作との記事を見たことがあり期待してたんですが。。。
無理に買うのやめときます(笑)
325:
ガーフィールドがそんなことを
言ってるんですか。
知りませんでした。
こちらこそ、情報ありがとうございます。

なるほど、そう考えて聴いてみると、
作品の「作り込み」という面では、
一番時間と手間がかかってるような気も
します。

そういう意味では、
カリズマのクレジットではあるけど、
ガーフィールドのソロワーク的な
色合いが強い作品なんでしょう。

iTunesストアでDL購入すれば、
安いんでそっちでいかがですか?
詳細なクレジットが必要であれば、
こっちの手元にあるものを、
スキャンしてメールで
お送りしますんで。
326:
「(Forever in The) Arms of Love」はカリウタとポーカロのツインドラムが唯一聴けるアルバムということでやはり聴いておきたいですね。
iTunesストアは利用経験が無いですが、もしDL購入した際にはクレジットが欲しいですね。
その時はメールしますので、よろしくお願いします(笑)
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