JAZZ、FUSION系を中心に手持ちCD・DVDのレビューを書き綴っています。

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Dr.Joe / Chick Corea - John Patitucci - Antonio Sanchez

チック・コリアの5トリオ・シリーズの第1弾をようやく入手。
chick corea (Piano,keyboards)
John Patitucci (Bass)
Antonio Sanchez(Drums)

この5トリオシリーズ、9月に第1弾が店頭に並ぶまで12月リリース予定の“5トリオBOX”の中身が告知されなかったことでファンから大ひんしゅくを買っていたことは記憶に新しい。
この箱には第1弾~第4弾までのバラ売りされたものがそのまま入り、ボックス買いでしか手に入らないアルバム&特典CDの2枚が最後の最後に用意されていた。結果、途中1枚でもバラ売りで買ったファンはダブル買いが確定してしまう。

そんなこんなで12月末に発売されたこの“5トリオBOX”、売れてるのだろうか?

自分は悲しいかな“箱”を買う金も無いので、9月の第1弾リリース以降、様子見で評判の良い盤をバラで購入しようと決めていた。12月の箱発売以降2ヶ月が経過しているわけだが、どうもこの箱関連についてのレヴューが少ない。俺の予想では、箱を買うつもりで待機していたファンがバラ売り分(第1弾~第4弾)の評判がいまひとつ芳しくないので箱を買うのを手控えているのではと。この5トリオシリーズを1枚も買ってないファンが多数いるのでは?
ユニバーサルのアコギな商法が結果的にバラ買いを抑制、購入者が少ないバラ売り盤の評価がはっきりせず、結果、箱が売れないという事態なのではと。最初に箱をリリースしとけば良かったのに。。。
(実際には売れているかもしれません。あくまで想像(笑)

そんな感じ?で第1弾を購入。ネット上での評判はとても良い。
注目はチック・コリア・アコースティック・バンドのデイヴ・ウエックルがアントニオ・サンチェスにチェンジした形のこのトリオ、ドラマーが変わるとサウンドがどう変わるのかという点。

基本的にサウンドはアコースティック・バンドに近い。(中にはエレクトリックバンド風の曲もある)
ウエックルはピアノ・トリオの形態でもタムの数も多く、4WAYを駆使して叩きまくってるから多々うるさいけれども、サンチェスは繊細かつ小気味いいのでとても聴きやすい。ドラマーが変わっただけでもトリオの印象がずいぶん違う。どっちが好きかと聞かれればどっちもということになるかな。

「ドクター・ジョー~ジョー・ヘンダーソンに捧ぐ」というタイトルからジョーヘンの曲が多いのかと思えば1曲も無し。モンクの1曲を除き、他は全部チックのオリジナル。このアルバムからはジョーヘンのまったりとした匂いは全く感じられないのだが。(自分が無知なだけかも。。。)

エレクトリック・バンドを思わせるようなチックがエレピを弾いている曲がおもしろい。“C.T.A”を彷彿とさせる「05. Blues for Dali」やR.T.Fの再結成を暗示させるかのような「07. 1% Manteca」などこのトリオの幅広い音楽性が垣間見える。

アコースティック・バンドやエレクトリック・バンドが好きな人には勿論オススメ出来るが、ナウヒー~やトリオ・ミュージックのファンにもオススメできる。
バラ買い推奨!

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01. Illusion
難解で複雑な構成の曲。カッコイイのだがナウヒー~とかの昔のトリオ・ミュージック好きな方は敬遠しそうな曲ではある。

02. Doctor Joe
ジョー・ヘンダーソンに捧げられたタイトルナンバー。どこがジョーヘンなのか私にはさっぱりわからない。
ただ、やたらカッコイイのは確か。パティトゥッチがエレベで長いソロをとっている。
スリー・カルテッツをエレクトリックにした雰囲気。

03. Mystic River
3人が3様のラインをプレイしているかのような自由度の高い演奏。
このトリオの実力を思い知らされる。

04. Zig Zag
幻想的なイントロから“チュニジアの夜”のようなベースラインにリズムチェンジ。
チックのピアノソロがカッコイイですね。

05. Blues for Dali
エレクトリック・バンドの“C.T.A”を思わせるブルース。
このトリオではローズやシンセを使っているところが大きな特徴。
パティトゥッチがエレベで長いソロ。サンチェスの4バースによるドラム・ソロも聴きモノ。
こういうサウンドがとても懐かしくて、エレクトリックバンドのデヴュー前のアルバム「Live From Elario's」をひっぱり出して聴いた。

06. Crepuscule with Nellie
唯一のセロニアス・モンクのオリジナル。
可もなく不可もないような、ちょっと洗練されすぎなモンク。

07. 1% Manteca
これはおもしろい。
今年再結成されるという噂の第2期RTFでも演奏されそうな曲。ローズ&ムーグで宇宙的な世界。箱に入っている追加テイク“50%Manteca”も聴いてみたい気がしてきた。

08. Promise
オーソドックスな4ビートナンバー。
ビル・エヴァンスを思わせるリリカルな曲で、かなり意外な感じ。しかしカッコイイ!
パティトゥッチのソロもいい。これはビル・エヴァンスのトリビュート盤のほうへ入れるべき曲だったのでは?

09. M.M.
美しいバラード。アルバム後半のこの路線は好きだなー
EKBやRTFの後でこういうバラードを聴くと心に染みる。

10. Fourteen
最後も美しいメロディのトリオ・ミュージック風。
このアルバムは前半がスリーカルテッツを発展させたようなモダンなサウンド。中盤はローズやミニ・ムーグを使ったEKBやRTF、最後はオーソドックスなトリオ・ミュージックとチック・コリアの魅力がいっぱい詰まっている。なかなかいいアルバムだと思う。


「お気に入り度」 ★★★★★


# 割高だけど1枚づつ買い進めていきそうな予感。次はアイアートのやつを買う予定。
# この3人、レギュラートリオになりそうな魅力を感じます。

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273:
売り方には、相当な「難あり」ですが、
「箱」で全部、このシリーズ聴きましたが、
内容はどれもよかったですよ。

特に、「何で単品売りしないの?」と思う、
「シリーズ5」の「Brooklyn, Paris To Clearwater」
の「エレクトリック・トリオ」。
現在、ジョン・マクラフリンのバンドで活躍中で、
売り出し中の若手ベーシスト、
ハドリエン・フェラウドを要するバンド。
メジャーデビュー前の
ウエックル=パティトッチとのトリオでの
初期エレクトリックバンドを思わせるサウンドは
かなりカッコいいです。

これは今のところ、「箱」でしか、
入手できない作品ですので、
個人的には、この際「大人買い」することを
お勧めさせて頂きます。
276:大人買いしようかな
コメントありがとうございます。
このシリーズはどれも内容がいいんですね。てっきり評判が悪いと思ってました(汗)
箱にしか入ってないエレクトリック・トリオはカッコイイとの事で是非聴いてみたいですね。
ダブり買いが確定しそうです。。。

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