JAZZ、FUSION系を中心に手持ちCD・DVDのレビューを書き綴っています。

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My Spanish Heart / Chick Corea

チック・コリアの1976年の作品。スペイン音楽をテーマにした傑作。
この年のチックは第2期リターン・トゥ・フォーエヴァー「浪漫の騎士」やソロでも「妖精」を発表するなどバリバリの時期。
最初に買ったチック・コリアのレコードで当時は2枚組。リットー・ミュージックの「ドラマーズ・ハンドブック」という雑誌にスティーヴ・ガッドの必聴アルバムとして紹介されてたのが購入のキッカケだった。
とにかく1曲目の「Love Castle」が好きでコレばっかり聴いていた。ガッド印が全開のブラシによるリズムパターン、チックの奥様ゲイル・モランの漂うようなスキャット、弾けるようなチックのピアノ、少し大袈裟なホーンセクション。廃れたHホテルみたいなネーミングのこの曲、素晴らしすぎる!

このアルバムで最も気に入っているのが“アリアガ・クァルテット”というストリングス集団。
ある意味壮大で大袈裟になりがちなチックの音楽がこのストリングスにより統制のとれたものになっているような気がする。とてもクラシカルで上品に。
そしてRTFでの盟友、スタンリー・クラークも大活躍している。チックとのデュオ「06. Hilltop」は最高!

我が家にシンコー・ミュージックの「ジャズ・ピアノ・コレクション・シリーズ(1994年発売)」のチック・コリアの譜面があり、本作から「01. Love Castle」と「09. Armando's Rhumba」が載っていた。
このシリーズ、なかなか選曲がツボ。原曲でピアノ以外がメロディをとっている場合はピアノ用に多少アレンジされているものの、基本的に完全コピーという点も良い。
難しい理論はわからないけれども、CDを聴きながら譜面を追っていくのは結構おもしろかった。自分の頭の中で鳴ってたテーマ部のリズムが譜面と違ってたりして新しい発見がありました。このシリーズ、現在でも表紙の写真を変えて売ってるようです。

chick.jpg


この譜面を見ていたら秋の発表会用の曲構想が出来上がってきた。
譜面もあることだし「Armando's Rhumba」がやりたい!
型式は歌(息子)とピアノ(妻)とドラム(俺様)のトリオ。最初はピアノで1コーラス、そしてチックとボビー・マクファーリンとのデュオみたく歌が入ってくる。最後にドラムが加わり適当に賑やかして終わるってのはどうだろう?(笑)
(家庭内未承諾、ボツの可能性大)


Chick Corea ( Piano,Mini-Moog, Moog 15,Arp Odessy,Yamaha Organ,PolyMoog,Fender Rhodes,Handclapping,Foot Stomping,Chorus)
Steve Gadd ( Drums )
Stanley Clarke ( Bass on 2,6,9,14 )
Jean-Luc Ponty ( Violin on 9 )
Gayle Moran ( Vocals )
Don Alias ( Percussion )

Arriaga Quartet
Barry Sacher ( Violin )
David Speltz ( Cello )
Connie Kupka ( Violin )
Carole Mukogawa ( Viola )

John Thomas ( Trumpet )
John Rosenburg ( Trumpet )
Stuart Rosenberg ( Trumpet )
Ron Mass ( Trombone )
Narada Michael Walden ( Handclapping on 9)

★1976年10月、カリフォルニア、バーバンクにて録音

-----------------------------------------

01. Love Castle
オープニングのピアノとドラム。美しすぎるー
この曲の雰囲気を感じれるだけでもこのアルバムを聴く価値あり。
ガッドのルーディメンタルなブラシによるリズムパターンも気持ち良い。大名演!

02. Gardens
スタンリー・クラークのアルコと絡むチックのピアノが叙情的。

03. Day Danse
“アリアガ・クァルテット”が大活躍。
ハンド・クラップがスパニッシュの風を運んでくる。

04. My Spanish Heart
スペインの朝の風景を思い起こさせるピアノソロ。
どこかで聴いたことがあるような懐かしさも覚える。

05. Night Streets
シンセ&ブラス・セクション&ガッドによる壮大な作品。
実にチックらしい大袈裟なアレンジでガッドのキレまくったプレイが聴ける。
とにかくこの時期のガッドは凄い。タイコの音がギラギラしてます。(80年代中盤からこのギラギラ感が薄くなっていった。。。)

06. Hilltop
スタンリー・クラークのオリジナルでチックとのデュオ。
とにかく曲がいいし、ベースがカッコイイ!必聴!

07. Sky
Part1. Children's Song No.8
Part2. Portrait of Children's Song No.8
チックのピアノソロ。とりあえずスパニッシュ系ではない。

08. Wind Danse
アルバム前半部分の締めくくり。ゲイル・モランの透きとおった歌声が心地よい曲。
シンセを強調したフュージョン系。キメのアレンジがチックならでは。

09. Armando's Rhumba
“アルマンド”はチックの父親の名前。スタンリー・クラークとのユニゾンによるテーマがカッコイイなー。
ジャン・リュック・ポンティがヴァイオリンで参加。これがまた哀愁。
マハビシュヌ繋がりでナラダ・マイケル・ウォルデンがハンドクラップで参加。超豪華です。
アルマンドのルンバといえば、ランデブー・イン・ニューヨークやモントルー・ジャズ・フェスティヴァルでのボビー・マクファーリンとのデュオが強烈な印象。恐るべしボビー・マクファーリン。

Armando's Rhumba - Chick Corea and Bobby McFerrin (Montreux Jazz Festival 2001)



10. Prelude to el Bozo
11. Bozo, Pt. 1
エル・ボソ組曲。ピアノソロのインタールードからなぜかインド風に。
ミニムーグの悲しい調べが思わず笑ってしまう。

12. Bozo, Pt. 2
13. Bozo, Pt. 3
可愛い感じのエル・ボソ組曲はいつも聴き流してしまう。Pt. 3はガッドが叩いてるので多少気にして聴く感じ。

14. Spanish Fantasy, Pt. 1
20分超のスパニッシュ・ファンタジー組曲。
Pt. 1はスタンリー・クラーク参加。ブラス・セクション、ストリングスを加えた大作。

15. Spanish Fantasy, Pt. 2
チックとガッドのデュオ。ガッド叩きまくり。

16. Spanish Fantasy, Pt. 3
ピアノソロ。最初は静かだが、次のPt. 4に向けて徐々に激しさが増していく。

17. Spanish Fantasy, Pt. 4
アルバムを締めくくる一大叙事詩。
大袈裟×2、交響曲ですね。最後のチックのピアノ・ソロが味わい深い。


「お気に入り度」 ★★★★★

# この時代のチックを聴くとなぜか心が安らぐ。シンプルなんでしょうね。
# ジャケットに使われている文字も雰囲気あるよなー。

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259:カモメさんもまだなんです
>最後にドラムが加わり適当に賑やかして
>終わるってのはどうだろう?(笑)
(家庭内未承諾、ボツの可能性大)

ここは、ちゃぁーんと突っこんどきます(笑)
「適当に賑やかす」ってのが、植木等みたい(古)
で笑えました。

チックコリアは今、勉強中です。
以前、紹介してもらった「フレンズ」は、あの
自由自在な感じが好きで、かなり聴き込みましたが、
なにせ「リターン・トゥ・フォーエヴァー」すら
聴いてないのです(涙)
このMy Spanish Heartも早めに聴くべきでしょうね

>廃れたHホテルみたいなネーミング
ココもツボでしたw
260:ツッコミありがとうございます。
70年代初期のチック・コリアはいいですよー
カモメとかソロピアノvol.1~2とかオススメです。

このMy Spanish Heartは結構ポップです。
笑ってしまうほどクサイ部分があるところが魅力です。
1曲目が“愛の城”ですからね(笑)
261:
私も一曲目ラブキャッスル、大好きです。奥様の声がナイスですね。このアルバムに限らず、この時期のチック作品はどれもいいですねえ。
263:ラブキャッスル
コメントありがとうございます。
ゲイルモランが若々しくていいですよね。透明感があって。
フローラ・プリンとはまた違った味わいがありますね。

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