milkybar音盤絵巻

手持ちCD・DVDのレビューを徒然なるままに書き綴ります。JAZZ、FUSION系を中心に週1ペースで更新(目標)

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The Gershwin Connection / Dave Grusin

2007.08.18 (Sat)
1991年に発売されたデイヴ・グルーシンのガーシュイン作品集。
GRP所属のミュージシャンを集めてガーシュインクラシックスを現代風にカヴァー。参加ミュージシャンがほぼ同じため、後に結成されたGRPオールスタービッグバンドの裏盤とも言えそう。このセッションがビッグバンド結成のキッカケになったのかもしれない。

発売当時に国内盤を購入。ピアノの鍵盤をモチーフにした高級感あふれるジャケットも秀逸で、豪華なブックレット付きの幅広い紙のCDケースだったと記憶している。
しかし、7年前の息子の火遊びでCDラックごと焼かれた時に消失。今は嫁の持っていたUS盤を聴いている。
輸入盤にはブックレットはおろかライナーも付いてないらしく、各曲のパーソネルが今ひとつ不明。後述の曲紹介もミュージシャンが違うかも(笑)

ただ、トータルなサウンド面は折り紙つきの素晴らしさ。デイヴ・グルーシンの最高傑作という人もいる。
ガーシュインといえば、パリアメこと「巴里のアメリカ人」や、最近では“のだめ”でお馴染みの「ラプソディ・イン・ブルー」のイメージが強かったけれども、このアルバムで聴けるピアノ曲などは初めて聴くものが多く、自分の中でガーシュインの世界が少し広がった気がした。

本アルバムのオススメはチック・コリアとデイヴのピアノデュオ「'S Wonderful」、そしてガーシュインのオペラ「ポーギーとベス」の挿入歌2曲かな。
特にラストの「Bess, You Is My Woman /I Loves You, Porgy」の壮大なストリングスは大感動モノです。

Dave Grusin (p)
Chick Corea(p)
Lee Ritenour(g)
Gary Burton(vib)
Eddie Daniels(cl)
John Patitucci(b,el-b)
Don Grusin(kb)
Eric Marienthal(as)
Sal Marquez(tp)
Dave Weckl(ds)
Sonny Emory(ds)
David Nadien(Concertmaster)
Ettore Stratta(String Conductor)

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01. That Certain Feeling
オープニングはガーシュインが生きていた時代を髣髴とさせるようなモノラルな音作りのピアノソロ曲。1分12秒と短いが時代の雰囲気が出てて素晴らしい。

02. Soon
エディ・ダニエルズのクラリネットをフィーチャーした美しいバラード。名演です。

03. Fascinating Rhythm
ウエックルのカウベルを絡めたドラムパターンから始まる。7拍子。
ゲイリー・バートンの奏でるテーマとグルーシンのピアノが軽快に絡んでいく。グルーシンのアレンジの素晴らしさが際立つ名演。

04. Prelude II
エディ・ダニエルズの美しいクラリネット。バックのストリングスも荘厳に。
リズムアレンジが変わりドラムがブラシでプレイする箇所があるが、ウエックルっぽくないのでソニー・エモリーかな?

05. How Long Has This Been Going On?
美しいストリングス+ピアノトリオのジャズっぽい演奏。
パティトゥッチのアコースティックベースのソロのバックでストリングスが鳴るところが最高!
抑え気味のウエックルのプレイもGOOD!

06. There's a Boat Dat's Leavin' Soon for New York
エリック・マリエンサルのアルトがテーマをとる軽快なジャズナンバー。エンディング付近がグルーシン印のアレンジ。

07. My Man's Gone Now
この曲は、マイルスがギル・エバンスとのコラボで発表した「ポーギーとベス」で聴いていた。
本作ではより緊張感が高くソリッドな演奏。サル・マーケスのトランペットが朗々とテーマを歌い上げる。マーケスのソロ、続くマリエンサルのソロもカッコイイ。本アルバムの中では一番気に入っているテイク。

08. Maybe
ゲイリー・バートンのビブラフォンが美しいバラード。

09. Love Is Here to Stay
ピアノトリオにミュートトランペットでリード。
愛すべき小品といった趣の曲。

10. 'S Wonderful
本作の目玉ともいえるのがこの曲。
デイヴ・グルーシンとチック・コリアのピアノデュオ。
煽り合いせめぎ合いではなく、あくまでリラックスムード。

11. I've Got Plenty O' Nuthin'
本アルバム中、最もポップなアレンジ。
ドン・グルーシンのシンセ、リー・リトナーのギターカッティング。
唯一シンセが入ってる曲。ドン・グルーシンらしい明るいプレイ。(脳天気?)
LAの香りがするガーシュインですね。

12. Nice Work If You Can Get It
ピアノソロ。
自分の中でガーシュインのイメージが広がった気がする。

13. Medley: Bess, You Is My Woman /I Loves You, Porgy
本アルバムのラストに相応しい超感動の名演。「ポーギーとべス」の最重要曲のメドレー。
このストリングスの美しさは一言では語れない。
大音量で聴くと泣けるかも。必聴!


「お気に入り度」 ★★★★★

# すごく上品な企画モノ。GRPレーベルのスマートさがよく出てると思う。
# クラリネットのエディ・ダニエルズがいい仕事してて、雰囲気がとても良い。

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コメント

お邪魔します。
お恥ずかしい話ですが、このアルバムの存在を知ったのは発表されてから7年後(恥)の1998年にハンコックが「ガーシュイン・ワールド」というアルバムを発表するまで知りませんでした。そして、未だに聴いた事が在りません(汗)。実に気になるアルバムではあるのですが、今回のレヴューを読んでますます聴きたくなりました。特に 「Fascinating Rhythm」は気になりますネ
因みにハンコックが「ガーシュイン・ワールド」にもチック・コリアが参加していますが、やはりグルーシン、ハンコック、そしてコリアという大御所達にとっても「ガーシュイン」という存在は特別なのでしょうね。
コメントありがとうございます。
ハンコックの「ガーシュイン・ワールド」是非聴いてみたいです。
ジョニ・ミッチェルも参加してるようで、思わず買ってしまいそうです。
ガーシュインの魅力は、やはりアメリカ人のクラシック作曲家であるということが最大のポイントで、とてもポピュラー?な感じがしますよね。

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