JAZZ、FUSION系を中心に手持ちCD・DVDのレビューを書き綴っています。

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TIN DRUM(錻力の太鼓)/ JAPAN

1981年に発表されたスタジオ盤としてのJapanのラストアルバム。
先週書いたロキシーの"Avalon"とかYMOの諸作と一緒に当時よく聴いていた。
デヴィッド・シルヴィアンのヴォーカルがクセが強く、梅雨時期に聴くにはいささか憂鬱になりそうな内容ではあるが、掛け値無しの最高傑作であると安定した評価を得ている作品。

まずポイントがこのジャケット。毛沢東の写真、丼の大盛りライスにスプーンが刺さってます。サウンド面でも“中国への憧憬”が随所に見られる。
当時はYMOも人民服を着て、中国をイメージした曲も多かったし、チョットした中国ブームだったのかと。

自分の中では毛沢東といえばゴルゴ13でのイメージしかない(笑)
(「毛沢東の遺言」というゴルゴの出生の秘密について触れた傑作がある。)
中華人民共和国を建国した人だが、文化大革命の際に紅衛兵による大量殺戮を首謀した独裁家というイメージがある。YMOにしろJAPANにしろなぜ当時中国を意識していたのかよくわからないですが、このめくれかけた毛沢東の写真は中国への憧憬ではなく、共産主義の限界を示唆したものであると理解しています。

そしてもう一つのポイントが「プロフェット5」というシンセのサウンド。
当時のYMOのサウンドと非常に共通点が多い。だから普通に聴けたんだろう。
YMOは今聴くと少々古さを感じるが、この「錻力の太鼓」はそれが無い。ヨーロピアン・モダーン・ミュージックのロマンティシズムが時代を超えているということか。
近くのCDショップに2枚組で追加収録曲有のリマスター盤が置いてあるので買おうか迷っているが、CCCDなので止めている。

台風も近づいてきていることもあり、ずっと雨だった今週、この「錻力の太鼓」やYMOばっかりなぜか聴いていた。このあたりの音楽を聴き出すと、しばらくこの世界から抜け出せなくなるので困りモノです。早く台風が抜けてくれないと。。。


David Sylvian : keyboads,keyboad programming,tapes,guitar,vocals
Steve Jansen : drums,percussion,electronic & keyboard percussion
Richard Barbieri : keyboads,keyboad programming,tapes
Mick Karn : fretless bass,african flute,dida

-----------------------------------

01. The Art Of Parties
オリエンタルな曲調とは裏腹な前衛的なギターソロが超カッコイイ。
裏でずっと鳴ってるタムタムもオリエンタル。

02. Talking Drum
「ブリキの太鼓」というタイトルの主題となる曲。
ミック・カーンのフレットレスベースが独特の歌い方。
時折入るヴァイオリンや邦楽っぽいギミックが憂鬱かつ攻撃的。

03. Ghosts
全英4位となったジャパンの代表作。
“世界一の被害者意識を持った男”デヴィッド・シルヴィアンの世界が全開。
東洋的でもありヨーロッパ的でもある必聴の名曲。

04. Canton
広東をイメージしたインストゥルメンタル。
金属的な「プロフェット5」の音色。

05. Still Life In Mobile Homes
東南アジアのモバイル・ホームでの生活(水上の小船での生活者)への憧憬を描いた曲。
ここでもミック・カーンのベースが独特。カーンによるアフリカン・フルートもあり。

06. Visions Of China
若干憂鬱な中国風。
憧れていたはずの中国は幻影だったと歌っている。

07. Sons Of Pioneers
アフリカン・ビートとも言えそうなタムタムのフレーズにミック・カーンの怪しげなフレットレスが絡む。
デヴィッド・シルヴィアンのヴォーカルも怪しさが満点。

08. Cantonese Boy
赤軍に加わろうとする広東少年を描いた曲。後半部分はほとんどYMOの世界。Endingがあまりにもあっさりと終わるので少々びっくり。


「お気に入り度」 ★★★★★


# 82年発売のライヴ盤「オイル・オン・キャンバス」の映像がYouTubeで見れるが、やはりミック・カーンの醸し出すオーラが強烈。土屋昌巳もカッコイイ!
# ジャケットはインチキ臭いが中身は孤高の美しさです。

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125:はじめまして
私にとってはバイブルみたいなアルバムです。
デヴィッド・シルヴィアンが今年10月に来日コンサートをしますね。
リチャードはporcupine tree、スティーヴはソロアルバムの発売が決定しました。
ミックも順調にソロアルバムを発表してくれてて嬉しい限りです。
126:コメントありがとうございます。
shuumaさん、はじめまして。
デヴィッド・シルヴィアンが来日するんですか。元JAPANの他のメンバーもコンスタントに音楽活動を続けているようですね。

「錻力の太鼓」は何年たっても全く色あせない名盤だと思います。
他にshuumaさんのオススメ盤等ありましたら教えてください。
今後ともよろしくお付き合いのほどよろしくお願いします。
128:オススメ盤等
私のブログでも、ご紹介しています。
(かなり、偏った内容&稚拙ですが&笑)

こちらこそ、宜しくお願い致します。
130:早速お邪魔させていただきました。
いやー、スゴイ方ですね(笑)
YMOやJAPANについて、ここまで掘り下げたサイトは見たことがありません。驚きです!
140:相互リンクのお願い
はじめまして。
タカさんの古くからの知り合いで「もくまおう」と言います。
自分は昔からデヴィッド・シルヴィアンのことを師と仰いでおりまして、
最近も、ずっとデヴィッドとジャパンを特集していました。
この記事もすごく参考になりました。
これからもよろしくお願いします。
141:
もくまおう様、はじめまして。
タカさんのお友達の方なんですね。もくまおう様のサイトへも早速お邪魔に伺います。
相互リンクは勿論OKです。今後ともよろしくお願いします。

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