JAZZ、FUSION系を中心に手持ちCD・DVDのレビューを書き綴っています。

Pilgrimage (聖地への旅) / Michael Brecker

惜しまれながらも今年2007年1月にこの世を去ったジャズ界最高峰のサックス・プレイヤー、マイケル・ブレッカーが病に倒れて以来、約3年半振りとなる渾身のレコーディング。逝去の2週間前に完成した魂の名作。レコーディングにはマイケルのためにパット・メセニー、ハービー・ハンコック、ブラッド・メルドー、ジョン・パティトゥッチ、ジャック・ディジョネットの錚々たるメンバーが集結。また、全曲マイケルのオリジナル・ナンバーで占められているのは彼のキャリアの中で今作が初めてとなる。(日本盤ライナーより)


今週1週間はずっとコレを聴いていた。マイケル最後の作品。
アルバムタイトルやジャケットの雰囲気から悲壮感の漂う重たいものではないかと思い、しばらく聴くのをためらっていたけれども、JazzLife別冊の「JAZZHORN マイケル・ブレッカー特集号」と一緒に購入。
本レコーディング後、急速に病状が悪化したとのことで、まさに渾身のレコーディングであったことが想像できる。これだけのメンバーを集めたのも「これが最後になるかもしれない」との思いがあったのかも。
本作を聴いた感じ、マイケルのテナーからは悲壮感は全く感じられない。とても遺作という雰囲気では無い。病床の中、全てが新曲ということも驚かされる。
少々難解な曲も多く、最後の作品ということもあり緊張感を持って聴きたいところだが、ざわざわした家の中で聴いているため、なかなか曲に入り込めずといった感じ。もう少し聴きこみが必要かと。

ハンコックとメルドーが半々で参加。マイケルもブリブリと奇数連系の得意フレーズを吹き倒しているし、ディジョネットのスピリチュアルなプレイもいい。
聴き手を選びそうな崇高な一面もある作品ですが、聴きこむほどに、じわじわ良くなってくるアルバムだと思います。


同時に買った「JAZZHORN」マイケル・ブレッカー特集号も素晴らしかった。
マイケルの参加アルバム791枚+映像モノ28枚のディスコグラフィー付き。JAZZ,FUSION系の参加作品は全てカラーでジャケットが載っている。永久保存版の価値あり。

○マイケル・ブレッカーを知るための20枚
○「この1曲を聴く!」20枚
○Michael on Standard Best 50

など、購買欲を掻き立てる記事が満載。この雑誌を読み、「自分は全然マイケル・ブレッカーのことを知らなかったんだなー」と思い知らされました。マイケルが自分のセッション・ワークを語る記事の中で、 ドナルド・フェイゲンの「愛しのマキシン」のソロについてショックなコメントが載っていたりして(涙)...


Michael Brecker(ts, EWI)
Pat Metheny(g)
Herbie Hancock(p) 1, 5, 8, 9
Brad Mehldau(p) 2, 3, 4, 6, 7
John Patitucci(b)
Jack DeJohnette(ds)

01. The Mean Time
02. Five Months From Midnight
03. Anagram
04. Tumbleweed
05. When Can I Kiss You Again?
06. Cardinal Rule
07. Half Moon Lane
08. Loose Threads
09. Pilgrimage


「お気に入り度」 ★★★★★


# マイケル・ブレッカーのラストメッセージ
# ブックレットのリハーサル風景の写真がすごくイイです!

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