JAZZ、FUSION系を中心に手持ちCD・DVDのレビューを書き綴っています。

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Light As a Feather / Chick Corea & Return to forever(完全盤)

Chick Corea (elp)
Joe Farrell (fl,ss,ts)
Stanley Clarke (b,elb)
Airto Moreira (ds,perc)
Flora Purim (vo,perc)

チック・コリア&リターン・トゥ・フォーエヴァーの1972年ロンドン録音、人気曲「Spain」が収録されてることで有名。1st「Return to Forever」(通称“カモメ”)に続く第2作。

同年録音の1st“カモメ”とは姉妹盤のように語られることも多いが、前作はモロECMのサウンド、本作はチックのセルフプロデュースということもあり、全くの別モノと言える。温度が全く違います。
どちらも夏によく聴くアルバムですが、“カモメ”は涼しくなりたい時に小さめの音で、本作はアツクなりたい時に大音量で聴いております。
ずっとLPレコードで聴いてた本作、98年に完全盤として2CDで発売された際に購入。

チック・コリアの諸作品は昔からレコードで聴いてたものも多く、初CD化や未発表音源のCD化の際に買いなおす機会も多かった。ただ、追加収録された曲はやはり“没テイク”であって、当時のミュージシャンやプロデューサーが“違う”と判断したものだから、あまりいいものは無い。

マイケル・ブレッカーが参加した「Three Quartets」がCD化された際に追加収録された曲がいまいちで、作品全体の色が変わってしまっていたし、「Now He Sings Now He Sobs」はレコードでは5曲のみの収録だったものが、追加収録されたCDでは+8曲の13曲になっている。
チックのナウヒーは大好きなアルバムで、体が5曲だと思ってるから、曲順も一部変更された追加収録CDを買って聴いてみても最後まで集中して聴けなかった。結局、オリジナルどおり5曲のみ収録の日本盤CDを買いなおして聴いている。無駄な出費なんだが昔から馴染んでるアルバムはやはりオリジナルのままで聴きたい。

そういった経緯から、この完全盤についても若干の不安はあった。
レコードしか持っていなかったこと、追加分は2枚目に纏められていることもあり、イメージも崩れないだろう思い買ってみた。気に入らなければDisc-2は聴かなければいいわけだから。

結果、Disc-2ばかり聴いている(笑)

下記のデータを見てもらえばわかると思うが、Disc-2は圧倒的に1stテイクが多い。
作品のイメージから、かなりコントロールされたセッションであったと予想できるが、そこは超一流のジャズミュージシャン達。やはり1stテイクがいいのは自然なことなのではと。
大人気曲スペインのオリジナルナンバーは第6テイクだったんですねー(少しショック)

「Now He Sings Now He Sobs」収録のソリッドなナンバー“Matrix”がポップなブラジル風に蘇っている。リハーサルだと思っていたのか、フローラ・プリムが若干上がりきってない部分があり、少し残念ではあるものの、スタジオ内でのミュージシャンのやりとりも収録されており、当時の雰囲気が伝わってくる。
録音テープをつなぎあわせたり、断片的な演奏もあったりして不自然な点もあるが、それをはるかに上回るアツさを感じます。
ワーワーペダルを駆使したチック、ジョー・ファレルやスタンリー・クラークのソロも満載。そしてアイアート&フローラ・プリム。


「正直言って、涙が出そうになるところもあったよ。」
今回の再発のためにチックが発掘されたテープを聴いたときの言葉。
聴くしかないでしょう。完全盤を!

-------------------------------------------

(Disc -1)
01. You're Everything(第1テイク)
02. Light As a Feather(第5テイク)
03. Captain Marvel(第1テイク)
04. 500 Milles High(第4テイク)
05. Children's Song(第2テイク)
06. Spain(第6テイク)

(Disc -2)
01. Matrix (unnumbered)
02. Light as a Feather - (alternative take/ 第1テイク)
03. 500 Miles High - (alternative take/ 第1テイク)
04. Children's Song - (alternative take/ 第1テイク)
05. Spain - (composite alternative take/ 第4テイクと第1テイクの合成)
06. Spain - (alternative take/ 第5テイク)
07. What Games Shall We Play Today?(unnumbered/ 第1テイク)
08. What Games Shall We Play Today? - (alternative take/ 第2テイク)
09. What Games Shall We Play Today? - (alternative take/ 第3テイク)
10. What Games Shall We Play Today? - (alternative take/ 第4テイク)


「お気に入り度」 ★★★★★


# ここまで納得の完全盤は他に無い。
# 自分の持ってるのは国内盤ですが、現在発売されてる完全盤は輸入盤のみの可能性があるので注意。
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114:
お邪魔します。
私もこのアルバムにはだいぶお世話になりました。
>どちらも夏によく聴くアルバムですが、“カモメ”は涼しくなりたい時に小さめの音で、本作はアツクなりたい時に大音量で聴いております。
仰るとおりですね。私の場合、この二枚はなぜか続けて聴く事が多いですね。
たまには二枚をMP3にしてシャッフルして聴くなんてどうでしょうか(笑)

完全盤の件ですが、前回と同じく凄く興味深々です。特にスペインが第6テイクだったとは!Disc -2が無性に聴きたいです!・・・聴きたいCDが有り過ぎる今日この頃です(涙)
115:コメントありがとうございます。
Disc-2にカモメに収録されていた「What Games Shall We ~」が4バージョン収録されていますが、かなり黒い演奏です。
アルバムのカラーから、没になったのも頷けるほどソウルフルな「What Games Shall We ~」が聴けますよ。
134:こんにちは
猫ケーキといいます、こんにちは。

この二枚組をはじめて聞いた時は、相当興奮してしまいました。What Gamesのいろいろ実験のテイクも面白いし、他の曲も別テイクを聞くと、かなりキッチリとアレンジしてやっていることが分かって(行き当たりばったりの演奏ではないということ)興味深かったです。

またお邪魔させていただきます。
135:コメントありがとうございます。
猫ケーキ様、はじめまして。
この完全盤二枚組は“コンプリート盤の鏡”といってもよい出来だと思います。当時の空気が感じられるところがとてもイイですよね。

貴殿のサイトはFC2ランキング経由で頻繁にチェックしておりました。今度お邪魔に伺いますので、その節はよろしくお願いします。

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