JAZZ、FUSION系を中心に手持ちCD・DVDのレビューを書き綴っています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

恋 / 古内東子

1997年に発売されダブルミリオンを記録した大ヒットアルバム。
古内東子の魅力は少々クセのある声と70年代のソウルミュージックの香りがするシンプルな音作り。
“恋愛の教祖様”と呼ばれる彼女の書く詞の世界は恋愛至上主義の女性が主人公。(40の男には理解出来ない部分は多々ありますが...)

コーラスを全部自分の声で担当してるので、独特の鼻にかかった声が重なるコーラスワークもお気に入り。
エロチックかつデフォルメされた感じの女性シンガーが多い中、古内東子のスタイルはとても好感が持てる。大ヒットシングル“誰より好きなのに”が収録された「Hourglass(1996)」で初めて聴いて以降ずっと聴いております。

そして、古内東子の魅力を支えているのが、前回の記事で少し触れたドラムの佐野康夫氏です。
オリジナル・ラヴでのプレイを聴いて以降しばらく遠ざかっていましたが、「Hourglass」の1曲目“いつかきっと”のプレイを聴いてぶっ飛びました。元々は“誰より好きなのに”が聴きたくて買ったアルバムでしたが、この1曲目が超カッコ良くて古内東子にはまるキッカケになった曲です。
今回のレヴューも「Hourglass」にしようか「恋」にしようか迷いましたが、全曲叩いてること、とても聴きやすいことからコッチを選びました。
佐野さんのドラムはとにかく聴いてて気持ちよい。心地よい。
独特のハネた感じとフレキシブルにしなった感じが共存。世界に誇れる“Groove Master”ですね。

-----------------------------------

01. 悲しいうわさ
1曲目から70年代ソウルミュージックの香りがしてきます。
ハネた感じの16ビートは佐野さんの得意なところ。(全部得意なんですけどね)
エレピのサウンドやホーンセクションも懐かしい響き。名曲です。

02. ブレーキ
これもどこか懐かしい雰囲気のミディアムテンポの16ビート。
チクチクチクチク~という片手でのハイハットプレイですが、佐野さんの場合はサクサクサクサク~という感じでとても気持ちいいんですよねー。
以後気持ちいいという言葉を連発すると思います。

03. 大丈夫(リミックス)
これもサクサク系のミディアム16ビートです。
サビから戻ったAメロ部分のサクサク度を聴いてみて下さい。
ギターのカッティングとシンセがとても爽やかな風を運んできます。

04. 月明かり
しっとりとしたバラード。
独特の声が醸し出すサビの雰囲気は古内ワールドです。
ギターのオブリガード、島健さんのピアノも美しいですね。

05. そして二人は恋をした
これもまた70年代のソウルミュージックの香り。彼女はかなり70'sソウルが好きなんでしょう。
マニアックな感じがまたいいですね。プロデューサー兼アレンジャー兼ベーシストの小松秀行さんの方向性でしょうか。

06. ケンカ(アルバム・ヴァージョン)
ドラムのピックアップソロからスタート。
ドラムソロ→いきなり歌い出しというドラムがコケれば歌えなくなりそうですが、完璧です。
本作にはドラムソロから始まる曲が何曲もあります。
途中の男性コーラスパートはチョットいただけないですが、中西康晴さんのエレピソロがGOOD!

07. どれくらい
落ち着いた雰囲気のミディアムスローのナンバー。
サビのバックで流れてるコーラスがとても気持ちよい素敵な曲です。
彼女の曲を聴いてるとクインシー・ジョーンズっぽいと感じる部分があるけど、もしかして好きなのかな?

08. 余計につらくなるよ
ハーフタイムシャッフルのナンバー。
このハイハットとスネアのグルーヴ感。
何でこんなに気持ちいいんでしょうか?

09. いそがないで
早いテンポの16ビート。ほんとにこの作品はドラムの教典になりそうなほど多種多様なプレイが聴ける。もうノリノリですね。
そしてもう一つの聴き所が中西さんのピアノソロ。中西さんはすごくカッチリしたプレイをする人で、メカニカルな印象はありますがとても好きなピアニスト。
古内東子の作品にはずっと参加していて彼女を支えてる一人です。「Hourglass」の1曲目“いつかきっと”のピアノソロも必聴モノ!

10. 宝物(アルバム・ヴァージョン)
これまたカッコイイドラムのピックアップソロから始まり。
“いつかきっと”や前曲の“いそがないで”と同じタイプの速いテンポの16ビート。これもまたノリノリですわ。最後2曲でドライヴィングナンバーを持って来るところがいい。普通はバラードで締めくくるんですけどね。ドラムがしなりまくってます。

----------------------------------

○Misicians
Yasuo Sano(drums,vocals on M6)
Hideyuki Komatsu(bass,vocals on M6)
Masato Ishinari(guitar,vocals on M6)
Mataro Misawa(percussion)
Yasuharu Nakanishi(ap,ep) (M1,2,3,5,6,9,10)
Ken Shima(ap) (M4,7,8)
Shinichi Kusama(syn,ep) (M1,2,4,7,10) (vocals on M6)
Masahiro Kobayashi(tp) (M1,2,3,6,9,10)
Osamu Koike(sax)
Taro Kiyooka(tb) (M3,6,10)
Kazuto Shimizu(vib) (M3)
Chuei Yoshikawa(ag) (M6)
Hikaru Sugawa(org) (M8)
Toko Furuuchi(bells) (M10)
Kuwano Strings(strings) (M3,9)


「お気に入り度」 ★★★★★


# 2007年5月号のドラムマガジンは佐野康夫さんが表紙。P36~P37の参加作品一覧が驚異的な数!
# You Tube →→ 「誰より好きなのに / toko furuuchi」

スポンサーサイト
107:
milkybarさんの影響もあって、押入れに眠ってるCDやLPを引っ張りだして
改めて聞いてみようかと思ってる今日この頃です。
ふとラックに目をやると、「TAKE6」「高中正義」「オフコース」「THE ALFEE」
「BEAT BOYS」etc・・・のCDが埃かぶってます。^^;
108:コメントありがとうございます。
名盤を押入れに眠らせておくのはもったいないですよ。
これからの季節、「TAKE6」「高中正義」あたりが良さそうですね。
多感な時期に聴いてたモノはやはり何年経ってもいいものです。
110:
お邪魔します。
今日、中古CD店を探索していてmilkybarさんのレヴューを思いだし、このアルバムを購入しました。
まだ、聴き込んでいないのですが、「そして二人は恋をした」 がお気に入りです。
有難う御座いました。
112:購入されたんですね。
記事を読んで購入されたとのことで、何だかうれしいですね(笑)
古内東子は少しクセのある声とシンプルな音楽性がとても気に入っています。
最近は派手な活動は無いようですが、地道に音楽を作っていってほしいミュージシャンです。

コメントの投稿

 
管理者にだけ表示を許可する
  • ALLAN HOLDSWORTH IN JAPAN (05/05)
  • アナログ音源のデジタル化 その4 (07/23)
  • アナログ音源のデジタル化 その3 (05/11)
  • アナログ音源のデジタル化 その2 (05/05)
  • アナログ音源のデジタル化 (05/04)
  • 廉価盤1,000円CD (12/29)
  • SON / 松岡直也&WESING (Romantic Version) (05/03)
  • 結晶~SOUL LIBERATION / ORIGINAL LOVE (04/14)
  • first / 夜総会BAND (03/23)
  • ブラームス 間奏曲集他 /グレン・グールド (03/04)
  • プロフィール

    milkybar

    Author:milkybar
    GOGOランプを愛しています!

    最近の記事+コメント

    最近のトラックバック

    カテゴリー

    リンク

    このブログをリンクに追加する

    RSSフィード

    amazon

    FC2カウンター

    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。