JAZZ、FUSION系を中心に手持ちCD・DVDのレビューを書き綴っています。

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Blame It On My Youth / Holly Cole Trio

映画『バグダッド・カフェ』の主題歌のカヴァー「Calling You」の大ヒットで知られるカナダの歌姫ホリー・コールの91年のアルバム。原題は「Blame It On My Youth」だが、日本盤は92年に「Calling You」として発売された。
ピアノ、アコースティック・ベースにホリー・コールのヴォーカルというトリオの編成で、当時の日本にアコースティック・ヴォーカル・ブームを巻き起こしたアルバム。

日本盤のキャッチ・コピーが、
心乱すモノクローム・ヴォイス~BAGDAD CAFEに漂うennui~


Holly Cole Trio :
Holly Cole (Vocals)
Aaron Davis (Piano)
David Pitch (Acoustic Bass)


最近SUNTORYの角瓶でハイボールのCMをやっている。
石川さゆりの「ウイスキーが、お好きでしょ」の歌をバックに小雪が出てきて、ハイボールが画面にシュワーッていう神がかり的なCM。絶対飲みたくなるあれ見たら。
そして当然のごとく角瓶とサントリーソーダを購入。ここんとこ毎日ハイボール。

081027_195901_M.jpg


ハイボールを飲みながら聴いているのがこのアルバム。
「Calling You」目当てに買ったけれども、その他の曲がとても良い。
ディズニー映画の使用曲「01. Trust in Me」やチャールズ・チャップリン作「04. Smile」など。Calling~も勿論いいけれども。

秋冬はこういうしっとりとしたヴォーカル・アルバムやピアノ・トリオのジャズが心に染みる。
ピアノ+ベースというシンプルな構成がホリー・コールの類まれな歌をさらに引き立てる。全曲オススメの名盤ですね。

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01. Trust in Me
02. I'm Gonna Laugh You Right out of My Life
03. If I Were a Bell
04. Smile
05. Purple Avenue

06. Calling You
このPVは文句なしのカッコよさ。心乱すモノクローム・ヴォイスです。
ピアノ・ソロも神がかり的な素晴らしさ。


この曲、セリーヌ・ディオンも後にカヴァーしているが、全く違う解釈なので笑ってしまった。
しかし、いかにもセリーヌらしくてコレもありかなと妙に納得。

Céline DION - Calling You New Version

07. God Will
08. On the Street Where You Live
09. Honeysuckle Rose
10. I'll Be Seeing You


「お気に入り度」 ★★★★★

# アンニュイと言えば真行寺君枝。(わかるかな?)
# 「Blame It On My Youth」という題名のスタンダード曲があるが、このアルバムには未収録。少し謎だ。

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Trio Music,Live in Europe / Chick Corea

チック・コリアの数あるピアノ・トリオの中でもダントツ人気№1なのがこの3人。

Chick Corea(Piano)
Miroslav Vitous(Bass)
Roy Haynes(Drums)


このトリオ、以前は“Trio Music”と呼ばれていたが、2001年12月ニューヨークのブルーノートで3週間に渡って行われたチック・コリアの還暦を祝うイベント「Rendezvous In New York」以降、“Now He Sings, Now He Sobs Trio”と呼ばれるようになったのかな?
そのトリオが1984年に行ったヨーロッパ・ツアーの模様を収めたライヴ盤。

Now He Sings, Now He Sobs (1968年/ Solid State/Blue Note)
Trio Music (1982年/ ECM)
Trio Music Live in Europe (1987年/ ECM) ←
Rendezvous In New York(2003年/ Stretch)

ずっと気になっていながら未聴だったこのライヴ盤、昨日Book-Offで見つけた。値札は1,650円。
「なんだこのボッタ価格は」と思いながらよく見てみると、このCD、先月発売されたばかりのSHM-CDだった。SHM-CDで1,650円はまずまずだろうと思い購入。
初めてのSHM-CD、ポリカーボネート樹脂ってどんな音がするんだろう?期待しながら1曲目「The Loop」を聴く。


チック・コリアのイメージが少なからず変わった。
このトリオは83年のライヴ・アンダー・ザ・スカイのテレビ放送分(たしか「ハッケンサック」を演っていたと思う)の印象が強くて、録音時期も近いことから、このライヴもそんな感じだろうと想像していた。小気味よくバタバタした様な感じというか。。。

全然違った。ECMの世界だ。
ライナーにもあるように1曲目「The Loop」はキース・ジャレットのスタンダーズ的な演奏。
アルバムの前半部分が特に良い。チックに対する別のイメージが持てたということで、今のところ今年1番のヒット!(SHM-CDが良かったんだろうか)


01. The Loop
02. I Hear a Rhapsody
03. Summer Night / Night and Day
04. Prelude No. 2 / Mock Up
05. Transformation
06. Hittin' It
07. Mirovisions


「お気に入り度」 ★★★★★


そして、もうひとつうれしいニュースが。
長らく入手困難だったチック・コリアのアルバム「Again And Again」が11月に国内初CD化!こちらもSHM-CDで。
スティーヴ・クジャラ(fl)がサックスを吹いているずっと探していたアルバムなのでこの再発はうれしいなー。

...

All-in All-Out / 佐藤允彦

佐藤允彦さんがニューヨークでデイヴ・リーブマン、ハーヴィー・メイソンらと製作したフュージョン・アルバム「オール・イン・オール・アウト(1979年)」。
中国系の子供達が遊んでいる様子が描かれているピンク色の鮮やかなジャケットが目を引く。日本人ピアニストだけあって、日本風の叙情的メロディの曲が多いのだが、とにかく演奏が切れまくっている。特に佐藤さんのアコースティック・ピアノとハーヴィーのドラムの切れ具合が半端ではない。
ジャケットの子供達、よく見ると爆竹で遊んでいる。まさに爆竹に火を点けたような演奏なのだ。

CD再発が望まれる一枚で、とりあえず今日現在のamazonマーケットプレイスで2万円。
一度CD選書で再発されていたようだが、また市場から消えた。(マーケットプレイスのぼったくり価格は極端だが、ヤフオクとかでは適正価格でまだ入手できるようです。)
自分も当然のごとくCDは持っておらず、CBSソニー信濃町スタジオの完成記念盤レコード?(大々的に新スタジオの設備と当時の最先端録音技術について書かれたライナー入り)を聴いている。

メンバーは、
佐藤允彦 : acoustic piano, Rhodes piano,Korg Synthesizer, percussion
デイヴ・リーブマン : soprano saxophone,tenor saxophone, alto flute
川崎燎 : electric guitar
フランシスコ・センテーノ : electric bass
ハーヴィー・メイソン : drums
ルーベンス・バッシーニ : percussion

その他、ホーンセクションにランディ・ブレッカーやバリー・ロジャースらが参加。ストリングスもある。
シンコー・ミュージックの「ディスク・ガイド・シリーズ」や「フュージョン決定盤101」などのフュージョン本でも絶賛されている本作。

“練りに練られたアレンジと熱いインプロヴィゼーション。冷静と熱狂の絶妙なコンビネーション”
(フュージョン決定盤101より)

ここまで叩きまくっているハーヴィーも珍しい。1979年といえばフュージョンの黄金期、どちらかといえば難解で前衛的なイメージの佐藤さんだが、時代が佐藤さんをフュージョンに走らせた?
時代のアツサがビシビシ感じられるアルバムである。

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<SIDE A>
01. Sapajou Walk
懐かしくも古くさい感じのフュージョンナンバー。ストリングス&管のアレンジが70年代の香り。
リーブマンのソプラノ・ソロが光っている。

02. Grama Grass
これまたリーブマンのソプラノをフィーチャーしたバラードでしっとりと。。。と思いきや、ローズ・ソロで突然曲が倍テンに。続くリーブマンの長いソロで曲調がめまぐるしく変化する。
美しくも激しい佐藤さんらしいアレンジである。

03. Salamander
複雑なリズムギミックのある3拍子のナンバー。
ここでもリーブマンが存分に吹きまくっているが、バックの演奏も凄くて、特にベースのフランシスコ・センテーノのプレイが強力。
川崎燎さんのギター・ソロもいいし、ハーヴィーも十八番フレーズで手数王と化している。
複雑なリズムアレンジでもビシッとタイトな演奏。さすがに佐藤さんとハーヴィーはバークリー時代の同級生だけあって息もピッタリ?

<SIDE B>
01. Moth Ball
「モス・ボール」とは虫よけの玉、ナフタレンのことらしい。(最近みかけなくなったなー。。。)
曲調はハイテンションの激しいナンバーで、ステップスの「ノット・エチオペア」にテーマが似ている。
チック・コリアの「サンバ・ソング」にも通じる部分がある。
リーブマンのテナーサックスがやたらカッコイイのと、佐藤さんのアコースティック・ピアノのスピード感が尋常ではない。本作のハイライトといえる曲である。ハーヴィーもビシビシです。

02. Thus The Song Passed Out Of Their Mind
ストリングスをバックに佐藤さんのアコピによるバラード。
リーブマンがアルト・フルートでテーマをとっている。
アルト・フルートという楽器の存在もこのレコードで初めて知ったけれども、丸くて味わい深い音がする。リーブマンはソプラノ・サックスでの大ブローイングのイメージが強かったが、フルートで優しい音を紡ぐ彼も魅力的である。

03. Fallout
宇宙的な広がりのある高速テンポのナンバー。曲名から隕石の落下をイメージさせる。
とにかく佐藤さんのシンセのプレイが圧巻。リーブマンのソプラノ高速ソロも存分に。



「お気に入り度」 ★★★★★

# デイヴ・リーブマン VS ハーヴィー・メイソン 
# 今さらながら、ソニーのCD選書とかコロンビアのQ盤とかの廉価版シリーズはニーズがあったのだろうか。再発モノこそクオリティを上げるべきだとつくづく思う。

On The Mountain / Elvin Jones

先日レコードプレーヤーを新調したこともあり、最近はアナログレコードをよく聴いている。実家にダンボール詰のまま眠っていたものを掘り起こして持ってきた。LPを聴いていてつくづく思うことは、

“レコードスプレーって何でこんないい匂いがするのか?”って事。

とても懐かしい匂い。どんな成分が入ってるのか知らんが、どのメーカーの物もほぼ同じ感じで、とてもクセになる素敵な匂い。あまりに好きなので、レコード盤だけでなく芳香剤としてお部屋にスプレーしてた気がする。(目に入ると失明するという危険な噂もあったが。。。)

現在使ってるスプレーは、audio-technica製。若干薄いが懐かしい匂いがする。中学・高校の頃使っていたナガオカ製のスプレーは濃厚な匂いがしてたなー

そんな感じで、今日はエルヴィン・ジョーンズがヤン・ハマーと共演したキーボード・トリオアルバム“On The Mountain”。自分の持っているLPはトリオレコードの日本盤。US盤でCD化されているようだが若干入手困難か。しかし、インパクトの強いジャケットである。

メンバーは、
Elvin Jones (Drums)
Jan Hammer (Acoustic & Electric Pianos,Moog Synthesizer)
Gene Perla (Acoustic & Electric Basses)

ベースのジーン・パーラはエルヴィンがブルーノートに残した傑作「Elvin Jones Live At Lighthouse Volume.1~2.」等にも参加しているエルヴィンの盟友。この「On The Mountain」はジーン・パーラの個人レーベルから発売されている。
そして本作の目玉がヤン・ハマーの参加。このアルバムが録音された1975年、ヤン・ハマーはあの歴史的名盤、ジェフ・ベックの「Wired」に参加している。この「On The Mountain」が75年の1月~2月、「Wired」が9月~ということで、時期的にとても興味深い。

で、この「On The Mountain」のサウンドは、「Wired」のピアノ・トリオ版とも言えそうなハードなフュージョン作品。エルヴィンのリーダーアルバムではあるけれども、ムーグ、エレピ、そしてアコースティック・ピアノまで弾きこなしているヤン・ハマーが主役。エルヴィンは一歩引いた感じ、いつものように叩きまくっていない。
チック・コリアのRTFにも似た甘美なジャズロックの世界は“裏ワイアード”と言ってもよさそう。ジェフ・ベックのファンには是非聴いてもらいたい作品である。

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<Side A>
01. Thorn of a White Rose
“白薔薇の棘”と題されたハードなラテン・フュージョン。
冒頭、エルヴィンの短いソロから強烈なラテンドラミング。
ヤン・ハマーが入ってくるところは鳥肌モノ。ヤン・ハマーのムーグくそカッコイイ!
ヘビーなテーマもいかしてます。

02. Namuh
題名のナムーとは南無~のことだろうか。仏の世界を感じさせる叙情的なナンバー。
ジーン・パーラのベースのフィーチャーしたテーマ。
なんと、ヤン・ハマーがアコースティック・ピアノをプレイしている。
これがまた美しい。チック・コリアのピアノ・トリオですか?と思わず聞いてしまいそうなサウンド。

03. On the Mountain
この顔ジャケで“On the Mountain”とは、ゴリラの事かな。
ヤン・ハマーの浮遊感あるシンセ。ジャズロック風のサウンド。

<Side B>
01. Smoke in the Sun
“On the Mountain”と似た感じの3拍子のジャズ・ロック。
この曲もヤン・ハマーの独壇場。時折見せるプログレ風のフレーズが時代を感じさせてくれる。

02. London Air
またもやヤン・ハマーのアコピ。
「Led Boots」や「Blue Wind」の人とは思えない。
後半シンセも登場し幻想的な世界。

03. Destiny
アルバムのラストはプログレッシブなジャズロック。
今まで抑え気味だったエルヴィンの激しいドラム・ソロ。
ヤン・ハマーとのデュオ部分は痺れる。一番ジャズっぽい演奏になっている。


 
「お気に入り度」  ★★★★★

# しかしスゴイ顔である。
# これはれっきとしたフュージョン作品。

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