JAZZ、FUSION系を中心に手持ちCD・DVDのレビューを書き綴っています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

LIVE ALIVE (absolutely) / PRISM

どうしても聴きたかったプリズムのワーナー時代のライヴ盤「ライヴ・アライヴ(アブソリュートリー)」をようやく入手!
このライヴ盤の直前(同年)に発売されたスタジオ盤「COMMUNITY ILLUSION」を入手したのがちょうど1年前で、うれしくてブログにも書いていた。

ワーナー、アルファムーン時代のプリズムの5枚(下記)だけはどうしても入手しておきたいアルバムで、今回LIVE ALIVE(absolutely)をゲットし、残るは「VISIONS」と「∞(永久機関)」となったが、この2枚も相当に入手困難。
「永久機関」はごく稀にヤフオクに出品されるも高嶺の花で手が出ず。「VISIONS」に到っては最近見かけたことも無い。1年に1枚のペースで入手出来ているので、来年の今頃までに何とかどちらかでも手にしたいところだが。。。

SURPRISE(1980)
COMMUNITY ILLUSION(1981)
LIVE ALIVE(absolutely)(1981)
VISIONS(1982)
∞(永久機関)(1983)

そして、この「ライヴ・アライヴ(アブソリュートリー)」。聴く前からいろいろ想像していたが、実際聴いてみて想像以上の素晴らしさに感動!
「COMMUNITY ILLUSION」の世界感が好きな自分には、今のところこれが“プリズムの最高傑作”ではないかと思えるほどだ。とても当時20代の若者達が出してる音とは思えない。

和田アキラ(Guitar)
渡辺建(Bass)
青山純(Drums)
中村哲(Keyboads)


01. From The Beginnings (Satoshi Nakamura)
「COMMUNITY ILLUSION」のラストに入っていたバラードで静かに幕が上がる。
建さんのフレットレス・ベースによるテーマが泣ける。
ギター・ソロの導入部でオーディエンスの歓声が。(ここでステージに照明が入ったのかも)
「アキラ~!」の声。

02. Memories Of You (Ken Watanabe)
そしてそのまま「メモリーズ・オブ・ユー」へ。
中村哲さんのシンセが荘厳かつきらびやかに。
ギターが入ってくる泣きの部分は鳥肌モノ。まぎれもないレスポールの音が最高!
このライヴではアキラさんが全てギブソンのレスポールを使用しているところがミソ。

03. Memory Of The Moment (Akira Wada)
プリズムの中でベスト3に入るであろう名曲。(と思っている)
特にギター・ソロでリズムアレンジが変化する部分のカッコ良さは尋常ではない。
そしてこのライヴ、スタジオ盤をはるかに凌ぐ盛り上がり。ギター・ソロかっけー!
オーディエンスも大歓声。

04. Community Illusion (Satoshi Nakamura)
イントロがライヴならではのアレンジ。宇宙的なシンセにギターのヴァイオリン奏法?が絡む。
中村哲さんならでは世界感による「Community Illusion」のタイトルナンバー。
この曲もアキラさんのギター・ソロが超カッコイイ!やばすぎ。
ベース・ソロ、キーボード・ソロをはさんでテーマへ戻る。そして荘厳なリフレインへ。
ここでの主役は青純さんのドラム。スタジオ盤も凄かったが、このライヴも超強力。
重くどっしりとした音色の正確なフィルは必聴!

05. Upside Down (Ken Watanabe)
この曲がこのライヴで1番聴きたかった曲。
ライヴでの青純さんの「Upside Down」がどうしても聴きたかった。
そして実際に聴いてみて、「どうしたらこんなドラムが叩けるんだろう?」という驚異のプレイ。
スタジオ盤「Surprise」のヴァージョンをはるかに凌駕しています。
こんなドラマーは今後も絶対に現れないと思う。

06. Space Shuffle (Akira Wada)
そして、「Upside Down」の興奮も冷めやらぬうちに高速の「スペース・シャッフル」へ雪崩れ込む。
この曲もアキラさんのレスポールがキレまくり。


「お気に入り度」 ★★★★★

# いやー、もの凄いライヴ盤ですこれは。
# インナーにある渡辺建さん直筆の絵(メンバー4人の詳細な機材リスト&セッティング図)が超秀逸です!
スポンサーサイト

Captain Marvel / Stan Getz

1972年、スタン・ゲッツがチック・コリアのRTFのメンバー+トニー・ウィリアムスという超強力なメンバーで製作したアルバム。

スタン・ゲッツ (ts)
チック・コリア (p)
スタンリー・クラーク (b)
トニー・ウイリアムス (ds)
アイアート・モレイラ (per)


RTFのファーストアルバムのわずか1ヶ月後の録音で、収録された曲もRTFの1stや2nd「Light As A Feather」と重複しているものがあり、“裏RTF”と呼べる作品。

「Return to Forever」(1972年2月)
「Captain Marvel / Stan Getz」(1972年3月) ← 本作
「Light As A Feather」(1972年10月)

このバンド、正式にはスタン・ゲッツ・カルテットということになるようだが、RTF結成直後のチック・コリアがRTFと平行してバンドメンバー総出でスタンゲッツと共演しているのが興味深い。今後の方向性も含めてRTFがまだ固まっていなかったということか。
その後チックはRTFでの活動にシフトしたため、結局、このスタン・ゲッツ・カルテットは本作の他に2枚のライヴ盤(「Portrait」、「Stan Getz Quartet At Montreux」)を残して半年で消滅してしまう。

そんなワケで、とても貴重な音源であると同時に、メンバー構成もおもしろい。
スタン・ゲッツとチック・コリアの共演は自然な感じがするが、これにトニー・ウィリアムスが参加している点が大きなポイント。スタン・ゲッツ+RTFなら普通だったかもしれないが、トニーが入ったために大変なことに(笑)

トニーに煽られ、スタン・ゲッツが激しくブローしている。
「ゲッツ/ジルベルト」の甘くソフトなスタン・ゲッツしか聴いたことの無い人は驚くハズ。ゲッツがヒーヒーいってますから。スタンリー・クラークのベースも超強力で必聴!!

自分の持っているCDはソニー傘下の「KOCH JAZZ」から出てるブートくさい盤(音がひどい)で6曲収録。
一昔前は入手困難な時期もあったが、追加収録3曲あるものがコロンビアから再発されています。ハードなゲッツが聴ける貴重な一枚と言えるのではないでしょうか。
(「これ以上無理。もう勘弁して。。。」とゲッツが言ってるように聴こえなくもないが。。。)

-----------------------------------------

01. La Fiesta
いきなり「ラ・フィエスタ」で来るか。初日から千秋楽横綱相星決戦の雰囲気。
イントロからアイアート・モレイラのカスタネットが情熱の国スペインの風を運んでくる。
スタンリー・クラークの高速ベース+トニー・ウイリアムスの煽りドラム。
煽られながらもスタン・ゲッツは切ないメロディーを吹きあげてます。
チック・コリアのエレピ・ソロも最高にカッコイイ!

02. Five Hundred Miles High
RTFの2nd「Light As A Feather」に収録されている哀愁のラテンナンバー。
フローラ・プリムの歌のイメージが強いこの曲をゲッツが吹くとどうなるか?
結果、煽り合いせめぎ合いの大ブローイング大会系高速サンバチューンになってます。
チックのエレピ・ソロ、スタクラのベースソロが素晴らしい。

03. Captain Marvel
ラテン・カーニバル風のタイトル・チューン。
アイアートのパーカッションが基本のグルーヴ形成、そのリズムをベースにトニーがひたすら煽る。
特にチックのエレピ・ソロ部分のトニーはすごい。
ゲッツもブローしてます。

04. Times Lie
ようやく落ち着いてきた。ほっと一息つけるワルツのテーマ。
と思いきや、高速サンバへ突入。
チック→ゲッツと炎のソロが続きます。ゲッツの尻に火をつけるようなトニーのフィルが印象的。

05. Lush Life
やはり、このような甘いバラードがゲッツに似合う。

06. Day Waves
最後の曲も高速サンバ。
ここでのスタン・ゲッツのプレイがアルバム中で一番いいかもしれない。

(以下追加収録)
07. Crystal Silence
08. Captain Marvel
09. Five Hundred Miles High

未聴のため語れません。
クリスタル・サイレンスはどんな演奏になってるのか興味ある。


「お気に入り度」 ★★★★★


# 「半年間の活動で燃え尽きてしまった」と言えるほどアツすぎる演奏です。
# 再発盤では音質が改善(特に低音部)されているといいのだが。。。

I'm Fine How Are You? / Airto Moreira

アナログLP時代には「ブラジルからの御挨拶」というタイトルで発売されていたアイアート・モレイラの1977年の作品。
ウェザー・リポート在籍時のジャコ・パストリアスが「08. 誕生」に参加していることで有名。同時期にジャコはアイアートの奥方であるフローラ・プリムの名盤「エヴリディ・エヴリナイト(1978年)」にも参加している。

このアルバムも夏によく聴く。(夏にしか聴かない)
「ブラジルからの御挨拶」というタイトルどおりブラジルの“熱”を感じさせてくれる。フローラ・プリムの「エヴリディ・エヴリナイト」はアメリカのマーケットを意識した作品で、クールなサウンドに仕上がっていたが、このアイアートの方は最初から最後まで激アツ。ブラジルの血と汗と涙と汁がほとばしっている。

メンバーは、

Airto Moreira (Per)
Laudir de Oliveira (Per)
Manolo Badrena (Per)
Hugo Fattoruso (Key)
Byron Miller (Bass)
Abraham Laboriel (Bass)
Jaco Pastorius (Bass)
Tom Scott (Sax,Flute)
Raul de Souza (Trombone)
Charles Johnson (Guitars)
Oscar C.Neves (Guitars)
Ruben Rada (Vocals)
Flora Purim (Vocals)

LPで聴いていたが、2006年に紙ジャケでリマスターされた国内盤CDを購入。
インストが5曲、歌入りが3曲の計8曲。
魂の叫びのごとき詞の内容(実際叫んでいる)、情熱の国ブラジルを体感できます。

------------------------------

01. アイム・ファイン、ハウ・アー・ユー?
I'm Fine How Are You? (Moreira)
印象的なリズムのイントロからアイアートの笑い声。
ブラジルの乾いた風を思わせるテーマからトム・スコットのサックス・ソロへ。
むー、素晴らしい。

02. メニ・デヴォル
Meni Devol (Fattoruso,Rada)
曲の後半、Ruben Rada (Vocals) の狂気じみた叫びが出てくる。イアン・ギランもびっくり!
サンバとかボサノバしか聴いたことない人は衝撃を受けるはず。
ビリンバウの音も特徴的。

03. ラ・トゥンバドーラ
La Tumbadora (Fattoruso,Rada)
トゥンバドーラとはコンガの事。「俺のコンガを聴いてくれ!泣いてるだろ俺のコンガ!」という曲。
コンガは恐らくマノロ・バドレーナが叩いていると思う。コンガもスゴイが速いサンバのグルーヴ感を作っているのがアイアートのトライアングル。これは必聴!強烈にグルーヴしてます。

04. ハッピー・ピープル:彼の名はサンバ
The Happy People (Moreira)
タイトルどおりのハッピーでリラックスした雰囲気のサンバ。

05. 苦難を乗り越えて
The Road is Hard (But We're Going To Make It) (Purim)
このフローラ・プリムの曲が最高!
フローラの作り出す哀愁のメロディ・ラインに絡むトム・スコットのソプラノ・サックスが無茶苦茶カッコイイ。本作のベストか。タイトルもカッコイイじゃないですか。

06. ラ・クンビア・デ・アンドレス
La Cumbia De Anders (Fattoruso,Rada)
バンパイプをフィーチャーした牧歌的なナンバー。
南米の高地での暮らしをイメージするインスト。

07. ブラジルの祝賀祭
Celebration Suite (Moreira)
この曲はサッカーファンにはお馴染み。サッカー番組ではしょっちゅう流れてます。
Belliniが「Samba De Janeiro」という曲名でこの曲をカヴァー。


そして、アイアートのオリジナルはこんな感じ。
最初はパーカッションによるソロで、曲の後半あの特徴的なメロディが出てくる。
ブラジリアン・パーカッションによる物凄いグルーヴ!



08. 誕生
Nativity (McNabbe,Moreira,Pastorius)
そして本作の目玉!ウェザー在籍時のジャコが参加。
フローラ・プリムのレコーディングで交流を深めたジャコが、ベースを持ってふらりとスタジオに現れてセッションが始まったとの事。
最初はゆったりと浮遊感のあるソロを弾いているジャコ、そして速いパッセージの部分はウェザー・リポートを彷彿とさせる。必聴の名演でしょう。


「お気に入り度」 ★★★★★

# ブラジルの花、「アンスリウム・アンドレアナム(オオベニウチワ)」が咲き乱れているジャケットが秀逸。
# トム・スコットがいいなー!

  • ALLAN HOLDSWORTH IN JAPAN (05/05)
  • アナログ音源のデジタル化 その4 (07/23)
  • アナログ音源のデジタル化 その3 (05/11)
  • アナログ音源のデジタル化 その2 (05/05)
  • アナログ音源のデジタル化 (05/04)
  • 廉価盤1,000円CD (12/29)
  • SON / 松岡直也&WESING (Romantic Version) (05/03)
  • 結晶~SOUL LIBERATION / ORIGINAL LOVE (04/14)
  • first / 夜総会BAND (03/23)
  • ブラームス 間奏曲集他 /グレン・グールド (03/04)
  • プロフィール

    milkybar

    Author:milkybar
    GOGOランプを愛しています!

    最近の記事+コメント

    amazon

    FC2カウンター

    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。