milkybar音盤絵巻

手持ちCD・DVDのレビューを徒然なるままに書き綴ります。JAZZ、FUSION系を中心に週1ペースで更新(目標)

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Love Song - Live At Bravas Club '85 / 渡辺 貞夫 (DVD)

2008.03.29 (Sat)
渡辺貞夫さんが、"もっとリラックスして音楽を聴ける場を"と、クラブ形式の公演を企画、1985年から始まったイベント「ブラバス・クラブ’85」から、フュージョン・セッションの模様を収めた映像作品。
このイベントはブラバス・クラブ→キリン・ザ・クラブ→キリン・ラガー・クラブ→・・・(以後知らない)・・・と名前を変えて現在も継続中とのこと。

この「ブラバス・クラブ’85」では、アルバム「マイシャ」のメンバーを集めたポップな「セッションA」と、スタンダードジャズを演るワンホーンカルテット「セッションB」が行われた。セッションAが今回紹介する「Love Song」というDVDに、セッションBは「パーカーズ・ムード」という名前でCD、DVDが発売されている。

セッションAのメンバーは、
渡辺貞夫 ( Alto Saxophone,Sopranino )
Don Grusin ( Keyboads )
Russell Ferrante ( Keyboads )
Carlos Rios ( Electric Guitar )
Jimmy Haslip ( Electric Bass )
Ricky Lawson ( Drums )
Laudir De Oliveira ( Percussion )
Brenda Russell ( Special Guest Vocal )


貞夫さんのライヴは毎年NHKで放送されており、85年以前は武道館でのコンサートだった。アルバムで言えば「フィル・アップ・ザ・ナイト」や「ランデブー」の頃で、スティーヴ・ガッド&ラルフ・マクドナルドのソロ・コーナーはビデオに録画したものを何度見たことか。。。(今でも家宝)

大きいホールからライヴハウス形式へと変わった85年のこのライヴも「渡辺貞夫'85」として先ずNHKで放送され、これもまた死ぬほど見た。レーザー・ディスク作品「Love Song」として発売されたのはかなり後だったと記憶している。
このDVDは1985年6月25日の映像だが、NHK放送分は翌日6月26日の映像。スマートでタイトな25日の演奏に対して、26日はメンバーの手数も多く暴れ気味。タバコをふかしながらカウンターの中で踊っている店員の様子が映っているなど、TV放送分はカメラワークも臨場感がある。自分もそっちの映像に思い入れがあるので、後でレーザーディスクを見た時は違和感を感じたものです。

そのNHK放送分がYouTubeに!
これは必見。

まずカルロス・リオス&ジミー・ハスリップの2人のレフティが渋い!
動くカルロス・リオスが見れるのはコレだけという説もある。
そして“グルーヴ・ポケットを持つ男”、ドラムのリッキー・ローソン。特に「What's Now」のプレイは鳥肌モノです。吸い付くようなバスドラム、ラッセル・フェランテのキーボード・ソロのバックでのウネリ具合。
「こんなドラムが叩けたら。。。」まさに憧れです。

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01. What's Now
この気持ち良さは尋常ではない。
ハイハット、スネア、ベードラの素晴らしき関係。ジミー・ハスリップのベースとの絡み具合。
とにかくベースがカッコイイ!

SADAO WATANABE "WHAT'S NOW"(TV放送版)

「What's Now」のプレイはDVD版、NHK版とも激オススメなのでYouTubeだけ見ていては「ブラバス・クラブ’85」は語れません。今すぐクリック!

02. Good News
この曲もTV放送分がYouTubeに。
ジミー・ハスリップのベース・ソロ等見どころが満載。DVD版ではベース・ソロが奥に引っ込んだミキシングとなっており少し不満。

03. Tip Away
スペシャル・ゲストのブレンダ・ラッセルを迎えて「マイシャ」収録のナンバー。
当時貞夫さんの音がNYからLAのサウンドへ変化した象徴のような曲。

04. My Dear Life
貞夫さんの代表曲をブレンダ・ラッセルのヴォーカルで。
カルロス・リオスの泣きのギター・ソロが必見。これもこのDVDの売りの一つ。
貞夫さんのソプラニーニョは素晴らしい!

05. Maisha
この曲も大好き。「マイシャ」のアルバムジャケットに写ってる女性が思い浮かぶ哀愁のナンバー。

06. Call Me
「オレンジ・エクスプレス」収録のバラード。
ドン・グルーシンのシンセの響きが切なすぎて。。。

07. Samba Em Praia
明るいタッチのサンバ。
カルロス・リオスがシェイカーを振り、リッキー・ロウソンがサンバ・ホイッスルを吹きながらドラム・ソロ。
ジミー・ハスリップが若干お疲れ気味で、やる気が無いのが気になるが。。。

08. California Shower
レゲエアレンジの「カリフォルニア・シャワー」
リッキー・ロウソンのエレドラを使用したフィルやドン・グルーシンのローズソロがおもしろい。

09. Love Song
エンド・ロールが流れるバックで貞夫さんの短いソロ。
ライヴ映像は無いが当日アンコールで演奏されたものかも。


「お気に入り度」 ★★★★★

# セッションBの「パーカーズ・ムード」もいいですよー
# ブラバス・クラブでのライヴ盤・映像作品はKARIZMAやトッキーニョ、ジョー・クールなど名盤がいっぱいあります。
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That's Live / Julia Fordham (DVD)

2008.03.22 (Sat)
80年代後半、浅野ゆう子主演のトレンディドラマ「ハートに火をつけて!」の挿入歌「Happy Ever After」がヒットしたイギリス人ヴォーカリスト、ジュリア・フォーダム。
ドラマの内容は勿論忘れたが、当時は浅野温子&浅野ゆう子のいわゆる“ダブル浅野”全盛期。バブルの頂点の頃で、合言葉は「だしょう?(「ですよねー」の意)」だった気がする(苦笑)

そんな錯綜した時代背景の中、トレンディ系とは無縁の自分もジュリア・フォーダムを聴いていた。89年発売の2ndアルバム「Porcelain」しか持っていなかったが、イギリスの香りが漂うしっとりとしたサウンドとジュリアの低く太い歌声が気に入っていた。この2ndにはManu Katche( Drums )やDominic Miller( Guitar )などスティングゆかりのミュージシャンが参加していることもポイントが高い。
そしてバブルがはじけ、月日の流れと共にジュリア・フォーダムの存在も忘れ去り、昔のジュリア・フォーダムのアルバムはBOOK・OFFで250円の叩き売り状態の昨今、彼女の1枚のDVDを知った。
2004年7月、ロサンゼルスで行われたジュリア・フォーダムのライヴ。

なんとドラムがビニー・カリウタ、ギターはスティーリー・ダンのサポートで知られるディーン・パークス。この2人だけで買いが確定。昔からミュージシャンの起用が渋く、金もかけているようだ。

見た感想としては、昔抱いていたイメージそのままのイギリスっぽい音。低く太い声もそのまま。髪型が少し変わったくらい。
大注目のビニー・カリウタは手数抑え気味。これだけシンプルなカリウタは見たことが無い。他のミュージシャンと同様にグッド・サポートに徹している。
ジュリア・フォーダムも昔はショート・ヘアーでツンツンしたモデルさんみたいだったが、いい感じで年を重ねているようで、落ち着いた物腰のステージングはとても好感が持てた。数曲で参加しているトランペットのMark Isham がパーッと曲を盛り上げてくれるし、ライヴハウスのオーディエンスもいい雰囲気。
スティングに影響を受けたと思われる洗練されたサウンドでかつナチュラル。なかなか渋いライヴだ。

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Julia Fordham ( Vocals, Guitar )

Larry Klein ( Musical Direction, Bass )
Vinnie Colaiuta ( Drums )
Dean Parks ( Guitar )
Tim Carmon ( Hammond Organ, Fender Rhodes, Keyboards )
Kevin McKeever ( Wurlitzer, Fender Rhodes, Keyboards )
Amy Keys ( Additional Vocals )

Mark Isham ( Trumpet )
Judith Owen ( Additional Vocals )
India Arie ( Guest Vocals )

Recorded And Filmed At The House Of Blues,West Hollywood,CA - July 19 & 20,2004

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01. Falling Forward
02. Lock & Key
03. Girlfriend
04. Foolish Thing
05. Porcelain
2ndのタイトルナンバー。TOYOTAのEXiVのCMソングにもなった。
ジュリア・フォーダムといえばこの曲だしょう?
Julia Fordham - Toyota ad

06. Lovin' You
07. Roadsie Angel
08. Concrete Love
09. Perfect Me
10. Wake Up With You (The I Wanna Song)
11. Jump
12. Sugar
13. Love
14. Happy Ever After
トレンディドラマの挿入歌でヒット。土着的なコーラス部分が印象的。
Julia Fordham - Happy Ever After

15. Stay
16. More Than I Can Bear
17. Manhattan Skyline

(以下ボーナストラック)
18. Where Does the Time Go?
19. (Love Moves In) Mysterious Ways
20. I'm Sorry But... [Live]


「お気に入り度」 ★★★★★

# カリウタの歌バンプレイが必見のDVD。
# 2ndアルバム「Porcelain」は激オススメしたい。(BOOK・OFF250円、amazonなら1円!)

 

Miss M / 竹内まりや

2008.03.16 (Sun)
竹内まりやの4枚目のアルバム(1980年12月発売)
以前、さりの快適生活さんで紹介されていてずっと気になっていたこのアルバム、ようやく本日購入!

発売当時のA面が「L.A. Side」、B面が「Tokyo Side」といういかにもLP時代の香り。
注目は当然A面。信じられないメンバーとなっている。


SIDE A (L.A. Side) 01.~05.
Rythm Section:
Jay Graydon (Acoustic & Electric Guitar)
David Foster(All Keyboards)
Jeff Porcaro (Drums)
Steve Lukather (Acoustic Electric Guitar)
David Hungate(Bass)


Rythm Arrangement by J. Graydon & D. Foster
Strings & Horn Arrangement by Greg Mathieson

ジェイ・グレイドン&デビッド・フォスターのエアプレイ軍団にTOTOの主要メンバーであるジェフ・ポーカロ、スティーヴ・ルカサー&デヴィッド・ハンゲート。
おまけにストリングス&ホーンアレンジがグレッグ・マティソン。
こりゃギャラが高そうだ(笑)

今日購入したばかりで、まりやさん直筆と思われる詳細な参加ミュージシャンのクレジットを転記するのが精一杯。とりあえず今日は「L.A. Side」だけ感想を。

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01.Sweetest Music (David Lasley / Peter Allen)
Background Vocals: Bill Champlin, Tom Kelly, Carmen Twillie
Chorus Arrangement: Bill Champlin

このアルバムで唯一聴いた事のあった曲。学生時代に先輩のバンドがコピーしていた。
ジェフ・ポーカロの声&超クールなカウントでスタート!(これは涙モノです)
ピーター・アレンの曲というのがミソで、華やかなホーンが素晴らしい。ホーンセクションのクレジットが無いのでジェリー・ヘイ軍団では無いのかもしれない。
そしてこの曲のメインがジェイ・グレイドンのギター・ソロ。このソロはマンハッタン・トランスファー「エクステンションズ」収録の「Twilight Tone」のギター・ソロと並ぶ名ソロではと。
エンディングが何故かブツッと切れている。もっともっと聴きたい感じ。

02.Every Night (Alan O'day / 山下達郎)
Background Vocals: Alan O'day, Laura Lee, Lori Kelly
Chorus Arrangement: Alan O'day

メロウなミディアムナンバーのAOR。
ジェフ・ポーカロ&デヴィッド・ハンゲートという初期TOTOのリズム隊のどっしりとしたグルーヴが聴ける。

03.Morning Glory (山下達郎 / 山下達郎)
Background Vocals: epo, 安部恭弘, 宮田茂樹
Chorus Arrangement: 安部恭弘

後に達郎さんの「FOR YOU」にも収録されたナンバー。
ドラマー的にはポーカロと青山純さんの聴き比べもおもしろい。
ポーカロのハーフタイム・シャッフルは絶品です。
この時代にすでに安部恭弘さんがコーラスアレンジを行っていたんですねー。epoさんの参加もうれしい。

04.Secret Love (Marc Jordan / D. Foster,J. Graydon)
Background Vocals: Jay Graydon, David Foster, Bill Champlin
Chorus Arrangement: Jay Graydon & David Foster & Bill Champlin

デヴィッド・フォスター色の濃いナンバー。随所にフォスター節が。
この曲が最も「L.A. Side」してます。

05.Heart to Heart (竹内まりや / Roger Nichols)
Background Vocals: Jim Haas, Jon Joyce, Stan Farber
Chorus Arrangement: 宮田茂樹

美しいストリングスアレンジ&ジェイ・グレイドンの泣きのギターが聴けるしっとりとしたバラード。
シカゴっぽい壮大なイメージに仕上がっている。



(以下、時間切れにつき後日密かに更新予定)


SIDE B (Tokyo Side)

06.二人のバカンス (竹内まりや / 林哲司)
林哲司 (Arrangement) 鈴木茂 (Guitar) 岡沢潔 (Bass) 清水信之 (All Keyboards) 島村英二 (Drums) 中西康晴 (Piano) Buzz (Background Vocal)

07.遠く離れて(When you're so far away) (竹内まりや / 竹内まりや)
戸塚修 (Arrangement) 鈴木茂 (Guitar) 岡沢潔 (Bass) 清水信之 (All Keyboards) 島村英二 (Drums) 中西康晴 (Piano) epo (Background Vocal)

08.雨のドライブ (竹内まりや / 竹内まりや)
清水信之 (Arrangement & Piano) 市原康 (Drums) 高水健司 (Bass)

09.Farewell Call (竹内まりや / 竹内まりや)
清水信之 (Arrangement & All Keyborads) 青山徹 (Guitar) 野口明彦 (Drums) 中西康晴 (Piano) 渡辺もりお (Bass) 山下達郎 (Background Vocal) Epo (Background Vocal)



「お気に入り度」 ★★★★★

# 冬用の靴下みたいな地味なジャケットですが、中身はド派手。
# 当時の音楽業界のL.A.指向が表れた作品。Charの「U・S・J」とかと同じ性格のアルバムかと。

  

Quartet / Herbie Hancock

2008.03.09 (Sun)
ハービー・ハンコックのジョニ・ミッチェルへのオマージュ盤「River: The Joni Letters」がグラミー賞「アルバム・オブ・ジ・イヤー」を受賞。近くのCDショップでもハンコックの特設コーナーが設けられていた。山積みの受賞作の脇にひっそりと置いてあった本作を購入。
学生時代にカセットテープで所有していたが、いつの間にか行方不明に。約20年ぶりに聴くことになる。

このアルバムは、1981年7月「ライプ・アンダー・ザ・スカイ'81」の最終日、このカルテットのメンバーにカルロス・サンタナを加えた「スペシャル・バンド」で出演、その翌日から東京信濃町のCBSソニーのスタジオで4日間にわたり録音された3種類のセッションのひとつ。メンバーは、

Wynton Marsalis(tp)
Herbie Hancock(p)
Ron Carter(b)
Tony Williams(ds)

CDのライナーによると、この4日間で発表されたものだけでも18曲のレコーディングを行っている。

7月27日「ハービー・ハンコック・トリオ’81」
7月28日「ハービー・ハンコック・カルテット」(本作)
7月29、30日「マルサリスの肖像」(ウイントン・マルサリスの1stリーダーアルバムの内4曲)

何れ劣らぬ名盤ばかり。神がかった4日間だったに違いない。
ポイントはウイントン・マルサリス。
「トリオ’81」はとりあえず置いといて、今回はウイントンの参加している「ハービー・ハンコック・カルテット」と大好きな「マルサリスの肖像」について少し。

“ウイントンはクラシック向きなのかジャズ向きなのか”という評論を昔はよく見かけた。(最近はどうなんだろ?)
あまりにも完璧すぎるプレイ故に一部のジャズファンからは不評であった。ジャズファンはスマートで完璧なものをあまり好まない。ベロベロのヘロイン中毒で最低な生活をしてるミュージシャンの音を好む(笑)
確かに本作の「'Round Midnight」やマルサリスの肖像での「R.J.」を聴くと軽すぎるという印象は否めないが、この録音時ウイントンは若干19歳!ベロベロのマイルスと比べるのは酷である。驚異の19歳と考えるのが普通だろう。

久しぶりに聴いた本作だが、新しい発見もあった。ほとんど記憶になかったロン・カーターのオリジナル「Parade」の素晴らしさ!寺島靖国著「辛口!JAZZノート」で知りロン・カーターのリーダー・アルバム(LP)を持っていたがしばらく忘れていた。この頃のハンコックはいいですねー。

今週は、「ハービー・ハンコック・カルテット」→マイルスの「ソーサラー」(The Sorcerer、Pee Wee収録) →「マルサリスの肖像」→マイルスの「E.S.P」(R.J.収録)を交互に聴いている。やはりマイルスは特別だと思うけど、ウイントンもいい。「マルサリスの肖像」の1曲目「Father Time」とか無茶くそカッコイイわ。
このカルテットの最後の曲「I Fall In Love Too Easily」が多数収録されてるマイルスのコンプリートプラグドニッケルの箱まで聴き始めた。トランペットばっかりの1週間だった。

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01. Well You Needn't (T.Monk)
「ハービー・ハンコック・カルテット」といえばこの曲!というイメージ。
ウイントンのソロがいい。うめき声も聴こえてくるハンコックの入魂のソロ。アツイ!

02. 'Round Midnight (T.Monk-C.Williams-B.Hanighen)
マイルスのミュートプレイとの違いがおもしろい。やや軽いがとても19歳とは思えない。
とてもキレイな音色のミュートだ。
そしてあのブリッジ部分、トニーのフィルがカッコイイ。ハンコックが素晴らしいソロを聴かせてくれる。

03. Clear Ways (Tony Williams)
実にこのカルテットにあっているトニーのオリジナル。
序盤からハンコックが飛ばしまくり。続くウイントンのソロもノリノリ。
ロン・カーターのベース・ランニングもカッコイイ!

04. A Quick Sketch (Ron Carter)
16分25秒にも及ぶ大作。黒く4人のフリーなプレイが印象的。この曲のテーマが記憶に残ってる。
 
05. The Eye Of The Hurricane (Herbie Hancock)
カルテット版V.S.O.P.。この曲、普通のブルースなんだけど何でこんなにカッコイイんだろうか?
トニー・ウィリアムスのドラムソロもしびれる。ハンコックといえばこの曲!
フレディ・ハバードと比べてスマートさ上品さが全然違う。(どっちが好みかは別にして)
このトランペット・ソロ、19歳ですって。信じられない。ハンコックもウイントンの超絶プレイに煽られてる。
 
06. Parade (Ron Carter)
イントロのハンコックのピアノの美しいこと!「このCD買ってよかったー」と思えるプレイです。中間部のピアノ・ソロも素晴らしい。
アルバムにこの曲が入っていたこと自体忘れていた。名曲、名演。
ロン・カーターのリーダー・アルバム「パレード」もオススメ。
 
07. The Sorcerer (Herbie Hancock)
ここから3曲はマイルスへのオマージュか。
オリジナルの黒魔術的雰囲気は無いが、これはこれで好き。
ロン&トニーのリズム隊が超カッコイイです。
 
08. Pee Wee (Tony Williams)
同じくマイルスの「ソーサラー」収録曲。
ウイントンのミュート&トニーのブラシでしっとりと。
 
09. I Fall In Love Too Easily (J.Styne-S.Cahn)
最後は唯一のスタンダードナンバー。
マイルスも黄金クインテット時代によく取り上げていた。ウイントンもオープン・ホーンで歌いあげている。美しいバラード。


「お気に入り度」 ★★★★★


# この頃発売されたウイントンと吹奏楽とのセッション「熊蜂の飛行」、結構好きだったけどあれがジャズファンに評判が悪かった。
# ウイントンはクラシック向きだと思います。

 

ショスタコーヴィチ交響曲第5番 / レナード・バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック

2008.03.02 (Sun)
ニューヨーク・フィルが平壌で初の公演

先週、NYフィルが北朝鮮で初公演を行ったことが話題になっていた。政治的な側面がクローズアップされていたが、今回の公演に資金援助している日本人女性についても話題に。
将軍様は認知症のため会場に現れなかったらしいが、ドボルザークやワーグナー、両国の国歌も演奏したとのこと。北朝鮮からの要請で実現した今回の公演、いろいろな記事が書かれているが、おおむね“北朝鮮の体制維持に利用された”との意見が多いようだ。

米朝関係はさておき、
今回は久しぶりのクラシック、自分が持っている唯一のニューヨーク・フィルハーモニックのCDで、バーンスターンのショスタコーヴィチ交響曲第5番を。

ショスタコーヴィチ交響曲第5番、通称“タコ5”は、我々パーカッションを志す者の憧れの曲。これほどまでに華麗な打楽器が聴ける曲は無い。普段は地味なパーカス軍団が主役に躍り出る。
タコ5との出会いは高校時代の吹奏楽部にて。吹奏楽用にアレンジされた曲を聴いたのが最初だった。第4楽章の冒頭のティンパニの連打、「デンドン、デンドン、デンドン、デンドン~♪」

鳥肌が立ちました。「なんちゅうカッコイイ曲なんだ」と。
ティンパニの凄さが目立つ第4楽章ですが、スネア、シンバル、バスドラムなどおいしい場面で大活躍。わかりやすい構成で絵に描いたような感動が得られる。

そして、このバーンスタインの東京文化会館でのライヴ盤を知り、フルオケの第4楽章に鳥肌サブイボの嵐。(この時の衝撃は今でも忘れられず)
以降ずっとこれを聴いていたが、最近ムラヴィンスキーのレニングラード・フィルハーモニー管弦楽団のタコ5を聴いて背筋が凍りついた。
バーンスタインはやはり西側の演奏という感じで軽さがありますが、一方のムラヴィンスキーは冷酷・非情、そして爆走!死を覚悟したかの様な緊張感が漂うムラヴィンスキーのタコ5は金管がやたらうるさいですが、まさしく本物。レーニンやスターリンが出てきそうです(笑)

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交響曲第5番ニ短調 作品47
01. 第1楽章 モデラート
02. 第2楽章 アレグレット
03. 第3楽章 ラルゴ
04. 第4楽章 アレグロ・ノン・トロッポ

この時の日本公演の第4楽章の映像がYou Tubeに。
冒頭のティンパニーのドライヴ感&燃える金管に注目!アツイ!


中間部、(6:30)辺りからハープが奏でられる少し前のヴァイオリンによる美しい旋律を聴くとジワーっと涙腺が。。。そして主題回帰、スネアのロングロールからドシャーン。デンドン、デンドン、デンドン、デンドン。シャーン、シャーン、シャーン!で大団円。(端折りすぎ)

生で聴いてたら間違いなく泣いている。


「お気に入り度」 ★★★★★

# このCDにはヨーヨー・マのチェロ協奏曲も収録されている。(ほとんど聴いてないが)


  
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