JAZZ、FUSION系を中心に手持ちCD・DVDのレビューを書き綴っています。

First Finale 1986 ~伝説の86年バナナホール解散LIVE!~ / NANIWA EXPRESS (DVD)

1986年に大阪バナナホールで行なった伝説の解散ライブ映像のDVD化。
このライヴは毎日放送の製作で、当時関西地区のみで放送されていた貴重なものです。

ところで、最近のNaniwa Expは大変なことになっている。ちょっとしたリリースラッシュを迎えているのだ。

その1. 結成30周年記念アルバム「30th(初回限定盤)(DVD付)」
○結成30周年記念ニューアルバム(新曲12曲入り)
○結成当時の貴重なデモ音源を含む未発表ライヴ音源“Beginnings”
○1993年大阪城野外音楽堂で行われた「東原力哉ドラマー生活20周年記念イベント」のライヴ映像“Reunion 1993”

その2. NANIWA EXPRESS BOX ~ SONY MUSIC YEARS (完全生産限定盤)
○CDアルバム5枚(リマスター)+未発表曲CD1枚+未発売ライブ映像DVD

その3. 「First Finale 1986」~伝説の86年バナナホール解散LIVE!~
○1986年6月28日に大阪バナナホールで行われた伝説のオールナイト解散コンサート映像を初DVD化

これが全部5月23日に一斉発売!
怒涛のリリースラッシュ。

(詳しくは公式サイトにて)


とりあえず1ヵ月前から結成30周年記念アルバム「30th」と解散ライヴのDVDをamazonで予約。
発売日の5/23日に早速届きました。
今回は「First Finale 1986 ~伝説の86年バナナホール解散LIVE!~」を紹介します。

20年ほど前、一緒にバンドをやっていた京都に実家のある友人に見せてもらったビデオと同じ内容だった。以前「Wind Up」の記事を書いた際に少し触れていましたが、超高速の“Jasmin”や涙の“Meteor”収録の激アツライヴです。
見てもらわないとわからないでしょうが、何かがほとばしってます。
照明やメンバーの服装等、時代を感じさせますが、ほとばしり具合が半端ではない。
Naniwa Expの全盛時代を収めた絶対に見てほしいライヴ。

○NANIWA EXPRESS
青柳 誠(ts,p)
岩見 和彦(g)
中村 健治(key)
清水 興(b)
東原 力哉(ds,per)

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~毎日放送「TV音楽館スペシャル NANIWAの灯よFOREVER」 1986.7.29 OA

01. Between The Sky And The Ground
いきなり怒涛のドラムパターンから、一人づつステージへ。
ギターとケンジターの絡みで会場はヒートアップ。

02. Believin'
1stアルバム収録の大人気曲。
ギターソロとドラムのキメがカッコイイ彼らの代表曲。

03. Night Flower
「Silent Savanna」に収録された疾走感のあるさわやかなナンバー。
かなり激しいアレンジかつ大音量での演奏。(本ライヴは全部大音量ですが...)

04. Jasmin
超高速テンポで走る走る。しかし誰も止められない。
このライヴで一番ほとばしってるかもしれない。
力哉がこの曲でティンバレスを使ったことで、我が軽音楽部のドラムセットにもティンバレスが導入されました(笑)

05. Boys Be Go Go
高速Jasminからこの曲へなだれ込む。オリジナルと比べてこちらも2割増の速さ。
カズボンのカッティングも大変そう。青柳誠がシンセで暴れてます。

06. Oriental Makin' Love
「Modern Beat」に収録されたナニワの人気曲。以下3曲は「Modern Beat」から。
ケンジターで奏でられる印象的なテーマとソロが主役。
力哉も正装(紫のツナギ)でアツいソロを叩ききっている。

07. Loving You,Sometimes Leaving You
ほっと一息。
カズボンがアコースティックの持ち替え、青柳氏も素晴らしいピアノソロ。
力哉の繊細なタッチもカッコイイ!

08. Charcoal Break
清水興のラップが目玉のライヴの定番ナンバー。会場が一つになっている。
カズボンのギターソロが最高~!
ラップの後、青柳氏のテナーサックスのテーマに戻ったときなぜか涙が出る。
「Modern Beat」収録の大好きな曲。

09. 大宇宙無限力神
ある意味ナニワのテーマソングとも呼ぶべき壮大な組曲。
青柳氏のローズ、ジャズっぽい力哉のアプローチ、テンポアップしてからの疾走感。
力哉のハイハットのワシャワシャに注目。

10. Meteor
本ライヴのメインにして涙なくしては見れない歴史的名演。
カズボンのギターソロに絡む力哉。
エンドロールが流れてくるときに絶対に泣けます。何回見ても泣ける。
力哉が泣いている。涙涙のメテオです。
コレを見るだけでもこのDVDを買う価値あり。

特典映像:4分割秘蔵映像
11. Olino
TVでは放送されなかった未発表映像。
「Wind Up」収録のOlino。
少し荒い演奏ですが、清水興の長いベースソロ、力哉の脅威のドラムソロあり。

12. Jasmin
これは本編の演奏と同じでは?
なぜ収録されてるか不明。


「お気に入り度」 ★★★★★


# Naniwaの凄さが肌で感じられるライヴ。あの頃の時代が蘇ります。
# 力哉ファンは当然見ておかないと話になりませんぞ!

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Light As a Feather / Chick Corea & Return to forever(完全盤)

Chick Corea (elp)
Joe Farrell (fl,ss,ts)
Stanley Clarke (b,elb)
Airto Moreira (ds,perc)
Flora Purim (vo,perc)

チック・コリア&リターン・トゥ・フォーエヴァーの1972年ロンドン録音、人気曲「Spain」が収録されてることで有名。1st「Return to Forever」(通称“カモメ”)に続く第2作。

同年録音の1st“カモメ”とは姉妹盤のように語られることも多いが、前作はモロECMのサウンド、本作はチックのセルフプロデュースということもあり、全くの別モノと言える。温度が全く違います。
どちらも夏によく聴くアルバムですが、“カモメ”は涼しくなりたい時に小さめの音で、本作はアツクなりたい時に大音量で聴いております。
ずっとLPレコードで聴いてた本作、98年に完全盤として2CDで発売された際に購入。

チック・コリアの諸作品は昔からレコードで聴いてたものも多く、初CD化や未発表音源のCD化の際に買いなおす機会も多かった。ただ、追加収録された曲はやはり“没テイク”であって、当時のミュージシャンやプロデューサーが“違う”と判断したものだから、あまりいいものは無い。

マイケル・ブレッカーが参加した「Three Quartets」がCD化された際に追加収録された曲がいまいちで、作品全体の色が変わってしまっていたし、「Now He Sings Now He Sobs」はレコードでは5曲のみの収録だったものが、追加収録されたCDでは+8曲の13曲になっている。
チックのナウヒーは大好きなアルバムで、体が5曲だと思ってるから、曲順も一部変更された追加収録CDを買って聴いてみても最後まで集中して聴けなかった。結局、オリジナルどおり5曲のみ収録の日本盤CDを買いなおして聴いている。無駄な出費なんだが昔から馴染んでるアルバムはやはりオリジナルのままで聴きたい。

そういった経緯から、この完全盤についても若干の不安はあった。
レコードしか持っていなかったこと、追加分は2枚目に纏められていることもあり、イメージも崩れないだろう思い買ってみた。気に入らなければDisc-2は聴かなければいいわけだから。

結果、Disc-2ばかり聴いている(笑)

下記のデータを見てもらえばわかると思うが、Disc-2は圧倒的に1stテイクが多い。
作品のイメージから、かなりコントロールされたセッションであったと予想できるが、そこは超一流のジャズミュージシャン達。やはり1stテイクがいいのは自然なことなのではと。
大人気曲スペインのオリジナルナンバーは第6テイクだったんですねー(少しショック)

「Now He Sings Now He Sobs」収録のソリッドなナンバー“Matrix”がポップなブラジル風に蘇っている。リハーサルだと思っていたのか、フローラ・プリムが若干上がりきってない部分があり、少し残念ではあるものの、スタジオ内でのミュージシャンのやりとりも収録されており、当時の雰囲気が伝わってくる。
録音テープをつなぎあわせたり、断片的な演奏もあったりして不自然な点もあるが、それをはるかに上回るアツさを感じます。
ワーワーペダルを駆使したチック、ジョー・ファレルやスタンリー・クラークのソロも満載。そしてアイアート&フローラ・プリム。


「正直言って、涙が出そうになるところもあったよ。」
今回の再発のためにチックが発掘されたテープを聴いたときの言葉。
聴くしかないでしょう。完全盤を!

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(Disc -1)
01. You're Everything(第1テイク)
02. Light As a Feather(第5テイク)
03. Captain Marvel(第1テイク)
04. 500 Milles High(第4テイク)
05. Children's Song(第2テイク)
06. Spain(第6テイク)

(Disc -2)
01. Matrix (unnumbered)
02. Light as a Feather - (alternative take/ 第1テイク)
03. 500 Miles High - (alternative take/ 第1テイク)
04. Children's Song - (alternative take/ 第1テイク)
05. Spain - (composite alternative take/ 第4テイクと第1テイクの合成)
06. Spain - (alternative take/ 第5テイク)
07. What Games Shall We Play Today?(unnumbered/ 第1テイク)
08. What Games Shall We Play Today? - (alternative take/ 第2テイク)
09. What Games Shall We Play Today? - (alternative take/ 第3テイク)
10. What Games Shall We Play Today? - (alternative take/ 第4テイク)


「お気に入り度」 ★★★★★


# ここまで納得の完全盤は他に無い。
# 自分の持ってるのは国内盤ですが、現在発売されてる完全盤は輸入盤のみの可能性があるので注意。

Complete Pick Hits Live / John Scofield

1987年の来日時、昭和女子大学人見記念講堂での伝説のライブ盤。ジョンスコのファンク路線の超重要盤「Blue Matter」を引っさげての来日公演で、デニス・チェンバースの恐ろしさを日本に知らしめた作品。以後、Jazz・Fusion界にデニチェンブームが吹き荒れることになります。
当初はDisc-1のみの発売であったが、1996年に未収録となっていた3曲を追加、2枚組のコンプリート盤として発売された。

メンバーは、
John Scofield(Guitar)
Gary Grainger(Bass)
Dennis Chambers(Drums)
Robert Aries(Keyboads)

(Disc-1)
01. Picks And Pans
02. Pick Hits
03. Heaven Hill
04. Protocol
05. Blue Matter
06. Thanks Again
07. Trim
08. Geogia On My Mind
09. Make Me

(Disc-2)
01. Still Warm (*)
02. The Nag (*)
03. So You Say (*)

録音:1987年10月7日/昭和女子大「人見記念講堂」
(*)印リミックス:1995年10、11月/ニューヨーク「ソニー・スタジオ」


演奏内容については後でゆっくり触れるとして、まずはコンプリート盤の価格設定について。

HMVで調べたところ、9曲収録の通常盤は1,292円
3曲のみ追加収録されたコンプリート盤が4,282円(なんと3倍超!)
単純に差額を計算すると、追加収録の3曲分の金額が計2,990円もすることになる。(@1,000/1曲)
貴重なコンプリート盤とは言え、これはアリなのか(笑)

コンプリート盤自体、マニア向けの価格設定の場合が多々あるが、これはさすがに激しすぎる気がする。
確かにマニアはコンプリートという言葉に弱い。弱すぎるのダ!
自分もこの言葉の響きにやられて購入してしまった。
コンプリート盤発売により、通常盤が値崩れを起こしたとも言えるが、ここまで価格差があるとコンプリート盤は売れないのでは?

しかし、心配は無用。
この追加収録3曲が個人的に激賞。特に“Still Warm”が素晴らしい演奏で、「1曲あたり1,000円でもいいかな...」ぐらいの勢い。
マニアならずとも、やたら高いコンプリート盤を買ってしまって問題無し。発売以降Disc-2ばかり聴いております。
(実際買うときは勇気が必要でしたが...)


(Disc 1)
01. Picks And Pans(6:59)
ザー、ザー、ザーッ、ザザッザー、ザザッザー、
何かとんでもない事が起こりそうな、嵐の予感を感じさせるイントロから。
ほんとに嵐が吹き荒れることになるわけですが...

02. Pick Hits(6:52)
この曲の冒頭のドラムソロ、度肝をぬかれること必至。スリップするフレーズをすごい音圧で。
オリジナル収録はスティーヴ・ジョーダンが参加してる「Electric Outlet」というアルバムですが、これは全くの別モノに生まれ変わってる。
この曲が一番驚いた。大名演です。

03. Heaven Hill(8:20)
「Blue Matter」収録のバラード。つかの間の休息タイム。
ジョンスコが泣いております。少し地味だが、ロバート・エリーズのハモンドもいい感じ。

04. Protocol(9:22)
ジョンスコの恐怖路線。
大好きなんだけど、この曲を聴くといつも恐怖を感じる。このベースラインが不安を掻き立てる。
いきなりのツーバスでのイントロで客&ジョンスコを煽りまくるデニチェン。
ダカダカダカダカ(スネア)、ドコドコドコドコ(バスドラ)です。
残念なところはロバート・エリーズがやはり地味な点。テンションを下げてる。

05. Blue Matter(7:34)
日本にデニチェンブームを巻き起こした「Blue Matter」のタイトルチューン。
ヘヴィなGO-GOビート。ゲイリー・グレンジャーのベースとの絡みも必聴!
ジョンスコがGRAMAVISIONに残したファンク路線は今でも人気が高い。
4ビートモノもいいけど再度この路線でガシガシ行ってほしいんだが。

06. Thanks Again(6:39)
ジョンスコのバラードといえばコレ。代表曲です。
クール系のアロマを焚いてるようなイメージが感じられます。

07. Trim (16:28)
DISC-1のメイン、16分超のTrim。
ジョンスコとデニチェンの煽り合い&せめぎ合い。
地味なロバート・エリーズが一服の清涼剤。
ダカダカダカダカ、ドコドコドコドコです。
強烈なドラムソロあり。

08. Geogia On My Mind(7:01)
ジョンスコのソロ。バンドの皆さんは楽屋に下がって休憩。
デニチェンは氷水の足湯に浸かっているのでは?
あえてこの曲を持ってきたところにジョンスコの思いが感じられるしっとりとしたソロ。

09. Make Me(4:11)
「Blue Matter」収録のこれまたカッコイイテーマのファンクナンバー。
ゲイリー・グレンジャーのベースがノリノリ。
デニチェンのタメの利いた重量ビートを聴くべし!

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さてここからが問題の追加収録。3曲分を別のディスクにして2枚組となった。3倍超の価格で。
コンプリート盤を発売する際、実際の演奏順に並び替える案も浮上したようだが、ジョンスコの意向でオリジナル盤の曲順は変えずに、追加分を別ディスクとしたようだ。
これは正解。別テイクを何曲も連続で聴かされたりして、オリジナルのイメージが著しく崩れるコンプリート盤はジャズのCDではよくある話。
今回のようにオリジナルはあくまで原型のまま、追加分は別にまとめるという手法が昔からのファンにとってはいいと思う。


(Disc 2)
01. Still Warm(11:48)
邦題「鯔背(いなせ)」のタイトルチューン。
全く新しい曲に生まれ変わっている。個人的に本2枚組中ベストの位置づけ。
基本的にこのライヴはどの曲もスタジオ盤より数段いい。特にこのStill Warmはいいですねー。
ロバート・エリーズのソロで高速のラテンフィールになる部分がお気に入り。

02. The Nag(21:21)
21分超の壮絶かつバキバキの演奏。ベースとドラムそれぞれのロングソロあり。
ジョンスコが鬼のように弾きまくっている。デニチェンは手がつけられない状況に...
よく考えれば、3曲で50分超えてるから3曲でもしょうがないかも。

03. So You Say(9:50)
「Blue Matter」収録のPopなナンバー。大好きな曲です。
Popだけど若干怖いという不思議なナンバー。
この曲が追加されてたのもコンプリート盤を購入する大きな要因でした。
ジョンスコとデニチェンのデュオの部分が最高です。名演!絶対に買って損なし!!


「お気に入り度」 ★★★★★


# コンプリート盤購入に際しては自己責任で。。。(高いから)
# 次回は「Light as a Feather / Chick Corea Return to Forever(コンプリート盤)」を紹介予定。

↓↓コレは通常盤↓↓

恋 / 古内東子

1997年に発売されダブルミリオンを記録した大ヒットアルバム。
古内東子の魅力は少々クセのある声と70年代のソウルミュージックの香りがするシンプルな音作り。
“恋愛の教祖様”と呼ばれる彼女の書く詞の世界は恋愛至上主義の女性が主人公。(40の男には理解出来ない部分は多々ありますが...)

コーラスを全部自分の声で担当してるので、独特の鼻にかかった声が重なるコーラスワークもお気に入り。
エロチックかつデフォルメされた感じの女性シンガーが多い中、古内東子のスタイルはとても好感が持てる。大ヒットシングル“誰より好きなのに”が収録された「Hourglass(1996)」で初めて聴いて以降ずっと聴いております。

そして、古内東子の魅力を支えているのが、前回の記事で少し触れたドラムの佐野康夫氏です。
オリジナル・ラヴでのプレイを聴いて以降しばらく遠ざかっていましたが、「Hourglass」の1曲目“いつかきっと”のプレイを聴いてぶっ飛びました。元々は“誰より好きなのに”が聴きたくて買ったアルバムでしたが、この1曲目が超カッコ良くて古内東子にはまるキッカケになった曲です。
今回のレヴューも「Hourglass」にしようか「恋」にしようか迷いましたが、全曲叩いてること、とても聴きやすいことからコッチを選びました。
佐野さんのドラムはとにかく聴いてて気持ちよい。心地よい。
独特のハネた感じとフレキシブルにしなった感じが共存。世界に誇れる“Groove Master”ですね。

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01. 悲しいうわさ
1曲目から70年代ソウルミュージックの香りがしてきます。
ハネた感じの16ビートは佐野さんの得意なところ。(全部得意なんですけどね)
エレピのサウンドやホーンセクションも懐かしい響き。名曲です。

02. ブレーキ
これもどこか懐かしい雰囲気のミディアムテンポの16ビート。
チクチクチクチク~という片手でのハイハットプレイですが、佐野さんの場合はサクサクサクサク~という感じでとても気持ちいいんですよねー。
以後気持ちいいという言葉を連発すると思います。

03. 大丈夫(リミックス)
これもサクサク系のミディアム16ビートです。
サビから戻ったAメロ部分のサクサク度を聴いてみて下さい。
ギターのカッティングとシンセがとても爽やかな風を運んできます。

04. 月明かり
しっとりとしたバラード。
独特の声が醸し出すサビの雰囲気は古内ワールドです。
ギターのオブリガード、島健さんのピアノも美しいですね。

05. そして二人は恋をした
これもまた70年代のソウルミュージックの香り。彼女はかなり70'sソウルが好きなんでしょう。
マニアックな感じがまたいいですね。プロデューサー兼アレンジャー兼ベーシストの小松秀行さんの方向性でしょうか。

06. ケンカ(アルバム・ヴァージョン)
ドラムのピックアップソロからスタート。
ドラムソロ→いきなり歌い出しというドラムがコケれば歌えなくなりそうですが、完璧です。
本作にはドラムソロから始まる曲が何曲もあります。
途中の男性コーラスパートはチョットいただけないですが、中西康晴さんのエレピソロがGOOD!

07. どれくらい
落ち着いた雰囲気のミディアムスローのナンバー。
サビのバックで流れてるコーラスがとても気持ちよい素敵な曲です。
彼女の曲を聴いてるとクインシー・ジョーンズっぽいと感じる部分があるけど、もしかして好きなのかな?

08. 余計につらくなるよ
ハーフタイムシャッフルのナンバー。
このハイハットとスネアのグルーヴ感。
何でこんなに気持ちいいんでしょうか?

09. いそがないで
早いテンポの16ビート。ほんとにこの作品はドラムの教典になりそうなほど多種多様なプレイが聴ける。もうノリノリですね。
そしてもう一つの聴き所が中西さんのピアノソロ。中西さんはすごくカッチリしたプレイをする人で、メカニカルな印象はありますがとても好きなピアニスト。
古内東子の作品にはずっと参加していて彼女を支えてる一人です。「Hourglass」の1曲目“いつかきっと”のピアノソロも必聴モノ!

10. 宝物(アルバム・ヴァージョン)
これまたカッコイイドラムのピックアップソロから始まり。
“いつかきっと”や前曲の“いそがないで”と同じタイプの速いテンポの16ビート。これもまたノリノリですわ。最後2曲でドライヴィングナンバーを持って来るところがいい。普通はバラードで締めくくるんですけどね。ドラムがしなりまくってます。

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○Misicians
Yasuo Sano(drums,vocals on M6)
Hideyuki Komatsu(bass,vocals on M6)
Masato Ishinari(guitar,vocals on M6)
Mataro Misawa(percussion)
Yasuharu Nakanishi(ap,ep) (M1,2,3,5,6,9,10)
Ken Shima(ap) (M4,7,8)
Shinichi Kusama(syn,ep) (M1,2,4,7,10) (vocals on M6)
Masahiro Kobayashi(tp) (M1,2,3,6,9,10)
Osamu Koike(sax)
Taro Kiyooka(tb) (M3,6,10)
Kazuto Shimizu(vib) (M3)
Chuei Yoshikawa(ag) (M6)
Hikaru Sugawa(org) (M8)
Toko Furuuchi(bells) (M10)
Kuwano Strings(strings) (M3,9)


「お気に入り度」 ★★★★★


# 2007年5月号のドラムマガジンは佐野康夫さんが表紙。P36~P37の参加作品一覧が驚異的な数!
# You Tube →→ 「誰より好きなのに / toko furuuchi」

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