JAZZ、FUSION系を中心に手持ちCD・DVDのレビューを書き綴っています。

Loving Power Ⅱ/ Chickenshack

好きなドラマーはそれこそ沢山いますが、いわゆるスタジオミュージシャン系でずっと追いかけてる人が沼澤尚佐野康夫の二人です。
沼澤尚さんは13CATS、角松バンド、FOUR OF A KIND等で有名ですし、佐野康夫さんはオリジナル・ラヴ、古内東子、中島美嘉等...二人とも超多忙な“カリスマドラマー”にして“Groove Master”であります。
二人の共通点をあげるとすれば、日本人離れした感覚。それぞれ数え切れないほどの作品に参加しているので、どこかでそのプレイ聴いたことがあるハズです。

今日は沼澤尚さんの参加作品の中でも特に気に入っているチキンシャックの「Loving Power Ⅱ」を紹介します。

チキンシャックは、土岐英史(Sax)、山岸潤史(Guitar)、続木徹(Key)の三人で86年に結成され、メロウ系のバラードからファンキーなソウルナンバーまで各人の幅広い音楽性に裏打ちされたオトナのバンド。インストゥルメンタルの曲が中心で、作り出されるサウンドはジャケット写真のイメージどおり。夕暮れ時、セピア色に染まった室内で抱き合う男と女。そして傍らにはベッドが。。。そんな感じです(笑)

この「Loving Power Ⅱ」は1987年に発売され好評だった「Loving Power」の続編。コーラスグループ系の曲をカヴァーした前作に引き続き、Stevie WonderやRufus & Chaka Khan等70年代のソウルナンバーをカヴァー。シチュエーション的には、夏の日の夕暮れ時、車の中で聴くと最高に気持ちいいですね。

沼澤尚さんはゲストミュージシャンとして参加していますが、“featuring Takashi Numazawa”といった趣のアルバムで彼のドラムプレイが際立ってます。
吸い付くようなバスドラムと説得力のあるスネア、グルーヴしまくっているハイハットワーク。気持ちよすぎて車の中でノリノリで聴いてます。(1990年発売)

Chickenshack
Hidefumi Toki(as,ss)
Jun Yamagishi(g)
Toru Tsuzuki(key)
Bobby Watson(b)

Guest Musicians
Takashi Numazawa(d)
James Gadson(vo)
Cat Gray(org)
Karl Perazzo(per)
Maxayne Lewis(cho)
Wornell Jones(cho)
Julia Waters(cho)
Maxine Waters(cho)
Oren Waters(cho)

-----------------------

1. Knocks Me Off My Feet(Stevie Wonder)
2. Stop On By(Bobby Womack/T.Thomas)
3. Best Of Your Heart(Bobby Watson/David Wolinski)
4. Distant Lover(Marvin Gaye/Gwen Fuqua/Sanora Greene)
5. Love Land(Charles Wright/Ray Jackson)
6. Tell It Like It Is(George Davis/Lee Diamond)
7. Love T.K.O.(Gip Nobel Jr./Cecil Womack)
8. Nothing From Nothing(Billy Preston/B.Fisher)
9. Reunited(Dino Fekaris/Freddie Perren)


「お気に入り度」 ★★★★★

「ほぼ日刊イトイ新聞 - 沼澤さんとタカタカタカ。」を読むと沼澤さんの事がよくわかります。
# 次回はもう一人の“Groove Master”佐野康夫さんの参加作品で一番好きなやつを紹介します。
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Basia on Broadway ~Live at The Neil Simon Theatre / Basia

“ポーランドの歌姫”BASIAが94年に3rdアルバム「The Sweetest Illusion」発売後に行ったワールド・ツアーのファイナル、N.Y.ブロードウェイでのライヴ盤。
この“スウィーテスト・イリュージョン・ツアー”は日本からスタート、当時住んでた広島のメルパルクホールで見た。後でこのライヴ盤が出てから気づいたが、バックミュージシャンがベースにRandy Hope-Taylor、ドラムがRichard Bailey。何とインコグニートのリズム隊でした。コンサート当日はBASIAばっかり見てたから少々の後悔。ただ、それに余りある感動もありましたが...

BASIAは自身のソロ作品は少ない。リミックス盤やベスト盤を除いたオリジナルアルバムとしては、たったの4枚のみ。

Time And Tide (1987)
London Warsaw New York (1990)
The Sweetest Illusion (1994)
Basia on Broadway (1995)

95年のライヴ盤以降、新作を“待ちこがれて”10年以上が経過してしまった。2003年にマット・ビアンコに復帰しアルバムリリース、ツアーも行ったものの再び脱退。近況はよくわからない。

本作はツアーも見に行ったということで発売と同時に即購入。
1st~3rdの曲を満遍なく取り入れたBEST盤的選曲も良い。バーシアの哀愁を帯びた伸びやかなヴォーカル、そしてインコグニートのリズム隊が聴きモノ。

ライヴということでバーシアのヴォーカルが走っている箇所があるが、リズム隊+パーカッションがものすごいグルーヴ感でバーシアの後ろ髪を引っぱってる。バーシアに付いて行ってないので、多分同期モノと一緒にプレイしているのでは?
特にKarl Van Den Bosscheが振ってるであろうシェイカーのグルーヴが超強力。突っ走ろうとするバーシアをいさめるように振られるシェイカーは全国中高生ブラスバンド部パーカッション課は必聴(笑)
(カラオケボックスでマラカスとかシェイカーを酔った勢いでシャカシャカやってる人(俺のこと)も聴くべし!)


Musicians:
Basia Trzetrzelewska :Vocals
Danny White :Piano, Keyboards
Annick Clarisse :Background Vocals
Veronique Clarisse :Background Vocals
Dee Johnson :Background Vocals
Peter White :Guitar, Keyboards
Chris DeMargary :Flute, Saxophone
Kevin Robinson :Trumpet, Flugelhorn, Background Vocals
Fayyaz Virji :Trombone, Keyboards, Shaker
Randy Hope-Taylor :Bass
Richard Bailey :Drums
Karl Van Den Bossche :Percussion

Jay Beckenstein :Soprano Sax solo on "Yearning"


01. Copernicus
02. Cruising for Bruising
03. Third Time Lucky
04. Drunk on Love
05. From Now On
06. Baby You're Mine
07. Yearning
08. Take Him Back, Rachel
09. New Day for You
10. Promises
11. Time and Tide
12. Half a Minute
13. Reward
14. Until You Come Back to Me (That's What I'm Gonna Do)
15. Dzien Sie Budzi
16. Brave New Hope


お気に入り度 ★★★★★


#BASIAのチャラチャラしていない“おば様の安定感”が感じられます。
#Richard Bailey(ds)のセンスを堪能。

LIVE “NATURAL”/ T-SQUARE (DVD)

T-SQUAREのライヴDVD。1990年7月29日、北海道・旭川特設ステージで行われた野外ライヴを収録。最近BOOK-OFFにて1,050円で入手しました。

1990年という時期はT-SQUAREにとって過渡期にあたります。通算15枚目のオリジナルアルバム「NATURAL」をリリース。このアルバムは海外での活動を意識し、プロデューサーにリッピントンズのラス・フリーマンを起用、全米でもリリースされました。
翌91年、サックスプレイヤーの伊東たけしが脱退、本田雅人をフロントに迎えることになります。

このライヴDVDは伊東たけし脱退直前の貴重な映像作品であると同時に、当時のT-SQUAREにおける最高のステージの模様が収められています。
メンバーは、

安藤まさひろ (Electric & Acoustic Guitar)
伊東たけし (Alto Saxophone and EWI)
和泉宏隆 (Synthesizers)
則竹裕之 (Drums & Percussion)
須藤満 (Bass)

伊藤たけしの脱退直前という緊張感の高い時期であるにもかかわらず、このライヴはとても“ほのぼの”としている。まず旭川の自然が素晴らしい!演奏の合間に映し出される雄大な自然の美しさがとても印象的で癒してくれます。ライヴ会場に集まったファンも旭川の大自然とT-SQUAREのサウンドを存分に楽しんでいるのがわかります。

会場に集まってる女性ファン達のヘア・スタイルやファッションからも1990年という時代が思い出される。サンタフェ・スタイル?や、カチューシャをした女性が多い。
この時代、日本経済では91年のバブル崩壊や、フュージョン界でもカシオペアやスクエアのメンバーチェンジがあったりして、まさに激動の時代でした。
そんなピリピリした時代に、このほのぼの感たっぷりのライヴ、とても不思議な感覚のする映像作品だと思います。

1. CONTROL
2. DAISY FIELD
3. WHITE MANE
4. WIND SONG
5. DUO
6. MORNING STAR
7. RADIO STAR
8. TRUTH

FILM SHOOTING AT “LIVE JAM'90”
THE 5TH ASAHIKAWA MUSIC FESTIVAL
29TH ,JULY 1990


「お気に入り度」 ★★★★★

# 音も映像もすばらしく良い作品!
# 冒頭の羽田空港での映像、旭川行きの飛行機に乗り遅れ寸前の須藤氏に注目(笑)

ヤマハ・ミュージック・シーケンサー 「QY-20」

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1992年に発売されたヤマハの音源内蔵型シーケンサー。
「スキーバスの中に持ち込んで手軽に作曲が楽しめるもの」をコンセプトに設計されたQYシリーズの第2弾。
100音色・ドラムキットが8種類、ミニ鍵盤から和音入力可能。
サイズがVHSビデオテープの大きさで持ち運びが容易なことから、電車の中や授業中でも作曲が出来る。
今でも根強いファンを持ち、無限の可能性を感じさせる“音楽の玉手箱”
最新機種は2000年発売のQY-100。

DTMというか宅内音楽はドラムマシンから始めました。
ヤマハのRX-7というどこかの車みたいな名前のドラムマシンを購入。チック・コリア・エレクトリック・バンドの「Elektric City」とか、当時流行ってたGRPスーパーライヴの「The Source(リー・リトナーの曲)」などのドラムパターンを打ち込んだりして。
自然な流れで他の楽器の打ち込みにも興味を覚え、92年に「QY-20」が出た時に飛びついた。6万円ぐらいだったと思う。

同時に攻略ビデオも発売されてたので、このビデオを見ながらシコシコと宅録生活開始。
ビデオについてた譜面を見ながらYMOの「Rydeen」に挑戦したわけですが、キーボードも弾けないし、コードも判らないので苦労しました。慣れれば結構簡単!

最近のDTM事情は詳しくないですが、今はパソコンも普及しWeb上で曲づくりも出来るらしい。パソコンさえあれば、シーケンサーとか音源とかいらないみたい。時代の流れを感じつつ、自分の中でのDTMは「QY-20」で止まってます(笑)

最近、久しぶりに電源を入れてみたら、“Backup Batt.Low”の文字が...
内蔵部品の寿命でうまく起動しなくなってる模様。
性能の良い最新機種に買い換えるのが普通だろうけど、やはり思い入れのある「QY-20」を修理だな。

Live in New York & Tokyo / Fried Pride (DVD)

2005年8月8日ニューヨーク(ブルーノート)、2006年11月2日東京(渋谷クラブクアトロ)でのライヴを収録したフライド・プライドの2枚組ライヴDVD。
誰もが認める世界レベルのしーちゃんのパワフルなヴォーカルと横ちゃんの超絶ギターテクが余すところ無く収められている。

Disc-1のブルーノートライブでは副音声でフラプラふたりによる解説も収録。(このトークが面白い!)
Disc-2はニューアルバム「Musicream」からの曲を中心。シャカタク、初期のオリジナル・ラヴ、アースに陽水、ボーイズ・タウン・ギャングって...選曲がチョベリグ(笑)
30代以上のオジサン達は全員ノック・アウト間違い無し。

フラプラの好きなところは二人の実力は勿論のこと、カヴァーしてる曲がツボな点。
スティーヴィー・ワンダーやランディ・クロフォードを多く取り上げている。フラプラの二人も自分と同じ曲を聴いて育ったんではなかろうかという“同世代感”をすごく感じれるところがある。特に今回のブルーノートライブでのランディ・クロフォードで有名な「Rio De Janeiro Blue」が絶品!
2ndアルバム「Street Walking Woman」でもランディ・クロフォードの「Almaz(邦題スウィート・ラヴ)」が聴けます。それにしてもツボだよなー

カヴァー曲だけでなく、オリジナル曲も超クールです。Disc-1の「Dig It!」やDisc-2の「Unbreakable」など、カヴァーの間に入るこれらのオリジナルがやたらカッコイイところがフラプラの魅力でもある。
最初にフラプラを聴いたときに、横ちゃんのゴツゴツしたギタープレイが少しうるさく感じてたけれども、最近は全く気にならなくなってきた。“小さい音量で流麗に、ヴォーカルのバックに徹する”のがヴォーカル&ギターのデュオの王道だと思っていたけど、このユニットは全く違ってた(笑)
今回の2枚組、個人的にはニューヨーク/ブルーノート(Disc-1)がオススメ。緊張感が伝わってくるし、デフォルメされてないシンプルなフラプラが感じれると思います。

○Fride Pride
横田明紀男(Guitar)
shiho(Vocal)

サポート:中里たかし(Per) / Tokyo

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Disc-1
2005年8月8日 ニューヨーク/ブルーノート ライブ収録


01. Part Time Lover (S.Wonder)
02. Feel Like Makin Love (G.Mc Daniels - E.B.Mc Daniels - G.Mc Daniels)
03. That's My Way (福田美環子/横田明紀男)
04. Stella By Starlight (N.Washington - V.Young)
05. Rio De Janeiro Blue (J.Haney - R.Torrance)
06. Ribbon In The Sky (S.Wonder)
07. Dig It! (福田美環子/横田明紀男)

《副音声でフラプラふたりによる解説あり》


Disc-2
2006年11月2日 東京/渋谷クラブクアトロ ライブ収録


01. Nightbirds (K.R.Odell - R.J.W.Sharpe)
02. 接吻 KISS (田島貴男)
03. Fantasy (M.White - E.Del Berrio - V.White)
04. リバーサイド・ホテル (井上陽水)
05. Higher Ground (S.Wonder)
06. 永遠に (安岡優/妹尾武)
07. Words With Wings (福田美環子/横田明紀男)
08. Close To You (Hal David / Burt Bacharach)
09. Unbreakable (福田美環子/横田明紀男)
10. Can't Take My Eyes Off Of You (B.Crewe - B.Gaudio)
11. La La Means I Love You (R.T.Bell - W.Hart)


「お気に入り度」 ★★★★★


# このDVDで世界レベルを体感出来ます。
# 近々DVD発売記念ライヴで地元に来てくれるのでとても楽しみ(しかも2days!)

  • ALLAN HOLDSWORTH IN JAPAN (05/05)
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