JAZZ、FUSION系を中心に手持ちCD・DVDのレビューを書き綴っています。

深町純 & ニューヨーク・オールスターズ・ライブ

フュージョンのすべてを知るにはこれ一枚を聴けばいい!
<音楽誌「アドリブ」編集長-松下佳男>

マイケル・ブレッカー追悼特集第5弾、「深町純&ニューヨーク・オールスターズ/ライヴ」です。1978年に日本で行われた伝説のライヴであり、フュージョンを語る上で必ず出てくる超重要盤であります。


参加メンバーは、

深町純 (Keyboard)
Randy Brecker (Trumpet)
David Sanborn (Alto Sax)
Michael Brecker (Tenor Sax)
Steve Khan (Guitar)
Richard Tee (Acoustic Piano、Keyboard)
Anthony Jackson (Bass)
Steve Gadd (Drums)
Mike Mainieri (Vibraphon & Percussion)

あまりに有名な作品のため、何を書こうか考えた結果、自分の稚拙な文章よりもネット上に素晴らしい記事がたくさんありますので、それを紹介します。

まず、深町純さんて誰なのか?
参加メンバーの内、深町さんだけよく知らないという人は結構多いと思います。何でこれだけのミュージシャンを集めて日本でライヴを行えたのか?という点

J-WAVEでの深町氏と葉加瀬太郎氏との対談

この対談はすごくおもしろいです。深町さんのプロフィール、ニューヨークへ渡った理由等、中でもSteve Gaddの逸話については必見!

収録曲の解説については、Cyberfusionのインタビューで。
「特集:深町純 & The New York All Stars Live」(2002)
「深町純インタビュー」(2004)

アルバム収録曲の出典元や参加ミュージシャンについてここを見れば全てわかります。1978年にアルファ・レコードから発売された後、アルファの倒産等もあり、長らく入手困難だった本作が2002年に「ローヴィング・スピリッツ」というインディーズから再発された理由等がとても興味深いです。

そして、本作を再び世に出してくれた「ローヴィング・スピリッツ」
「深町純&ニューヨーク・オールスターズ/ライヴ」紹介ページ

深町さん本人のコメントの他、角松敏生、青木智仁、本田雅人のリコメンドもあります。
「ローヴィング・スピリッツ」というレコード会社、かなりマニアックな商品のラインナップです。フレンチ・トーストやロニー・キューバーの「ELECTRIC BIRD」系やガッドのソロ作等。。。熊谷美広氏も絡んでるみたい。要注目です。

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1. Rocks(Randy Brecker)
2. Sara Smile(Hall & Oates)
3. Virginia Sunday(Richard Tee)
4. Inside Out(Randy Brecker) 
5. I'm Sorry(Mike Mainieri) 
6. Dance Of Paranoia Op.2(Jun Fukamachi) 
7. Gypsy Jello(Richard Tee) 
8. Jack Knife(Randy Brecker) 
9. Love Play(Mike Mainieri) 


「ライヴ録音」
1978年9月17,18日 後楽園ホール
1978年9月19日 郵便貯金ホール


「お気に入り度」 ★★★★★

# 自分自身の感想が全く無い今回の記事でしたが、今はまだ十分入手可能なので早く入手しておいて下さい(笑)

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The Language of Life / Everything but the girl

今日は少し軽めにマイケル・ブレッカー追悼特集第4弾、Everything but the girlの「The Language of Life 」

Everything but the girl(ebtg)はロンドン出身の二人組。1984年にボサノバを基調としたJAZZYなアルバム「EDEN」でデビュー。当時はイギリスのネオ・アコ-スティック・ム-ブメントを代表する二人と言われていましたが、90年代後半から打ち込みを導入、今ではクラブの帝王らしいです。今回紹介する「The Language of Life 」はAOR、FUSION路線ど真ん中の彼らの6作目(1990年発売)。プロデュースがジョージ・ベンソンの「ブリージン」で有名なトミー・リピューマ。これだけでFUSIONファンは買い!

サポートメンバーも超豪華。

Omar Hakim(ds)
Vinnie Colaiuta(ds) 
John Patitucci(b)
Larry Williams(syn,p)
Joe Sample(p)
Russell Ferrante(p)
Lenny Castro(per)
Michael Landau(g)
Stan Getz(ts)
Michael Brecker(ts)
Kirk Whalum(ts)
Jerry Hey(flugel)
Marc Russo(as)

よくこれだけのメンバーを集められたものです。トミー・リピューマ会長恐るべしといったところでしょうか。
マイケル・ブレッカーは2曲に参加。軽めの参加ですがやはりブレッカーであることが一発でわかります。1曲目「Driving」でソロを吹いていることもあり特に印象に残っています。

本作のほとんどの曲でドラムを叩いてるオマーが気持ちよいグルーヴの源。GRPオールスタービッグバンドか?と思わせる豪華ミュージシャン達が作り出す音は非の打ちどころ無し。テクニックに走るのでは無く、あくまでヴォーカルをグッド・サポート。FUSION・AORファンは当然買いに走るべしでしょう(笑)


Everything but the girl
Tracey Thorn(vocals and gackground vocals)
Ben Watt(vocals,acoustic and electric guitars,piano)

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01. Driving
02. Get Back Together
03. Meet Me in the Morning
04. Me and Bobby D
05. Language of Life
06. Take Me
07. Imagining America
08. Letting Love Go
09. My Baby Don't Love Me
10. Road

「お気に入り度」 ★★★★★

# (08.Letting Love Go)でのマイケル・ランドゥのギターソロが涙モノ
# Sadeのプロデューサーで有名なロビン・ミラーがプロデュースした彼らの1st「EDEN」も激オススメ

The Birthday Concert / Jaco Pastrious

マイケル・ブレッカー追悼特集第3弾、ジャコの死後に発売されたワードオブマウスビッグバンドの傑作ライブ「The Birthday Concert」。
1981年12月1日、ジャコの30歳の誕生日の夜に収録されたもの。
選曲がピーター・アースキンでアルバムプロデューサーとしてピーターがクレジットされている。
ワードオブマウスビッグバンドとしては、1982年のジャパンツアーの模様が録音された「インヴィテイション」が先に発売されていたが、本作にはマイケル・ブレッカーが参加してるところがポイント。オクラ入りしてたのが不思議なほどの完成度の高さ。

先ず、ピーター・アースキンの書いた長い長いライナーノーツを読むべし。ジャコとの思い出、ワードオブマウスビッグバンドについて、当日の様子、曲解説に到るまで丁寧に書かれています。
当然日本盤を買うべきでしょう。

マイケル・ブレッカーが参加してるジャコのビッグバンドが聴けるのはこの作品だけ。
しかもマイケルが超強力。買って損無し・・・というか必聴盤。

途中、バンドのメンバーがジャコには内緒で突然「Happy Birthday」を演奏する場面もあり、終始暖かい雰囲気。ブレッカーとボブミンツァーのテナーの掛け合い、メルトン・ムスタファのペットに注目!超豪華なライヴです。

「Word of Mouth Quintet」
Jaco Pastorius(b)、Michael Brecker(ts)、Bob Mintzer(ts,bcla,ss)、Don Alias(congas)、Peter Erskine(ds)

「Word of Mouth Big Band」
(trumpet) : Brian O'Flaherty, Ken Faulk, Brett Murphey, Melton Mustafa
(saxohones, woodwinds) : Dan Bonsanti, Gary Lindsay, Neal Bonsanti
(bariton saxophone) : Randy Emerick
(bass trombone) : Peter Graves
(trombone) : Russ Freeland, Mike Kats, Dave Bargeron (+tuba)
(french horn) : Peter Gordon, Jerry Peel or Steve Roitstein
(steel drums) : Othello Molineaux, Paul Hornmuller
(congas) : Bobby Thomas, Jr.
(percussion) : Oscar Salas
(music prep,copyist) : Larry Warrilow

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01. Soul Intro/The Chicken
02. Continuum
03. Invitation
04. Three Views of a Secret
05. Liberty City
06. Punk Jazz
07. Happy Birthday
08. Reza
09. Domingo
10. Band Intros
11. Amerika

「お気に入り度」 ★★★★★

# ラストの「Amerika」でのジャコのソロ、泣けます。
# コンプリート盤での再発が待たれます。


Time in Place / Mike Stern

マイケル・ブレッカー追悼特集第2弾。マイク・スターンの3枚目「Time In Place」です。
スティーヴ・カーンがプロデュースした1988年の作品で、ハイラム・ブロックがプロデュースした前作「Upside Downside」に比べてよりスペイシーに仕上がっている。スティーヴ・カーンの色が出ていると思います。

ブレッカーは2曲 (1.Gossip & 7.Chromazone)に参加していますが、その2曲が本作の代表曲。いかにもブレッカーらしいハードブロー&メカニカルなフレージング。全編EWIを吹いている4枚目の「Jigsaw」とともによく聴きました。

マイク・スターンは初期の4枚(Neesh,Upside Downside,Time in Place,Jigsaw)しか持っていません。最近再発されたらしい幻の1stはカセットテープのみ所有。かなり遠ざかっているので、これを期に?久しぶりに最近のスターン作品を聴いてみようかな。。。

Mike Stern(g)
Bob Berg(ts,ss)
Michael Brecker(ts) (1.Gossip & 7.Chromazone)
Jim Beard(key)
Jeff Andrews(b)
Peter Erskine(ds)
Don Alias(per)
Don Grolnick(org) (4.No Notice)

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1. Gossip
ギターソロの導入部分がしびれます。
ピーター・アースキンがサンバ風にリズムチェンジするアレンジもカッコイイ。
もちろんブレッカーのソロも必聴!

2. Time In Place
マイク・スターンのメロウ路線。ディストーションを踏まないマイク・スターンが好きです。

3. Before You Go
アコースティックなギターにドン・アライアスのパーカッションが絡む。
ボブ・バーグの情感あふれるテナー、そしてピーター・アースキンのブラシ。
素晴らしい。名演!

4. No Notice
ドングロルニックがオルガンで参加した4ビートっぽいナンバー。
ボブ・バーグが入魂のソロ、ジェフ・アンドリュースもいいプレイ。

5. After All
STEPS AHEADの「TRAINS」を思わせるテーマ。そのまんまという話も。
後半ピーター・アースキンが、らしくない暴れっぷりを見せます。最初に聴いた時にはかなりショックを受けました。マイクスターンに注射された可能性大。

6. Four Shades
このスペイシーで強力なシンバルレガートは唯一無二。スターンのフレージングと見事にシンクロしてる。
こういう路線のスターンは大好きですね。
やはりマイク・スターンにはディストーションを踏まないでほしい。無理か(笑)

7. Chromazone
クロマチックスケールを多用したフレージング。本作のメインです。
ここでのブレッカーは超強力。ハードブローの極み。
ブレッカーに触発されてマイクスターンもイっちゃってます。


「お気に入り度」 ★★★★★

# マイクスターンは、やはりブレッカーとかボブバーグと相性が良かったですね。この二人とのセッションはもう聴けない。。。

The Nightfly / Donald Fagen

巨星落つ...

テナーサックス奏者のマイケル・ブレッカー氏が13日、白血病のためニューヨークで死去、57歳。
1949年、ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ。トランペット奏者の兄ランディとバンド「ブレッカー・ブラザーズ」を、ベース奏者エディ・ゴメスらと「ステップス・アヘッド」を結成。ピアノ奏者ハービー・ハンコックやギター奏者パット・メセニーら著名ミュージシャンと数多くのレコードを制作し、グラミー賞を11回受賞した。
同氏が所属するユニバーサルミュージックによると、70年代に初来日して以来、40回以上の来日公演を行い、多くの日本人アーティストとも競演した。
(NIKKEI NET : おくやみニュース)


また一つの時代が終わってしまった。
マイケル・ブレッカーの参加作品が次々と思い起こされる。ブレッカー・ブラザーズやステップスの諸作、メセニーとの「80/81」、チックの「スリー・カルテッツ」等々...

マイケルの参加作品で一番多く聴いたのはどれだろう?と思いCD棚からコレを取り出しました。世紀の名盤「The Nightfly/ Donald Fagen」です。
ワンホーンでブリブリにハードブローするマイケルでは無く、サイドメンとしての彼が光り輝いている作品。あまりにも有名な作品すぎて、マイケルが参加してること自体あまり知られていないかも。3曲にクレジットされています。


「Maxine」のソロを改めて聴いてみてほしい。
マイケルの全てがここにあるような気がします。


素晴らしい音楽と感動をありがとう。
ただただ、ご冥福をお祈りします。


1. I.G.Y.
2. Green Flower Street
3. Ruby Baby
4. Maxine
5. New Frontier
6. Nightfly
7. Goodbye Look
8. Walk Between Raindrops



# ドナルド・フェイゲンが亡くなったかのような記事になってしまった。

LDプレーヤー購入!

dvl-919.jpg

昔のLDが出てきた為、どうしても欲しくなり買ってしまった。
パイオニアのDVD/LDプレーヤー「DVL-919」
定価120,750円ですが勿論中古で16,500円、リモコン無し(笑)
中古品ですが、表裏連続再生もスムーズに稼働してます。

パイオニアのサイトを見ると、今でもLDプレーヤーを製造販売している。市場ではLDソフトが売られていないのにもかかわらず。。。
このユーザー思いの企業姿勢は賞賛に値すると思うのですが。

で、毎日LDの日々。
ウエザー・リポートやマイク・マイニエリのライヴをよく見てます。
DVDと比べると改めてそのデカさに驚きます。10倍くらいありそう。
ディスクに高級感があるから慎重に取り扱ってます。
DVDでの再発が望めない名盤はまだたくさん存在してるので、パイオニアさんがLDプレーヤーを作り続けている限り、レーザーディスクの灯は消えないハズ。

Sadistic Takanaka / 高中正義

ミカバンドの新作「NARKISSOS」とほぼ同時に発売された高中のライヴ盤「Sadistic Takanaka」。題名のとおりミカバンドのレパートリー多数で、なんと“黒船”のA面を奏破。しかも「NARKISSOS」収録のインスト2曲を早くも披露。そしてスペシャルゲストに野呂一生(g)、シーラ・E(per)

おまけに、「このCDではNo.14を除く全曲、FENDER TAKANAKA STRATOCASTERを使用しております。」と告知された日にゃあ...

当然の買い!


メンバーは、

BAND
斎藤ノブ(Percussion)、伊藤広規(Bass)、小島良喜(Keyboard)、重実徹(Keyboard) 、宮崎まさひろ(Drums)

SPECIAL GUEST
野呂一生(Guitar 08~15)
SHEILA・E(Timbales and Cowbells 04,10)

超一流ミュージシャン達で固められています。
野呂一生は全15曲中、8曲に参加。「何かが海をやってくる」では全面野呂がソロを取っており、初期casiopeaを思わせる入魂のソロが聴けます。これはアツイ!!

うれしい黒船三部作の完奏、泣きのギターで聴かせる井上陽水の「帰れない二人」、「タイムマシンにおねがい」でのソロ回し等、魅力満載のライヴ盤であります。ただ、

・ヴォーカル部分を何故か全てヴォコーダーで歌ってる
・客の歓声や拍手をカットしている

等、不満な点はある。
トータル的にはミカバンドファン向けのマニアックな作品と言えそうです。
ジャケットの懐かしいポーズでもお馴染みのFENDER TAKANAKAモデルの評価については専門外なのでよくわかりません(笑)

でも最近毎日聴いてます。

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01. サイクリング・ブギ~MESA BOOGIE
02. WA-KAH! CHICO
03. どんたく
04. 塀までひとっ飛び
05. 帰れない二人
06. sockernos
07. NARKISSOS
08. 墨絵の国へ
09. 何かが海をやってくる
10. タイムマシンにおねがい
11. 黒船嘉永6年6月2日
12. 黒船嘉永6年6月3日
13. 黒船嘉永6年6月4日
14. マダマダ産婆
15. トーキョーレギーボッサ

2006年9月30日 大阪厚生年金会館芸術ホール
2006年10月1日 Zepp Nagoya
にて収録


「お気に入り度」 ★★★★☆


# 新作の2曲が絶品 
# casiopea休止後、とにかく野呂一生が元気でよかった。

NARKISSOS / Sadistic Mikaela Band

サディスティックミカバンド“2回目”の再結成アルバム。2006年10月25日発売。3代目のヴォーカリストに木村カエラを迎えて再結成、キリンラガーのCMも大好評でした。
公式サイトでは記者会見の模様やPVを見ることが出来ます。今春にはミカバンドを題材にした映画も公開されるとか。
ミカバンドについては、これだけのすごいメンバーが同時期に同じバンドで活動してたってことが奇跡だと思います。


木村 カエラ(Vocals)
加藤 和彦(Guitars, Mandolin & Vocals)
高中 正義(Guitars)
小原 礼(Bass, Guitars & Vocals)
高橋 幸宏(Drums & Vocals)

今回発売された「NARKISSOS」これがまたいい。メンバーそれぞれが曲を持ち寄って作られていますが、不思議とミカバンドとしての統一感があります。木村カエラは歌がうまい!爽やかで、いやらしい感じが無く、とてもミカバンドにあっていると思います。(かれんは少しいやらしかった(笑)
特に最初の2曲(01.Big-Bang, Bang!、02. Sadistic Twist)のカエラは素晴らしいと思います。

加藤和彦の甘いヴォーカル&楽曲、小原 礼のブンブンうねるベースも健在ですし、高橋 幸宏の“ニウロマンティック”な世界も堪能出来ます。注目の高中のギターですが、今回は少し抑え気味? ギンギンに弾きまくるというわけではありませんがしっかり高中ワールドしています。
本作で高中が提供したインストナンバー2曲、これが出色の出来。タイトル曲にもなった「Narkissos」はとても懐かしい響きで「黒船」を彷彿とさせますし、「Sockernos」はなんとChris Mosdell作詞で後半YMOになります。カエラも良かったですが今回は高中がMVPか。


01. Big-Bang, Bang!(愛的相対性理論)
02. Sadistic Twist
03. in deep hurt
04. The Last Season
05. King fall
06. Sockernos
07. Tumbleweed
08. Jekyll
09. Low Life and High Heels
10. NARKISSOS
11. タイムマシンにおねがい 2006 Version (Bonus track)


「お気に入り度」 ★★★★★


# センスの固まりとはこのことか
# 「黒船」のジャケットのメンバーの写真と比べると時間の流れを感じます。

LaserDisc

レーザーディスクが市場から消えて10年くらい経つ。
DVD化されてない数々の名盤達はこのまま埋もれてしまうんでしょうか。

実家の倉庫2階を居室に改装することになり、山になってる荷物を年末年始に整理していたら、存在すら忘れていたレーザーディスクやアナログレコード、カセットテープを入れたダンボール箱が多数出てきた。10年以上放置してあったため、ジャケットを入れているビニール袋が湿気と乾燥で朽ちかけてたが中身はなんとか無事だった。増え続けるレコード類は転勤による引越しの度に実家に送りつけており、そのまま忘れてしまっていたらしい。

今では入手困難な貴重盤を発見したりして、かなり盛り上がった年末年始でした。今回は出てきたレーザーディスクの一部を紹介します。(クリックで拡大)



chick_alive.jpg 「Alive / Chick Corea Akoustic Band」

Chick Corea(p)
John Patitucci(b)
Dave Weckl(ds)

1989年12月16日 ロサンゼルスにてライヴ収録



domino_theory.jpg「Japan Domino Theory / Weather Report Live in Tokyo」

Joe Zawinul(key)
Wayne Shorter(Saxophone)
Omar Hakim(ds)
Victor Bailey(b)
Mino Cinelu(per)

1984年9月27日 新宿厚生年金会館ライヴ収録



rhythmstick.jpg「Rhythmstick / Dizzy Gillespie,Art Farmerほか」

このあたりからレアになってきます。クリード・テーラーがプロデュース、エンジニアにルディ・バン・ゲルダーを起用。ジョンスコ、ボブ・バーグ他多彩なミュージシャンが参加。
(1990年 CTI)



joe_cool.jpg「Joe cool live / Joe Cool」

N.Yのファーストコールミュージシャン軍団「Joe Cool」の来日公演。ゲストに渡辺貞夫参加。
Will Lee(b)、Rob Mounsey(key)、Jeff Mironov(g)、Chris Parker(ds)
ゲスト:渡辺貞夫(sax)

1985年7月2日 ラフォーレ・ミュージアム赤坂にてライヴ収録



dream_night.jpg「Dream Night Special」
日本のジャズ・フュージョングループ7組が一堂に会したイベント。
日野皓正、マリーン、スクエア、プレイヤーズ、ナニワエキスプレス、はにわちゃん、ナスカ。
スクエアは田中豊雪(b)、長谷部徹(ds)の時代。ナニワの「Believin'」、プレイヤーズの「Galaxy」が見れます。激レアです。

1984年12月14日、日本武道館にて収録



manhattan_express.jpg「Manhattan Express / Mike Mainieri」

今回の発見で一番うれしかったのはコレ。以前このブログでも紹介した「Live at Seventh Avenue South / Mike Mainieri Quintet」の映像版。「誰か掘り出してくれ!」とか言っておきながら自分で持っていた。存在を完璧に忘れてました。

メンバーは、Mike Mainieri(vib)、Warren Bernhardt(p、key)、Bob Mintzer(ts,bscla)、Eddie Gomez(b)、Omar Hakim(ds)

収録曲が、
01.Tee Bag
02.Flying Colors
03.Crossed Wires
04.Bamboo

これは涙モノの超名盤です。演奏がすごくいいし、Weather Report加入前、渡辺香津美の「トチカ」ツアー直後の若きオマーハキムが見れます。

1981年12月21日、N.Y Seventh Avenue Southにて収録
↓裏ジャケ↓
manhattan_ura.jpg



しかし、問題がありました。



我が家には、レーザーディスクプレーヤーがありません。
10年以上前に故障して捨てた。多分もう売ってないだろう。

だから、見れない(死亡)

Re-Cool Reflections / 寺尾聰

1981年に165万枚を売り上げたモンスターアルバム「Reflections」を完全リメイク、当時とほぼ同じメンバー、曲順も同じという寺尾聰の新作。
発売前から気になっていましたが、ADLIBの1月号(表紙がジャコ)の記事を見て即買いしました。LAセッション時の写真が載ってて、寺尾、アレンジャーの井上鑑、そしてヴィニー・カリウタがとてもいい雰囲気で写ってる。今年の一発目はこの作品で。

「Reflections」はかなり聴き込んでました。当時自分は中3、中学校の担任の方針でクラス内での交換日記が流行ってました。生徒の間で日記をぐるぐる廻すのでは無く、書いてきた人はまず担任に日記を提出、担任がコメントを書いて次の人に廻すというシステムでした。教師と生徒とのコミニュケーション・ツールみたいなものだったんでしょうが、寺尾聰が「ザ・ベストテン」に毎週出てた頃で、日記の中でも「Reflections」は当然話題になっていたので、同じ班の人間はみんなコレを聴いてた。収録曲の感想を思い思いに書いていたと思います。明るめの「渚のカンパリソーダ」が1番人気でした。(中学生らしくて良い)

やはり今思うに「Reflections」は“オトナの音楽”であり、寺尾聰の世界は当時中3の自分には全く理解出来ていなかった。なんだか悲しげで孤独な男の歌というイメージはあったと思いますが。。。
ただ、165万枚という空前のヒットはこの孤独な雰囲気が当時の日本人に受け入れられたのは間違いない。このアルバムのおかげで同時期に発売された大瀧詠一の「ロング・バケイション」は最後までチャートのトップに立てなかったとADLIBの記事にあります。カラッとした大瀧サウンドもいいですが、こういう哀愁モノが日本人は好きなんでしょう。

そして25年の時が流れ、「Reflections」が新しいアレンジで聴けます。ポイントはやはりカリウタの参加。思いっきりそそられます。プロデュース&アレンジは前作と同じ井上鑑(key)。今剛(g)、高水健司(b)の3人が固定メンバー、東京セッションとカリウタが参加してるLAセッションがあります。前作のアレンジで演奏されたスタジオ・ライヴ「ルビーの指環1981」の収録もうれしい。
前作を聴き込んでる人はとりあえず買い!でしょう。前作より全体的に明るめのサウンドに仕上がっていると思います。

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01. Re-Cool HABANA EXPRESS
寺尾聰(vo)、井上鑑(key)、今剛(g)、高水健司(b)、ヴィニー・カリウタ(ds)、アレックス・アクーニャ(per)、エリック・ミラー(steel pan)

これいきなり超カッコイイ。一瞬スティングバンドか?と錯覚するようなイントロ。シングルカットされてるだけあって本作の目玉であります。カリウタはこの曲を含め2曲でプレイ。


02. Re-Cool 渚のカンパリ・ソーダ
寺尾聰(vo)、井上鑑(key)、今剛(g)、高水健司(b)、山木秀夫(ds)、三沢またろう(per)、ゴスペラーズ(back ground vocals)

これは明らかに大瀧詠一へのリスペクト。
チャート首位独占のお詫びか?
ゴスペラーズが参加してます。もろビーチボーイズ風のコーラスアレンジ。


03. Re-Cool 喜望峰
寺尾聰(vo)、井上鑑(key)、今剛(g)、高水健司(b)、鶴谷智生(ds)、三沢またろう(per)、山本拓夫(wood winds)

パーカッションをベースにレゲエビートの喜望峰。オリジナルに忠実に。本作全体に言えることですが、寺尾さんの歌声が変わっていない。25年経ってるとは思えない。


04. Re-Cool 二季物語
寺尾聰(vo)、井上鑑(key)、今剛(g)、高水健司(b)、鶴谷智生(ds)、山本拓夫(wood winds)、スティーヴ・マディオ(flugelhorn)

叙情派の私としては、前作ではこれが1番好きでした。リズムチェンジの部分もお気に入りでした。今回はリズムチェンジ部分が4ビートのアレンジに変更。確かにRe-Coolされてて悪くはないんですが。。。


05. Re-Cool ルビーの指環
寺尾聰(vo)、井上鑑(key)、今剛(g)、高水健司(b)、山本拓夫(ts)、西村浩二(flugelhorn) 、村田陽一(tb)、ヴィニー・カリウタ(ds)、アレックス・アクーニャ(per)

ホーンセクションが入り、クルセイダーズ風の“黒いルビーの指環”に仕上がってます。有名すぎる曲だけに、かなり意識してリ・アレンジされるかと思いきや、あくまでオリジナルに忠実に。そこがまたいい。


06. Re-Cool SHADOW CITY
寺尾聰(vo)、井上鑑(key)、今剛(g)、高水健司(b)、林立夫(ds)、三沢またろう(per)、藤原道山(尺八)

林立夫のドラムと今剛のギターソロがポイント。ライナーには林立夫CAとクレジットされてます。CAとはクラウンアンバサダーの略らしいですが何でわざわざ。。。


07. Re-Cool 予期せぬ出来事
寺尾聰(vo)、井上鑑(key)、今剛(g)、高水健司(b)、鶴谷智生(ds)、三沢またろう(per)

中間部のブリッジのアレンジがカッコイイです。
本作の中ではかなりのお気に入り曲です。


08. Re-Cool ダイヤルM
寺尾聰(vo)、井上鑑(key)、今剛(g)、高水健司(b)、林立夫(ds)、三沢またろう(per)、山本拓夫(ts)、スティーヴ・マディオ(flugelhorn)、

前作のような電話の演出は無し。いくぶんカラッとしたダイヤルMです。
陽気なダイヤルMですね(笑)


09. Re-Cool 北ウィング
寺尾聰(vo)、井上鑑(key)、今剛(g)、高水健司(b)、山木秀夫(ds)、山本拓夫(wood winds)、アレックス・アクーニャ(per)

このイントロのアレンジはスティーリー・ダン?ジェイ・グレイドン風といえるかも?ほぼオリジナルどおり。
今剛のギターソロが激渋です。ギターの音色に厚みが増している。


10. Re-Cool 出航 SASURAI
寺尾聰(vo)、井上鑑(key)、今剛(g)、高水健司(b)、金原千恵子(strings)

ストリングスをバックに寺尾風ハードボイルドの世界です。
25年前の自分に一気に引き戻されます。本作のベストかもしれない。


11. ルビーの指環 1981
寺尾聰(vo)、井上鑑(key)、今剛(g)、高水健司(b)、山木秀夫(ds)、三沢またろう(per.vib)

1981年当時のアレンジのまま録音されたスタジオライヴ。
やはりギターのオブリの部分が懐かしいです。


「お気に入り度」 ★★★★☆

# ジャケットやライナーの写真が素晴らしいです。
# 前作を聴いてた人が昔を思い出してコレを買う。そうすれば165万枚も夢では無い。




1/2放送のNHKでのスタジオライヴ凄かった!YOU TUBEで見れます。
特に「Re-Cool HABANA EXPRESS」、中間部のギターのアルペジオ風ソロからのキメ、カリウタかっこよすぎ!
  • ALLAN HOLDSWORTH IN JAPAN (05/05)
  • アナログ音源のデジタル化 その4 (07/23)
  • アナログ音源のデジタル化 その3 (05/11)
  • アナログ音源のデジタル化 その2 (05/05)
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