JAZZ、FUSION系を中心に手持ちCD・DVDのレビューを書き綴っています。

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What is Fusion(visual edition) / 本田雅人 (DVD)

元T-SQUAREのサックス奏者、本田雅人の2000年のライブDVD。
1998年T-SQUAREを退団後、2002年に塩谷哲(key)、青木智仁(b)、沼澤尚(ds)とFOUR OF A KINDを結成するまでの丁度中間時期、ソロ活動が最も充実していた頃のライブ映像です。

本田雅人を知ったのはやはりT-SQUAREの「NEW-S」。1曲目の「MEGALITH」を聴いた時、いきなりイントロで拍を見失いました(笑)

「すごいサックスが入った」

カミソリみたいなキメ、シーケンサーと同期した分厚いサウンド、明らかに新生SQUAREの誕生でした。この激しい「MEGALITH」の後、2曲目の「ガーティの夢」が良くてねー
(NEW-S のレビューはまたいつかすることにして)

本田氏の作る曲の特徴として、キメは頭抜き(拍の頭から始まるフレーズ無し)、そのままスリップ(拍がずれてるように感じる)、小節またぎは日常茶飯事。POP路線で人気を得ていたSQUAREが、彼の参加でテクニカルな路線にシフトした時期でもありました。

そんな激しい本田氏、このDVDで初めて彼の肉声を聞くことが出来たんですが、
イメージとのあまりのギャップに驚かされます。
国立音大サキソフォン科を首席で卒業、書く曲はバリバリで唐沢みたいなルックスでしょ。すごいクールなキレ者ってイメージだったんですが、

それが、実際は、


「ほげーーーーーー」(イメージ)
「だらだらーーーー」( 〃  )
こもった声で「ぼそぼそぼそぼそ~」(ゴメンナサイ)


本人のインタビューや曲解説がとてもおもしろく、ボケまくりなんですが、ぼそぼそ言ってるから聞こえないっていう・・・
大音量で聞くことをオススメします。(いやー本田さんおもしろすぎですわ。)

演奏は勿論スゴイんですが、全曲本人&参加ミュージシャンの解説付き。今は亡き青木智仁(b)氏のバリバリのプレイ&トークが見れます。
一部収録曲が異なる同名のCD「What is Fusion - sound edition」も発売されており、こっちも買っちゃいました。
CDの方に入ってる激しい2曲「TRAFFIC JAM」「GOOD MOON」も同じ日に演奏していることを考えると、参加ミュージシャンにとって、ものすごいハードなステージであることが想像できます。
則竹氏が本番前に気絶しそうになったり、梶原氏が生まれて初めて腱鞘炎になったりするのも頷けます。(インタビューより)
DVD版とCD版の両方を聴くとその強力度がわかると思います。2000年12月8日、渋谷ON AIR EASTにて収録。


本田雅人(saxophones,EWI)
梶原順(g)
松本圭司(key)
青木智仁(b)
則竹裕之(ds)


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1. 放課後は日曜日
のっけから激しいキメの軽快なナンバー。
後半、ギターソロに本田氏のスキャットが絡む部分が最高。

2. AFTERNOON
本田氏がEWIに持ち替えてのミディアムテンポの曲。スクエアっぽいかな。
ハードな曲はサックス、メロウ系はEWIと吹き分けてる感じします。
梶原順(g)のソロがいいですね。

3. BLUE BLACK
今は亡き青木氏のノリノリのスラップが聴けるJAZZFUNK。
見せ場は梶原氏のカッティングソロ。

4. GRAND BLUE
ソプラノサックスのバラード
ここまであまり目立ってなかった松本圭司(key)のきれいなソロがいいですねー

5. INTERMISSION~INTERVIEW
参加ミュージシャンが"本田雅人について"を語ってます。
そして、
ある意味本作の最大の見せ場、本田雅人の生の声が聞けます。
"今回のライブについて"語ってます。

「ぼそぼそぼそ~」

6. BAD MOON
で、インタビュー明けでいきなりこの激しさです。
そのギャップに唖然。青木智仁(b)の激しいソロが聴けて涙モノです。もう2度と生で見れないわけですから。
本田と則竹の長いDuoも見どころ。

7. JOY
アルトを吹きながら、スタンドにセットしてあるバリトンも時折吹いてしまう本田氏。
どのサックスも軽くこなしてます。(国立音大主席卒だから当然か)
客席に近づいてソロをとる青木氏。
青木氏のソロと本田氏のバリトンのユニゾン部が本曲のメイン。
お客さんとの対話もあり。

8. サックスのためのソナタ第18番「おはこ」
ソプラノ→アルト→バリトンを次々に吹き分けるサックスのためのソナタ。
スカ風→4ビートと曲想が変わるたびに3種類のサックスを行ったり来たり。
曲芸っぽくならないのはやはり確かなテクとセンスということになるんでしょう。

9. MEGALITH
ご存知本田雅人の代表曲。
文句無し。

10.夏のサンタクロース
EWIによるしっとりしたバラード
「あー激しかった。おやすみなさい。」


「お気に入り度」 ★★★★★


○演奏終了後、クレジットロールが流れ終わって、本人&メンバーによる全曲解説が始まります。
○ある意味、松本圭司(key)氏のインタビュー風景が必見です。

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FORWARD MOTION / ELEMENTS

元PATMETHENYGROUPのMark egan(bass)とdanny gottlieb(ds)が結成したバンド「ELEMENTS」の1984年の作品。

大学1年の時、サークル(軽音楽部)の2コ上の先輩のバンドに誘われて「これ聴け!」って貰ったカセットテープの中にこの作品中の2曲「Forward Motion」そして「Heartlake」が入ってました。このテープには他に過去の先輩達のバンドのライヴが収録されてたんですが、KYLYNの「I'll Be There」やBrecker Bros.の「Strap Hangin'」、山下洋輔の「寿限無」とかやってて、今でもこのカセットテープは家宝です。

当時、自分自身メタルゴッド(別名/悪魔の申し子)だったもんで、このELEMENTSのふわふわした感じには違和感を感じてました。とにかくゴリゴリのバッキバキが好きだったんです。元RainbowのVocalist、Ronnie James Dioの「The Last In Line」とか「Holy Diver」とかコピーしてBANDやってた時期でした。METAL系以外の方にはさっぱりわからないと思いますが(汗)
しかし、先輩のバンドに入りJAZZ・FUSION系の曲に触れる機会が増え、いろいろなレコードを聴かされる内に、いつのまにかメタルゴッドを卒業、"魂を売りさばいた男"と呼ばれてしまいました。今ではJAZZ・FUSION系のBLOGを立ちあげるまで進行してしまったワケで、そういう意味でこの作品は自分のルーツと呼べる重要なものです(笑)

ベストトラックは、タイトル曲の「Forward Motion」そして「Heartlake」です。先輩がテープに入れてくれた2曲で間違いない。雰囲気たっぷりのマーク・イーガンのフレットレスベース、雲をつかむようなダニー・ゴットリーブのタイコ、ビル・エヴァンスのソプラノ&テナーも良し。しかし、一番気持ちいいのはクリフォード・カーターのシンセです。曲のほとんどがマーク・イーガン作で、彼独自のふわふわ路線が前面に出てます。夏の昼下がりに聴くと良すぎます。


○ELEMENTS
Mark Egan(4-&8-string fretless bass)
Danny Gottlieb(ds)
Clifford Carter(key)
Bill Evans(ts,ss)

------------------------------------

1. ROMPER ROOM(Egan) 8:53
2. SPIRAL(Gottlieb,Egan,Carter) 5:09
3. FORWARD MOTION(Egan) 7:37
4. BABY BOSSA(Egan) 4:44
5. HEARTLAKE(Egan) 10:53
6. 3-WAY MIRROR(Egan) 5:53


「お気に入り度」 ★★★★★


○ふわふわ涼しくなれますが、ヘッドフォンで聴くと細かいハイハットワークがピリピリして逆に神経が高ぶってしまう不思議盤

THE WORKS / NIK KERSHAW

昨日に引き続きポーカロ物をもう一つ。
1958年イギリス生まれのギタリスト&ヴォーカリスト、ニック・カーショウの「THE WORKS」です。

このCDを買ったきっかけは、元T-SQUAREのドラマーの則竹裕之氏がドラムマガジンかジャズライフのどっちかで紹介してる記事を見たことからでした。ニック・カーショウは既に音楽活動から身を引いてることもあり情報も少なくてよくわかりませんが、多分これも廃盤だと思います。
このレビューを書くにあたり少し調べたところでは、83年発売の「ザ・リドル」が全英3位にチャートイン。この曲は小泉今日子が歌ってヒットした「木枯らしに抱かれて」の原曲と言われているようです。
「出~会いは風の中~♪」っていうアレです。マーチング風のスネアドラムが印象的な泣ける曲でした。作曲者はアル○ィーの高○沢俊彦ということになってますが、完璧なパクリとして有名らしいです。
是非聴いてみたいんですが、amazonでも試聴出来ないみたいだし。。。


とか思って探してたらありました!(やはり、あそこですが。。。)


Nik Kershaw - The Riddle





イントロでお茶吹いた(笑)


でもやはり曲はカッコイイ。


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ここで少々脱線して、改めてYouTubeについて考えてみようと思います。
自分自身、過去の記事でYouTubeにリンクを貼っていることについて、(今日もやってしまいましたが...)


○You Tubeは無法地帯である。
○アーティストの著作権を侵害している。
○法を犯しているかもしれない。


という意識は常にありました。



「皆に見てもらいたい」「そのほうがよく伝わるだろう」と思ってリンクを貼ってました。
しかし今日、某音楽サイトでYou Tubeについて考察されているのを見てようやく気付きました。



アーティストにも敬意を払うのが
"真の音楽愛好家"である。







今日限りで、貼るのをやめます。
真の音楽愛好家になるために(汗

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「THE WORKS」に話を戻しますが、

プロデューサーにピーター・ウルフ、ジュリアン・メンデルゾーン。
ジュリアン・メンデルゾーンは後にT-SQUAREの「ウェルカム・トゥ・ザ・ローズ・ガーデン」のエンジニアを担当することになります。
それほど則竹氏をはじめとしてT-SQUAREのメンバーはニック・カーショウを買ってたということでしょう。そのへんのいきさつがCyberFusionのインタビューにあります。

ドラムは9曲がビニー・カリウタ、ジェフ・ポーカロは最後の1曲「WALKABOUT」しか叩いていません。
が、この1曲が絶品で得意のハーフタイムシャッフルが聴けます。
ニック・カーショウのたっての希望でジェフの参加が実現、残念ながらセールスには恵まれなかったようですが非常に完成度の高い作品となっています。


Nik kershow(vocals,guitars,key,programming)
Peter Wolf(key,synclavier)
Vinnie Colaiuta(ds)
Jeff Porcaro(ds on "walkabout")
Poulinho Da Costa(per)

Siedah Garrett(cho)
Michael Macdonald(cho) ほか


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1. ONE STEP AHEAD
2. ELIZABETH'S EYES
3. TAKE MY PLACE
4. WOUNDED KNEE
5. COWBOYS AND INDIANS
6. ONE WORLD
7. DON'T ASK ME
8. BURNING AT BOTH ENDS
9. LADY ON THE PHONE
10. WALKABOUT


「お気に入り度」 ★★★★★


○たかみーパクリすぎ

FRONT SEAT / 渡辺貞夫

1989年に発売されたナベサダこと渡辺貞夫の名盤。プロデューサーにGeorge Duke、Robbie Buchanan、YellowjacketsのRussell Ferranteの3人を起用。
あえてジャンル分けするとSmoothjazzになりますが、とにかく音が気持ちよくて、爽やかで乾いた感じの風を感じられる作品です。これからの季節にぜひオススメ。

2曲に参加のPatti Austinが歌う「ONLY IN MY MIND」と「ANY OTHER FOOL」が珠玉のバラードに仕上がってます。
一流ミュージシャンがサポートしていますので完成度が高いのは当然ですが、特筆すべきはJeff Porcaro(ds)の参加。ナベサダにジェフ?少し不思議な感じがしましたが、コレがバッコシはまってます。Patti Austinが歌うバラードのバックでのジェフのプレイ、涙モノです。この2曲はジェフの歌伴の中でも指折りのプレイだと思うんですが。

ブログを書くときには、紹介するCDを聴きながらいつも書いてるんですが、やっぱりこの作品がナベサダの中で1番好きですね。今そう思います。Robbie Buchananのプロデュース作品が特に良いです。


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1. SAILING (5:57)
渡辺貞夫(as) George Duke(syn) Paul Jackson Jr.(g) Abraham Laboriel(b) Carlos Vega(ds) Poulinho Da Costa(per) Syreeta Wright、Alex Brown、Carl Carwell(vo)

George Dukeのプロデュース。
1曲目から気持ちいいですね。時折入るコーラスワークとPoulinho Da Costaのperがgood!!


2. ONE MORE TIME (5:01)
渡辺貞夫(as) George Duke(syn、vo) Paul Jackson Jr.(g) Abraham Laboriel(b) Carlos Vega(ds) Poulinho Da Costa(per)

これもGeorge Dukeのプロデュース。いままでGeorge Dukeについてはあの風貌からしてほとんど興味が無かったですが、見直しました。
ベロベロ弾くだけの人だと思ってましたが、1曲目といいなかなかいいです。


3. ONLY IN MY MIND (4:46)
渡辺貞夫(sopranino) Robbie Buchanan(key、syn) Paul Jackson Jr.(g) Neil Stubenhaus(b) Jeff Porcaro(ds) Alex Acuna(per) Patti Austin(vo)

Patti Austin登場。Robbie Buchananのプロデュース。
ナベサダのsopraninoが泣いてます。当時「夜のヒットスタジオ(司会が古館)」にナベサダとパティで出演した時もこれ歌ったんですが良かったですねー。
89年といえば日本がバブルに踊ってたころです(遠い目)
ジェフのプレイも必聴。


4. MILES APART (4:13)
渡辺貞夫(as) Robbie Buchanan(key、syn) Paul Jackson Jr.(g) Neil Stubenhaus(b) Jeff Porcaro(ds) Alex Acuna(per)

このイントロ。smoothjazzの王道ですね。
気持ちよすぎです。


5. ANY OTHER FOOL (5:08)
渡辺貞夫(as) Robbie Buchanan(key、syn) Paul Jackson Jr.(g) Neil Stubenhaus(b) Jeff Porcaro(ds) Alex Acuna(per) Patti Austin(vo)

Patti Austin2曲目の登場。いやーこれ良すぎですわ。
プロデューサーのRobbie Buchananって誰なんでしょうか?センスの固まりのような人ですね。
Patti Austinは歌い上げてるしジェフのタイコはいいし文句無し。


6. ON THE WAY (5:21)
渡辺貞夫(as) Robbie Buchanan(key、syn) Paul Jackson Jr.(g) Abraham Laboriel(b) John Robinson(ds) Alex Acuna(per)

Smoothjazzの決定版みたいなインスト曲。
Paul Jackson Jr. → Robbie Buchanan → ナベサダ のソロオーダー
それを支えるJohn Robinsonのタイトなドラム。
本作の裏ベストです。


7. ANGA LA JUA (PLACE IN THE SUN) (4:24)
渡辺貞夫(as) Russell Ferrante(key) Jimmy Haslip(b) Alex Acuna(ds ,per) Efrain Toro(per)

Russell Ferranteのプロデュース。雰囲気が変わってマッタリとしてきました。
Jimmy Haslipのベースが心地よくうねってます。Russell Ferranteっぽい浮遊感がよくでてる。


8. WILD FLOWERS (3:24)
渡辺貞夫(as) Russell Ferrante (key)

このduo、本作のベストか。
ナベサダは写真家としても有名ですが、彼の撮った風景が浮かんでくるような曲です。
哀愁たっぷり。


9. FRONT SEAT (2:58)
渡辺貞夫(as) Russell Ferrante(key) Jimmy Haslip(b) Oscar Castro-Neves(ag) Alex Acuna(ds、per) Efrain Toro(per)

この曲だけ浮いてるんですが。。。(タイトルチューンにもかかわらず)
他は全部Smoothjazzなのにこの曲だけボサノバ。
まー気持ちいいからいいんですけどね。


10. TAKIN' TIME (4:38)
渡辺貞夫(as) Robbie Buchanan(key、syn) Paul Jackson Jr.(g) Neil Stubenhaus(b) Jeff Porcaro(ds) Alex Acuna(per)

しっとりと作品の最後を締めくくるバラード。
曲の後半、ジェフのタイトなフィルが入ります。



「お気に入り度」 ★★★★★


○爽やかな風が感じられます。
○ジェフはやっぱりいいですねー。

EYE OF THE BEHOLDER / CHICK COREA ELEKTRIC BAND

やはり今思うに、CHICK COREA ELEKTRIC BAND は青春の1ページでした。
DAVE WECKLのマネして、ハイハットの左にタムを置いてみたり、右のトップシンバル下にハイハットをセッティングしてみたり。。。

中でも1番流行ったのが、TOPがK-ZILDJIAN+ボトムがZ-ZILDJIANというハイハットの組み合わせ。しかも奇数の13インチ(ハイハットは14インチが主流です)。
当時のFUSION系アマチュアドラマーは全部これだったんじゃないでしょうか(笑)
こぞってみんなが買いに走ってたのでZのボトムが品薄だった気がします。たしか3ヵ月待ちでした。K-CUSTOMのライドと共に無事入手出来たんですけども。
(かなりマニアックな話ですなー)

まあそれだけカッコよかったのは間違いないです。
86年の「LIVE UNDER THE SKY」でのRAMBLEがYou TubeにUPされてます。
もう20年もたってるんですが、今見ても新鮮な驚きがあります。

RAMBLE



マドリードでのライヴLD「ELEKTRIC CITY」とかよく見てました。ギターがスコット・ヘンダーソンで、黒人ダンサーが踊ってるやつです。
ELEKTRIC BANDで思い入れのあるのはやはり1stなんですが、今回紹介するのは彼らの3枚目の作品「EYE OF THE BEHOLDER」です。
1枚目、2枚目までのELEKTRIC路線から一変、ACOUSTICに回帰しかなり話題になりました。評価の分かれるところでしょうが、自分はこの3枚目が彼らの最高傑作だと思います。

ライナーにも書かれてるとおり、前2作と比べてトータル・アルバムとしてまとまっており、チックコリアの色が濃く出てます。
バンドというよりチックのプライベートな作品という感じの仕上がりで、とても落ち着いて聴けるところがいいですね。
ELEKTRIC BAND名義の作品なのにピアノソロの曲も1曲ありますし。裏ジャケに「THIS ALBUM IS DEDICATED TO MY FATHER, ARMANDO」とあり、チックのこの作品に対するスタンスが見えてきます。"激しいサウンドの中にもソフトな響きを盛り込んだ"傑作です。


○CHICK COREA ELEKTRIC BAND
Chick Corea(p,synth)
Dave Weckl(ds)
John Patitucci(b)
Eric Marienthal(sax)
Frank Gambale(g)


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TOTAL ALUBUMということで曲解説は無しの方向で。


1. HOME UNIVERSE (2:46)
2. ETERNAL CHILD (4:50)
3. FORGOTTEN PAST (3:00)
4. PASSEGE (4:53)
5. BEAUTY (7:48)
6. CASCADE-PARTⅠ (2:00)
7. CASCADE-PARTⅡ (5:08)
8. TRANCE DANCE (5:50) ←←←EKBの中で1番好きな曲(これだけは聴いてほしい)
9. EYE OF THE BEHOLDER (6:32)
10. EZINDA (6:54)
11. AMNESIA (3:30)


「お気に入り度」 ★★★★★


○このメンバーでの復活ELEKTRIC BANDの新作「TO THE STARS」もいいですぞー
○最近のライヴDVD見たら全員激太り&フランクギャンバレがスキンヘッド

Live at Seventh Avenue South / Mike Mainieri Quintet

80年代のFUSION界をリードしていた伝説のグループ「ステップス」(83年にステップス・アヘッドと改名)
その中心人物がビブラフォン奏者のマイク・マイニエリです。
80年12月に来日した際、六本木ピットインでのライヴを収めた2枚組「スモーキン・イン・ザ・ピット」は大ブレイクしました。
当時のメンバーは、Mike Mainieri(vib)、Michael Brecker(ts)、Don Grolnick(p)、Eddie Gomez(b)、Steve Gadd(ds)

今回紹介する作品は、「スモーキン・イン・ザ・ピット」の翌年、別メンバーによる「セヴンス・アヴェニュー・サウス」でのライブアルバム。
収録曲はステップスでお馴染みのものばかりで、いわゆる「裏ステップス」とも言える。
ステップスと同じメンバーはマイニエリとエディ・ゴメスのみ、サックスにボプ・ミンツァー、ドラムスにオマー・ハキム、ピアノがウォーレン・バーンハート。

中身のほうですが、これぞFUSION!!
バリバリの演奏が聴けます。

特にウォーレン・バーンハートがこんなに激しいピアノを弾くのは他では聴けないハズです。
当時弱冠22歳(!)のオマー・ハキムのプレイもスゴイ。
オマーについては、ライナーによると82年にウエザー・リポートに加入する以前で、80年7月にマイニエリが渡部香津美の"TOCHIKAツアー"で日本に初めてオマーを紹介した直後の演奏っていうことです。(信じられん。。。)
この作品の最大の見せ場は「Bullet Train」。ウォーレン・バーンハート→マイニエリ→ボプ・ミンツァー→オマーの順でブリブリのソロが聴けます。
ライヴならではの荒削りなガサッとしたところが魅力。
これぞFUSION!!(2回目)

実はこのライヴには映像があります。
「Tee Bag」と「Flying Colours」は見たことがある。多分レーザー・ディスクが出てたんじゃないだろうか。
オマーがまだギラギラして汚かった(笑)→(マドンナのサポートとかやりだしてから金持ち風のファッションになったけど。。。)
リズム隊を後ろ向きに見ながら弾くウォーレン・バーンハートや、マイニエリが他のメンバーのソロの間、カウベルを叩いてたのがカッコよかった。
「Flying Colours」のウォーレン・バーンハートのソロが聴き覚えあるから、間違いなくこのCDの映像版があるハズ。
誰か掘り出してくれ!!

96年にほぼ同じメンバーで来日、ブルーノート東京でのライブを行ないました。
その時のマイニエリの談話がCyberFusionさんで公開されてます。
このメンバーでステップスの再結成もあり得たってことです。

○Mike Mainieri Quintet
Mike Mainieri(vib)
Bob Mintzer(ts,ss,bcla)
Warren Bernhardt(p,key)
Eddie Gomez(b)
Omar Hakim(ds)

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1. Tee Bag(4:41)
「スモーキン・イン・ザ・ピット」の1曲目もこれ。
ステップスのOPENINGテーマなんでしょう。
リラックスした雰囲気の中でも、オマーがはじけてます。
GADDと比べるとその違いがおもしろいかも。

2. Flying Colours(8:02)
81年発売のマイニエリのソロ「Wanderlust」に収録。
以下おもにこのソロアルバムの曲を演奏してます。
ウォーレン・バーンハートのソロが必聴もの。

3. Song For Seth(12:22)
「スモーキン・イン・ザ・ピット」でもやってるマイニエリのvibが美しいバラード

4. Bullet Train(11:55)
本作のメイン。
ステップスといえばこの曲ですね。
マイニエリのソロがスゴイし、オマーの叫び声も聴こえます。
ボブ・ミンツァーも吼えてます。
必聴!

5. Sara's Touch(9:56)
このピアノのイントロ、いつ聴いてもいいねー
この曲はやっぱりマイケルブレッカーのver.に軍配でしょうか。

6. Bamboo(7:09)
ボプ・ミンツァーのバスクラをテーマに使用したミディアムテンポの曲。
マイニエリのソロの後半、オマーが倍テンのビートで盛り上げてます。

7. Crossed Wires(4:41)
この作品の最後を飾るにふさわしい爽やかなナンバー。
ボプ・ミンツァーのソロのバックでオマーが暴れてます。


お気に入り度 ★★★★★


○映像復刻を期待してます。
○「スモーキン・イン・ザ・ピット」が未発表曲追加で復刻してるので買い直してみてはどうでしょう。

MOBO SPLASH / 渡辺香津美

ギターシンセを導入した渡辺香津美の1985年の作品。
ポンタのタイコが鳴りまくってて、ポンタ参加のアルバムの中で一番好きかもしれない。
「十六夜」「CRISISⅢ」など名曲揃い。中でも「スプラッシュ」でのポンタのドラムプレイは大のお気に入りです。
この「スプラッシュ」のドラムについて、2ちゃんねるのポンタスレではコケてるだのスカってるだのと散々でしたが、俺は大好き(・∀・)
当時、アレンジャーの井上鑑が司会のNHK音楽番組「ベストサウンド」に渡辺香津美MOBOⅢ(ポンタ+グレッグ・リー)がゲストで登場した時の高速「ユニコーン」、「スプラッシュ」の演奏はビデオに録画して腐るほど見ました。
その映像がYou TubeにUPされてます。


UNICORN
SPLASH


画質がいまいちのためディテールが伝わらないかもしれませんが、無茶苦茶影響を受けました。
プレイは勿論のこと、その暑苦しいファッションまでも(笑)
「スプラッシュ」のドラムソロの一番おいしい部分がグレッグ・リーの顔アップなのが納得いかないんだけども・・・


MOBOⅢ→ジェフ・バーリン(b)+ビル・ブラッフォード(ds)の「THE SPICE OF LIFE」→リチャード・ボナ(b)+オラシオ・エルナンデス(ds)のNew Electric Trio「MO'BOP」と香津美のギタートリオは発展していくわけですが、このMOBOⅢの時期はやはり押さえておくべきでしょう。なんといってもこの時期、香津美はマイルスグループに誘われてた頃ですからね。(なんで断ったか不明ですけどね・・・)

その他、この作品の見どころとしてマイケルブレッカーとサンボーンの参加が特に大きい。ブレッカーが歌い上げ、サンボーンが珍しくぶち切れてます。


渡辺 香津美 (electric guitar, acoustic guitar,guitar synthesizer, keyboards,digital sampler)
GREGG LEE (electric bass)
村上“ポンタ”秀一 (drums, percussion)
井野 信義 (Z-bass, acoustic bass)
橋本 一子 (voice)
梅津 和時 (alto sax)
DAVID SANBORN (alto sax)
MICHAEL BRECKER (tenor sax)

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1. アフタヌーン・イン・ザ・パーク [K.Watanabe]
AFTERNOON IN THE PARK
[Kazumi Watanabe / Gregg Lee / Shuichi Murakami / Michael Brecker]

牧歌的な音色の香津美のギターシンセが印象的。
ブレッカーも長いソロを歌い上げてます。


2. スプラッシュ [K.Watanabe - G.Lee - S.Murakami]
SPLASH
[Kazumi Watanabe / Gregg Lee / Shuichi Murakami]

冒頭でも書きましたが、ポンタにハマルきっかけになった曲。
タイム感が最高です!


3. 十六夜 [K.Watanabe]
IZAYOI
[Kazumi Watanabe / Gregg Lee / Shuichi Murakami / David Sanborn]

珠玉のバラードです。
TOCHIKAの「SAYONARA」を超えました。
やはりサンボーンですね。メロー♪


4. 時には文句も [K.Watanabe]
SOMETIMES WE SAY MONK
[Kazumi Watanabe / Gregg Lee / Shuichi Murakami / Kazutoki Umezu]

ドクトル梅津参加。
4ビートにチェンジしてのギターシンセのソロが良い。
曲が上品だから梅津のフリーっぽいソロも違和感無し。


5. クライシスIII [K.Watanabe]
CRISIS III
[Kazumi Watanabe / Gregg Lee / Shuichi Murakami / Michael Brecker]

キングクリムゾン風。MOBOⅢならではの名演。
ポンタのタイコは鳴りまくってるし、ブレッカーのソロで倍テンの4ビートになる部分がゾクっときます。
この1曲聴くだけでも買い。


6. 瓢簟こまねずみ [K.Watanabe, S.Murakami]
GOURD-TOP-MOUSE
[Kazumi Watanabe / Gregg Lee / Shuichi Murakami / Ichiko Hashimoto]

ポンタ氏のオリジナルでしょうか。
橋本一子の透明ボイスが聴けるカワイイ曲です。


7. シナプス [K.Watanabe]
SYNAPSE
[Kazumi Watanabe / Nobuyoshi Ino / Shuichi Murakami]

これは名曲ではなかろうか。
ベースに井野 信義。
全編香津美のギターソロ。


8. 師走はさすがに忙しい [K.Watanabe]
BUSIEST NIGHT
[Kazumi Watanabe / Gregg Lee / Shuichi Murakami / David Sanborn]

サンボーンがブチキレ。YES!!



「お気に入り度」 ★★★★★


○ムッシュ・ニコル最高!(俺には似合いませんが)

Bass Desires / Marc Johnson

マーク・ジョンソンはビル・エヴァンス(piano)最期のトリオのベーシスト。
本作品はジョン・スコフィールドとビル・フリゼルのツインギター、ベース、ドラムの編成。
そんじょそこらのツイン・ギターではないことは明らか。色っぽい変態オヤジ(ジョンスコ)と、狂気の大学教授(フリゼル)の組み合わせですから。
(いづれも勝手なイメージですが。。。)

中身の方ですが、ジョンスコが地味に思えるくらい、フリゼルのギターシンセが強力な個性です。
斑尾のニューポートジャズフェスでのLIVEをラジオで聴いたことはありますが、やはり生で見たいバンド1位。

ピーター・アースキン目当てに買ったレコードでしたが、これが初めて買ったECMレーベル。今思えば、最初にこれに当ったということはかなりLuckyだった。以来、ECMっていいイメージしか残って無いですから。
コルトレーンの『至上の愛』Part-2をメインに、20年以上聴き続けている名盤。

寝苦しい夏にクール系のアロマを焚いて聴くと最高です。
涼しくなれます。

○Bass Desires
Marc Johnson(Bass)
Bill Frisell(Guitar、Guitarsynthesizer)
John Scofield(Guitar)
Peter Erskine(Drums)

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ECMといえば、
今年の2月頃、ユニクロからECMの代表作のジャケットをプリントしたコラボTシャツが発売されてたらしく、1枚1,000円でラインアップは以下のとおり。

(1)Pat Metheny & Lyle Mays - As Falls Wichita, So Falls Wichita Falls
(2)Michael Galasso - Scenes
(3)Berlin Contemporary Jazz Orchestra
(4)Keith Jarrett/Gary Peacock/Jack DeJohnette - At The Blue Note / The Complete Recordings
(5)Keith Jarrett - The Melody At Night, With You
(6)Keith Jarrett / Gary Peacock / Jack DeJohnette - Whisper Not
(7)Dave Holland Big Band - What Goes Around


思いっきり買いそびれました。
今は店頭にも無く、ユニクロのサイトでも品切れとなっています。
キースの「The Melody At Night With You」と「Whisper Not」の黒地ver.は欲しかった。再発&第2弾に期待。
メセニーの「TRAVELS」とか発売したら売れると思うんですが。。。

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1. Samurai Hee-Haw(Mark johnson)
日本をイメージした東洋風テーマの曲。
ジョンスコのソロ→フリゼルのソロ→アースキンのソロ
全部いい。名曲・名演です。

2. Resolution(john coltrane)
本作のメイン。
マーク・ジョンソンのソロからSTART。
フリゼルのギターシンセがスピリチュアルな雰囲気を増幅させる。
「前半部のジョンスコのソロいいなー」とか思っていると、突然

「キョワッ!」
フリゼルのソロ開始。
ジョンスコが地味に見えます。強烈な個性。

ピーター・アースキンのソロからテーマ
マーク・ジョンソンのソロで終演
ENDING前のピーター・アースキンのソロは神がかって聴こえる。

必聴の名演でしょう。

3. Black Is the Color of My True Love's Hair(Traditional)
邦題は「わが恋人の黒髪」
スペイシーなギターDUOが中心の曲。
よく眠れます。

4. Bass Desires(Peter Erskine)
バンド名を配したこれもいい。
ドライブするアースキンのタイコに乗っかって、ジョンスコが乗り乗りです。
全般的にアースキンが叩きまくってます。

5. A Wishing Doll(Elmer Bernstein/Mack David)
「十戒」「荒野の7人」等で有名な映画音楽作曲家「エルマー・バーンスタイン」の曲
フリゼルが弾くテーマ、ジョンスコのオクターブ奏法のソロ、いいですな。

6. Mojo Highway(Marc Johnson)
オリエンタルなテーマが印象的なレゲエビートの曲。
このバンドの良さがにじみ出てます。

7. Thanks Again(John Scofield)
ジョンスコの代表曲ですが、フリゼルの参加で別モノの雰囲気に。
でもやはり最後は、アロマの香りにつつまれながら「おやすみなさい」


「お気に入り度」 ★★★★★

○「ECMの宝」との誉れ高き作品
○再結成してくれないかな。。。

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