JAZZ、FUSION系を中心に手持ちCD・DVDのレビューを書き綴っています。

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Positivity / incognito

incognitoを語る上で絶対に外せない一枚であり、90年代のアシッド・ジャズ・ムーヴメントの金字塔的作品だと個人的に思ってるのがコレ。インストゥルメンタルの多かった前作の「Tribes,Vibes and Scribes」に比してメイザ・リークのヴォーカルを前面に。
とにかくリズムが気持ちよくて、体が自然に動いてくるし、聴いてて頭がすっきりする。車の中で聴いたりすると最高。中でもミディアムテンポのグルーヴナンバー「Still A Friend of Mine」「Smilling Faces」「Inversions」は激オススメ!
自分がincognitoが好きなのはやはりシンプルな音作り&どことなく懐かしい響きの曲。見た目は?のブルーイですが、文句無しのファンです。
この「Positivity」は日本盤とUS盤では収録曲・曲順が違うようです。自分が持ってるのは日本盤ですが、収録曲の多いUS盤を購入されたほうが良さげですね。

incognito
Maysa Leak(Lead and Supporting Vocals)
Mark Anthoni(Lead and Supporting Vocals)
Sarah Brown(Supporting Vocals)
Richard Bailey(Drums)
Thomas Dyani(Percussion)
Randy Hope Taylor(Bass)
Patrick Clahar(Tenor,Soprano Saxophones)
Fayyaz Virji(Trombone)
Kevin Robinson(Trumpet/Fligerhorn)
Graham Harvey(Keyboads/Vocorder Keys/Bass Synth)
Peter Hinds(Keyboads)
J.P."Bluey"Maunick(Guitar/Vocals/Keyboads/Bass/Drums and Percussion Proguramming/Vocorder Voice)

こちらはウエスト・コースト・ジャズの雄、チコ・ハミルトン・クインテット/チコ・ハミルトン(「邦題 ブルー・サンズ」Pacific Jazz、1955年録音)というアルバムですが、「Positivity」のジャケットとそっくりです。楽器の配列、色、立ち振る舞いと明らかに意識的に似せている。このチコ・ハミルトン・クインテットはジャズ評論家である寺島靖国著「辛口!JAZZノート」で紹介されてたので持ってます。リーダーのドラマーであるチコ・ハミルトンのブラシを聴くアルバムなんですが、ブルーイがウエスト・コースト・ジャズからも影響を受けていることがうかがい知れて興味深い。


01. Still A Friend Of Mine
02. Smiling Faces
03. Where Do We Go From Here
04. Positivity
05. Deep Waters
06. Pieces Of A Dream
07. Talkin' Loud
08. Thinking 'Bout Tomorrow
09. Do Right
10. Inversions
11. Better Days
12. Keep The Fires Burning
13. Givin' It Up
14. Still A Friend Of Mine (Acapella)


「お気に入り度」 ★★★★★


# こんなカッコイイのは滅多にお目にかかれない。
# ドラムとベースだけで踊れます。


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Conscious Mind / 吉弘千鶴子

吉弘千鶴子は、JIMSAKUやOTTOTTRIO(野呂一生、安藤まさひろ、是方博邦)のサポート等で知られるピアノ/キーボーディスト。
古館と阿川泰子が司会の資生堂提供のトーク&音楽番組「おしゃれ30・30」(おしゃれカンケイ、おしゃれIZMの前身)にアレンジャー兼キーボーディストとして参加。現在の女性ピアニスト・ブームのはしりみたいな存在の人です。

しかしこの人はただの美人ピアニストではない。日本とニューオーリンズの両方を拠点として活動、ゴスペルのアルバムを発売するなど、筋金入りのブラック・ミュージック派。(OTTOTTRIOのライヴではヒラヒラの白いフリル付きスカートだったんですが。。。)

本作は1993年にジャズの名門レーベルのヴァーヴレコードから発売された彼女の1stリーダーアルバム。斉藤ノブ氏がプロデュースで、当時日本でも盛り上がっていた“アシッド・ジャズ”テイストの作品でロンドン録音。インコグニートのメンバーや、スペシャルゲストとしてロニー・ジョーダンも参加してます。
発売後10年以上経った現在においても、海外では未だラジオでオンエアーされ続け、クラブ系DJの必須アイテムとなっているとのこと。自分もUKソウルにハマッていた時期があり、この作品とインコグニートの「Trives,Vibes and Scrives」はよく聴いてました。続編が出るとの噂から発売を待ちわびて早や13年...
Grover Washington Jr.でお馴染みの「Winelight」やハンコックの「Tell Me A Bed Time Story」、デオダートの「Skyscrapers」が硬質かつクールに蘇ってます。自分の持ってるのはUS盤ですが、ジャケットもサウンドも日本人の作品だとは到底思えないであろう作品。クールな都会派の方は是非!

Chizuko Yoshihiro (Piano,Rhodes)
Ronny Jordan (Guitar)
Steve Williamson(Tenor Saxophone)
Max Beesley(Vibraphone)
Randy Hope Taylor(Bass)
Andy Gangadeen(Drums)
Thomas Dyani Akuru(Percussion)

ほか

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1. Conscious Mind (Chizuko Yoshihiro)
クールな打ち込み系のサウンドの上で奏でられるピアノのテーマが何ともすっきり。
Richard MazdaのRAP。

2. Central Junction (Chizuko Yoshihiro)
インコグニートのリズム隊が作り出す極上のビートは必聴。ブラスセクションに絡むローズピアノがこれまた格別。
最初に聴いた時はインコグニートのブルーイのオリジナル曲だと思った。カッコよすぎる。

3. Winelight(William Eaton)
~Dedicated To Grover Washington Jr.
ワインライトです。オリジナルと比べてかなり硬質に仕上がっている。
フルートソロが“アシッドジャズ”の香り。
このベースラインの気持ち良さは永遠。

4. Moonlight Serenade (Glenn Miller)
グレンミラーのスタンダードをクラブ系にアレンジ。
Max Beesleyのビブラフォンソロ、吉弘のピアノソロとも攻撃的で、オリジナルの持つムード音楽的部分を極限までそぎ落としてる感じ。

5. Replicant (Chizuko Yoshihiro)
ベースとドラムが打ち込み。
ロニー・ジョーダンのクールなプレイが光る。
Colin Steeleのミュートトランペット、Richard MazdaのRAP。都会派です。

6. The Things We've Waited For... (Chizuko Yoshihiro)
思い描いていた夢がいつか叶う...という意味の曲で、女性コーラスの入る優しい雰囲気のナンバー。
ここまで硬質かつクール路線だったので、とても清涼感を感じる。お気に入り曲。

7. Skyscrapers (Eumir Deodato)
フュージョン路線の色濃いアレンジ。彼女がフュージョンプレイヤーであることを証明してくれる。
ハモンドソロが懐かしい響き。ホーンセクションも鳴ってます。

8. Tell Me A Bed Time Story (Herbie Hancock)
ハービー・ハンコックの名曲をクールなUKソウルアレンジで。
ロニー・ジョーダンのアコースティックギターソロが爽やか。
名演!

9. Sweet Joker (Chizuko Yoshihiro)
最後はコテコテのファンキーチューン。「おしゃれ30・30」で見てた彼女のイメージとは全く違う“黒い”演奏。
クラブでのライヴ演奏っぽい仕上がり。


「お気に入り度」 ★★★★★


# プロデューサーが斉藤ノブ氏なのがミソであり、よくわからない部分でもある。 
# 続編が翌年に録音されたとの噂だったが、出てるのか不明。




(番外編)
OTTOTTRIOでのライヴ映像!でショルダーキーボードを弾く吉弘さんが見れます。
こんなレア映像が残っていたとは...You Tube恐るべし。
特に「GUITAR CUBIC」はスゴイ!

OTTOTTRIO with CASIOPEA & T-SQUARE/ VENUS

TRIBES, VIBES + SCRIBES/ INCOGNITO

Jean-Paul "Bluey" Maunick(G) を中心としたUKのクラブミュージックのバンド。ヴォーカルはスティーピー・ワンダーのアルバムにも参加していたメイザ・リーク。
「とりあえずカッコイイから聴いて」としかいいようがないほど、カッコイイ!
1曲目「Colibli」のギターのイントロ。「Don't you worry 'bout a thing」のコーラスなど、聴き所満載。vocalナンバーだけでなく、インストゥルメンタルの曲も多く、バンドとしてのこだわりを感じます。

私事ですが、
以前、「こういう音楽がやりたい!」って無謀にもこのアルバム紹介しつつ楽器店にバンドメンバー募集の貼り紙を出した。
1週間後サックスやってるお坊さん(本物お寺の住職)から電話がかかって来た。

「楽器店で貼り紙見ました。ジャズのスタンダードをやってるんですけど、一緒にやりませんか?」
「違うんです。俺はアシッド・ジャズがやりたいんです(^^;」

結局、そのお坊さんが主催していたコテコテのジャズサークルに1年間も在籍してしまいました(ぉ

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1. Colibri
冒頭でも書いたギターのイントロ、それに続くベースのライン。
カッチョエエ~~
(インスト)

2. Change
メイザ・リーク登場。
曲がいいねー、時折現れるkeyのフレーズが印象的。

3. River in My Dreams
アカペラの小曲

4. Don't You Worry 'Bout a Thing
ご存知、スティービー・ワンダーの曲。
人気曲です。

5. Magnetic Ocean
ベースソロが効果的な落ち着いた曲想
UKっぽい
(インスト)

6. I Love What You Do for Me
これもいいねー
メイザ・リークの魅力が全開です。

7. Closer to the Feeling
これぞ、JAZZFUNK!
統制の取れたホーンセクションが最高
(インスト)

8. L'Arc en Ciel de Miles
ミュートトランペットのソロがあるので、MILESDAVISにTRIBUTEした曲かもしれない。
(インスト)

9. Need to Know
正統派JAZZFUNK
ローズみたいな音のエレピは、この手のサウンドに欠かせませんね。
(インスト)

10. Pyramids
FUSIONっぽいタッチの曲。
ホーンのSoloがfeaturingされてる。
(インスト)

11. Tribal Vibes
落ち着いたFUNKTUNE。
途中パーカッションが目立つ箇所がお気に入り。
(インスト)


12. Celebrate Your Life *

13. Keep The Promise(Duet) *
14. Bata Rumba *

(* 12.13.14. 日本盤BONUSTRACK)


「お気に入り度」 ★★★★★


○こんなBANDがやりたいよ。
○車の中で聴いてほしい作品です。
  • ALLAN HOLDSWORTH IN JAPAN (05/05)
  • アナログ音源のデジタル化 その4 (07/23)
  • アナログ音源のデジタル化 その3 (05/11)
  • アナログ音源のデジタル化 その2 (05/05)
  • アナログ音源のデジタル化 (05/04)
  • 廉価盤1,000円CD (12/29)
  • SON / 松岡直也&WESING (Romantic Version) (05/03)
  • 結晶~SOUL LIBERATION / ORIGINAL LOVE (04/14)
  • first / 夜総会BAND (03/23)
  • ブラームス 間奏曲集他 /グレン・グールド (03/04)
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