milkybar音盤絵巻

手持ちCD・DVDのレビューを徒然なるままに書き綴ります。JAZZ、FUSION系を中心に週1ペースで更新(目標)

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Soul Of The Tango(The Music Of Astor Piazzolla) / Yo-Yo Ma

2007.12.30 (Sun)
中国系アメリカ人チェリスト、ヨーヨー・マが“タンゴの革命児”伝説のバンドネオン奏者「アストル・ピアソラ」の曲を取り上げたアルバム。邦題は「ヨーヨー・マ・プレイズ・ピアソラ(1997年発売)
サントリーローヤルのCMにこのアルバムの中の曲「リベルタンゴ」が採用され大ヒットしました。

最近ヨーヨーの作品をよく聴いているが、キッカケは我が家の音楽事情から。
うちの息子(小6)は、国立音楽大学声楽科卒の先生(超美人)に声楽を、娘(小1)も同じ先生にピアノをそれぞれ習っています。
先日そこの音楽教室の発表会があり、息子はカッチーニの「アヴェ・マリア」を歌い、娘は「かわいい音楽家」を演奏しました。息子の「アヴェ・マリア」では家内がピアノ伴奏を行ったため、自分以外一家総出の発表会となり結構大変な事になっていましたが。。。

そして発表会の最後に講師の先生方による演目があり、そこで演奏されたのがアストル・ピアソラの「リベル・タンゴ」でした。ピアノ、チェロ、ヴァイオリンによる3重奏で、この情熱あふれる曲にいたく感動した次第。
「リベル・タンゴ」の入っているアルバムを探したところ、ヨーヨーの作品がすぐに見つかり本作「プレイズ・ピアソラ」と別ヴァージョンのリベルタンゴが聴ける「Yo-Yo Ma The Best Collection」を購入。最近はこの2枚がヘヴィローテーション。

タンゴというと「ラ・クンパルシータ」ぐらいしか思い浮かばなかったが、このピアソラ曲集を聴きアルゼンチンタンゴの奥深さに少し触れられた感じで、タンゴのイメージが自分の中で広がりました。
ライナーにあるように、タンゴの本質は自由、情熱、エクスタシー。現代最高のチェリスト、ヨーヨーによって奏でられるタンゴはとても情熱的。チェロの響きは人間の肉声に近いと言われており、ストレートに体に染み込んでくるような気がする。静かな夜に聴くと格別な一枚ですね。

ヨーヨー・マ(チェロ)
セルジオ&オダイル・アサド(ギター&編曲)2,3
キャサリン・ストット(ピアノ)5,6,9
ネストル・マルコーニ(バンドネオン)1,4,6,8-11
アントニオ・アグリ(ヴァイオリン)1,6,8,9
オラシオ・マルビチーノ(ギター)1,6,8,9
エクトル・コンソーレ(ベース)1,4,6,8,9
レオナルド・マルコーニ(ピアノ)1,4
ヘラルド・ガンディーニ(ピアノ)8
フランク・コルリス(ピアノ)10
エドウィン・バーカー(ベース)10
オスカル・カストル=ネベス(プロデュース、アコースティック・ギター)1
ホルヘ・カランドレリ(編曲)1,4,6,8-11
アストル・ピアソラ(バンドネオン)7, (1987年8月録音)

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01. リベルタンゴ
情熱的なテーマ。チェロの響きが染みてくる。
プロデューサー、オスカル・カストル=ネベスのアコースティックギターもいい。
どことなく時代劇「江戸を斬る」のテーマにも似てるかな?

Astor Piazzolla - Libertango(ヨーヨー・マがプレイしてます。)


タンゴ組曲
02.アンダンテ
03.アレグロ


このタンゴ組曲が本作のベストか。
ピアソラがセルジオ&オダイル・アサドのギター兄弟に惚れ込んで進呈した組曲とのこと。
特にアンダンテにおける二人のギターが素晴らしい。ヨーヨーの息づかいも聴こえてくる。

アレグロでは速いパッセージとゆったりとした部分の緩急が素晴らしい。ギターとチェロの絡みが情熱的かつ官能的。「ブン、チャ♪ブン、チャ♪」というリズムが自分の中でのタンゴのイメージだったけれども、全く変わってしまった。

04. スール(南):愛への帰還
「南」とはブエノスアイレスの下町のこと。ネストル・マルコーニのバンドネオンによるテーマが泣ける。後半チェロとのユニゾンのテーマも郷愁たっぷり。

05. ル・グラン・タンゴ
ヨーヨーとキャサリン・ストット(ピアノ)による二重奏。
漂うように情感たっぷりのチェロ、寄り添うように曲を盛り上げるピアノ。
素晴らしく美しい曲。生で聴きたい曲だ。

06. フガータ
アルゼンチンを代表する舞踏家オスカル・アライスの依頼で書いたバレエ組曲「タンガータ」の第1楽章。チェロ、ピアノ、コントラバス、バンドネオン、ギター、ヴァイオリンによる演奏。

07. 追憶のタンゴ
ヨーヨー・マ チェロ(1997年4月)&アストル・ピアソラ バンドネオン(1987年8月)

87年にピアソラが録音したバンドネオンのモチーフに10年後の97年ヨーヨーが多重録音で共演。

08. ムムーキ
ピアソラが晩年のコンサートでは必ず演奏していた曲。
冒頭のピアノとチェロの部分、ヴァイオリンが入ってくる展開部が美しい!
これもコンサートホールとかで生で聴きたい曲。

09. 現実との3分間
アレンジが「マイスパニッシュハート」あたりのチック・コリアの雰囲気。

10. 天使のミロンガ
舞台劇のために書かれた哀愁たっぷりのバラード。(器楽曲の場合バラードのことを何と呼ぶんだろうか)
バンドネオンの響きが泣かせてくれる。叙情的でとても美しいナンバーです。

11. カフェ1930
最後はチェロとバンドネオンによる二重奏。
バンドネオンの悲しい響き、ヨーヨーの情感的なチェロの音色に酔いしれます。
素晴らしいアルバムでした。


「お気に入り度」 ★★★★★


# 来年はチェロを中心に室内楽もチョコチョコ聴いていきたい。
# 「次回の発表会はお父さんもドラムで参加OK!」との事なので今から楽しみ。娘とリチャード・ティー&スティーヴ・ガッドのデュオみたいな感じで演りたい。(夢のまた夢ですが。。。)


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